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総合的な学習の時間 | 小学校の情報学探究 | 第1回

ふしぎを見つける

「なんでだろう」と 思ったことを 数えて 確かめる 8回が、今日から はじまる

10〜45分
教師用メモ

準備 教室コードを 1 つ決めて入れる(この単元は第8回まで同じコードを使う。変えると前に書いたカードが見えなくなる)。児童の端末(たんまつ)には QR か、開いた状態で配る。「教師」を押す。端末が無い学級は、ふしぎを書く紙を一人 1 枚。体験 01 は端末の中だけで動くので、通信が止まっていてもできる。

投影 08 枚目で教室のふしぎが右に集まる。名前は出ない。07 枚目の「ふしぎのたね」は、書けない子のために出したままにしておく。

時間配分(45分版) 表紙・目標 4分 / 体験1(四つの進み方を並べる)12分 / まとめ1 4分 / 体験2(ふしぎを 3つ書く)15分 / まとめ 5分 / ふりかえり・自己評価 5分 = 45分

20分版 01・02・06・07・08・09・10・12 を使う。体験 01(並べ替え)を外し、体験 02 だけにする。

10分版 02・07・08・12 の 4 枚。決めることは「ふしぎを 3 つ書く」だけ(先生の「ふしぎのたね」から選んでよい)。12 枚目のふりかえりの一文が、今日の 1 欄にあたる。

この回の評価(重点は態度。評価場面は「ふしぎを 3 つ書き出す」)

  • 知識・技能 B=探究の 四つの進み方を、順に並べられる / A=「④のあと ①に戻ることがある」を、自分の言葉で言える
  • 思考・判断・表現 B=ふしぎを 3 つ書いている / A=どこで・いつ気になったのかを、場所や場面まで書いている
  • 主体的に学習に取り組む態度 B=よい・わるいを決めずに、数を出そうとしている(先生のたねから選んだものを含めてよい) / A=友だちの書いたふしぎを読んで、自分のふしぎを足している

C の児童への手立て 07 枚目のたねを指さして「この中で、いちばん気になるのはどれ」と 1 つだけ聞く。選べたら、それを写させてから「どこで見た?」と足させる。

指導要領 [解説]第2章 探究的な学習の過程(①課題の設定 ②情報の収集 ③整理・分析 ④まとめ・表現。これが繰り返される)。課題は教師の指導も受けながら設定するとされている。だから「自分でゼロから見つけること」を条件にしない。[指針]は A1L2(見聞きしたことを文字などで書き記して記録・表現できる)の水準。単元設計は 単元設計のページ。

次の回へ 第2回「「〜かな」を問いにする」。今日出したふしぎの中から 1 つを選び、確かめられる形に書き直す。

今日の目標

今日の おわりに できるようになること

01
探究(たんきゅう)の 四つの 進み方(見つける・集める・整理する・伝える)を、順に 言える
02
四つ目まで 行っても、一つ目に もどることが ある。もどるのは しっぱいでは ない と 分かる
03
自分の まわりから、ふしぎを 3つ 書き出せる(先生の「ふしぎのたね」から えらんでも よい)
体験 01 | 12分
四つの 進み方を ならべる

ひとりで タップ

体験 02 | 15分
ふしぎを 3つ 書き出す

数を 出す

まとめ | 10分
この 8回の 地図

ふりかえり

教師用メモ

読み上げるだけ(1分)。「探究」の意味はここで説明しない。体験 01 で四つを並べたあとに名前を付ける。

その 1

この 8回で 何を するのか

ふしぎ から はじめて、数えて、くらべて、みんなに つたえる

四つのふだが道のように左から右にならび、いちばん右のふだから矢印が左はしのふだへ大きく戻っている図を、小学生たちが見上げている
体験 01

四つの 進み方を、順に ならべる

バラバラに ならんだ 四つを、進む 順に タップする。タップした 順に 番号が つく(もう一度 タップで 外れる)。四つ 全部に 番号が ついたら「答え合わせ」を おす

教師用メモ

進め方(12分) ひとりで 3 分ならべて、答え合わせ(2分)。そのあと「四つ目まで行ったのに、一つ目にもどるのは どんなとき」を二人に言わせる(4分)。出なければ「集めてグラフにしたのに、その問いでは 何も言えないと 分かったとき」と先生が出す。残り 3 分で次の枚へ。

この体験は端末の中だけで動く 教室コードがいらない。通信が止まっていてもできる。端末が無いときは、四つを短冊に書いて黒板にバラバラに貼り、児童に順を指ささせる。

拾いたい発言 「順番が決まっているなら、考えなくていいのでは」→ 順番は同じでも、中身は全部 自分で決める。「もどったら やり直しになる」→ もどれるのは 分かったことが あったから。分からないままなら もどれない。

ここは目標 01・02。[解説]は探究的な学習の過程を四つで示し、それが繰り返されるとしている。第7回で「言えない」と分かったときに、ここへ帰ってくる。

まとめ 01

四つを まわる / もどっても よい

① 見つける「ふしぎだな」を 見つけて、たしかめられる 問いに する(第1回・第2回)
② 集める何を 数えるかと、そろえるものを 決めてから、そのとおりに 集める(第3回・第4回・第5回)
③ 整理する集めた 数を 表と グラフに して、言えることを 一つ 言う(第6回・第7回)
④ つたえるみんなに つたえて、次の ふしぎを 書く(第8回)
④の あとに、①に もどることが ある。グラフにして みたら「これでは まだ 言えない」と 分かる ことが ある。そのときは、問いを 書き直して もう一度 まわる。もどるのは しっぱいでは ない。分かったことが あったから もどれる
教師用メモ

4 分。四つに名前を付けるのはここ。「探究」という言葉も、ここで初めて出してよい。もどってよいを今日のうちに言っておくことが、この枚のねらい。第7回で実際にもどる子が出たときに、この枚を出し直す。

8 回のどこを今やっているかを、毎回この表で指させると、細切れの時間で進めても地図を見失わない。

その 2

ふしぎを 3つ 書き出す

よい・わるいは 決めない。まず 数を 出す

小学校のろうか・給食の食かん・ほした ぞうきん・教室の温度計・校庭の水たまりが一枚にならんだ絵
ふしぎのたね

思いつかない ときは、この 5つから えらんで よい

給食(きゅうしょく)の のこる 量のこる 日と、のこらない 日が ある 気が する
ろうかの 人の 多さこんでいる 時間と、すいている 時間が ある 気が する
ぞうきんの かわく 速さほす 場所で、かわく 速さが ちがう 気が する
教室の 温度まどぎわと、ろうかがわで ちがう 気が する
校庭の 水たまり雨の あと、いつも 同じ ところに できる 気が する

この 5つを そのまま 使っても よい。「どこで 気になったか」を 足すと、自分の ふしぎに なる(れい:「北がわの ろうかの ぞうきんが、いつも しめっている 気が する」)

教師用メモ

進め方(3分) 5 つを読み上げるだけ。ここで選ばせない。次の枚で書くときの逃げ道として、投影に出したままにしておく。

なぜ先生が出すのか [解説]は小学校・中学校について、課題は教師の指導も受けながら設定するとしている。自分でゼロから見つけられることを、この単元の条件にしない。たねから選んだ子も、評価の B に届く。

5 つはどれも、この学校のことでなくても、数えられる・はかれる場面にしてある。「先生の好きな色」のように数えられないものは、たねに入れない。

体験 02

ふしぎを 3つ、書いて 送る

よい・わるいは 決めないまず 数を 出す人のを 見て 思いついたら 便乗(びんじょう)

学校でも、家でも、通学路でも よい。「〜な 気が する」「なんで だろう」と 思ったことを、3つ 送る。1つ 送るたびに 入力らんが 空になるので、続けて 書ける。人の ふしぎを 見て 思いついたら、その下の「便乗」を おすと、続きとして 書ける

0
教室ぜんぶの ふしぎ
0
自分の ふしぎ
0
便乗して 生まれた

右に 教室ぜんぶの ふしぎが 並ぶ。名前は 出ない。数が 止まったら、「ふしぎのたね」の枚(07)に もどして、選んで 書いてよいと 言う

教室の ふしぎ
教師用メモ

進め方(15分) ひとりで 6 分書く。止まった子には 07 枚目のたねを見せる(この間に机間指導)。7 分たったら投影の壁を全員で 3 分読む。最後の 3 分で、人のを見て思いついたものを足させる。1 人 3 つが目安。3 つ出れば十分で、多く出した子をほめて終わりにしない。

ここでしないこと よい・わるいを言わない。「それは数えられない」もまだ言わない。数えられる形に直すのは第2回。今日は数を出すことだけ。判断を混ぜると、書く手が止まる。

想定される書きこみ 「給食が のこる日が ある」「朝の ろうかが こんでいる」「校庭の あの場所だけ 水たまりになる」「うちの ねこが 夕方だけ 鳴く」。数えにくいもの(「先生は なぜ おこるのか」)も、そのまま残してよい。第2回で書き直す材料になる。

端末が無いとき 紙に 3 つ書かせ、黒板に貼って同じように読む。教室コードが入っていなくても、書いたものは各自の端末に残る。

ここが今日の評価場面。態度=判断せずに数を出そうとしているか、友だちのを読んで足しているか。

まとめ 02

どれを 調べるかは、まだ えらばなくて よい

今日 やったことふしぎを 3つ 書き出した。先生の「ふしぎのたね」から えらんだ ものも、りっぱな ふしぎ
まだ 決めないどれを 調べるかは、次の回で 1つ えらぶ。今日 えらばなくて よい。書いたものは 消えない
数えられる ふしぎ「3人」「7回」のように 数に できる ふしぎは、あとで たしかめやすい。数に しにくい ふしぎも、次の回で 書き直せる

次の回は、この中の 1つを 「〜かな」の 形に 書き直す。書き直すと、数えて たしかめられる ように なる

教師用メモ

3 分。ここで選ばせないことが大事。今日選ばせると、書いた数が少ない子は逃げ場がなくなる。第2回の冒頭で、この壁を出し直してから選ばせる。

「数えられる/数えられない」は、ここでは 1 行触れるだけにする。合言葉(「たくさん」は数えられない、「3 人」は数えられる)を出すのは第3回。

今日のまとめ

3つの目標に、自分の 体験で 答える

01
四つの 進み方 見つける → 集める → 整理する → つたえる。タップして ならべた
02
もどって よい 四つ目の あとに、一つ目に もどることが ある。しっぱいでは ない
03
ふしぎを 3つ 自分で 書いた。先生の「ふしぎのたね」から えらんだ ものも 入れてよい
教師用メモ

2 分で読む。次回は「「〜かな」を問いにする」。今日の壁に並んだふしぎから 1 つを選び、たしかめられる形にする。

自己評価

今日の目標、自分は どこまで

3つの 目標に、「できた」「だいたい」「まだ」の どれか 1つを おす。右の 帯に、教室の みんなの 答えが 集まる

今日の目標、自分は どこまで | 1つずつ おす
01探究の 四つの 進み方を、順に 言える
02四つ目から 一つ目に もどることが あると 分かった
03自分の ふしぎを 3つ 書き出せた
できただいたいまだ
教師用メモ

1 分。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す。目標 03 に「まだ」が多い学級は、次回の最初にもう一度「ふしぎのたね」を出す。

ふりかえり

いちばん 気になる ふしぎを、一つ 書く

今日 書いた 3つの 中でも、友だちの ふしぎでも よい。いま いちばん 気になる ふしぎを、一つ 書く。30字まで。まだ 決めなくて よいので、気楽に 書く。書いたら「送る」

いま 気になる ふしぎ
教師用メモ

進め方(3分) いくつか読み上げて終わる。10分版のときは、ここが今日の 1 欄にあたる。ここで一つ書けていれば、第2回の探究カードの「ふしぎ」の欄にそのまま写せる。

次回は「「〜かな」を問いにする」。ここに書かれたものを投影で出し直してから始める。