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総合的な学習の時間 | 小学校の情報学探究 | 第4回

どうやって集めるかを決める

集め方は 数える・はかる・聞く の 3つ。人に 聞くときは、先に 断る

10〜45分
教師用メモ

準備 教室コードは、この単元の 8 回で同じものを使う。前の回に使ったコードを、そのまま入れる。「教師」を押す。紙で進める学級は、B5 の探究カードを返しておく。ストップウォッチか砂時計を班の数だけ用意すると、次の回がそのまま始められる。

投影 体験 01 は 6 つの問いを投影で読み上げてから始める。断り方の型(08 枚目)は、投影に出したまま声に出して練習させる。

時間配分(45分版) 扉・目標 4分 / 集め方の表 4分 / 体験1 10分 / まとめ1 3分 / 断り方 6分 / 安全と名前 4分 / 体験2 10分 / まとめ・ふりかえり 4分 = 45分

20分版 01・02・04・05・08・09・11・13 の 8 枚。体験 01 を 5分、断り方を 4分、体験 02 を 8分。

10分版 01・04・11・13 の 4 枚。決めることは「集め方を 1 つ選ぶ(数える/はかる/聞く)」だけ。断り方と安全は、聞く集め方を選んだ子にだけ、その場で 1 分で渡す。

この回の評価(探究の過程 ② 情報の収集(設計)。重点は思考・判断・表現と態度。[解説]第5章 指導計画の作成と内容の取扱い(体験活動、校内外の人との関わりへの配慮)。[指針]G4L1(自分の望みと相手の望みは一致しない)、G1L1(公/共/私)。学習指導要領との対応は 単元設計のページ)

  • 知識・技能 B = 数える・はかる・聞く の 3 つを言える/A = 端末が使えないときの形(正の字・記録用紙)も言える
  • 思考・判断・表現 B = 自分の問いに合う集め方を 1 つ選び、カードに書けている/A = 選ばなかった集め方と、選ばなかった理由を言える
  • 態度 B = 聞く前に断る言い方を、声に出して言えている。記録に名前を書かないと言える/A = 断られたときの言い方まで決めている。友だちと役を分けている
  • C の子への手立て カードを開かせ、前の回に書いた「数えるもの」を一つだけ読み返させる。「それは数えるの、はかるの、聞くの」と 3 つから選ばせる。3 つに減らすと決まる

次の回へ 第5回「集めて記録する」。今日決めたとおりに、実際に集めに行く。記録用紙に名前の欄は作らない。

今日の目標

今日の おわりに できるようになること

01
集め方には 数える・はかる・聞く の 3つが あると 言える。自分の 問いに 合うものを 1つ 選べる
02
人に 聞くときは、先に 断る。断り方を 声に出して 言える。断られても よいと 分かる
03
集めた 記録に 名前を 書かない。危ない 所では 数えない、と 言える
体験 01 | 10分
この問いは、どの 集め方?

6つの 問いを 分ける

体験 02 | 10分
探究カードに 集め方を 足す

だれが・いつ・どこで

気をつけること | 10分
断り方・名前・安全

声に出して 練習する

教師用メモ

読み上げるだけ(1分)。目標 02 と 03 は、聞く集め方を選ばない子にも関わる(人を数えるときも同じ)。

その 1

集め方は、3つ

数える か、はかる か、聞く か。どれか 1つを 選ぶ

正の字で数える小学生、ものさしで長さをはかる小学生、友だちにたずねている小学生を三つならべて描いた図
集め方

数える・はかる・聞く と、その やり方

数える
人・回数・本数
端末(たんまつ)が ある場合 授業ページの 数取り(おすと 1 ふえる)。教室コードで 班の 数が 合わさる
紙と えんぴつの場合 正の字。数える人と記録する人を 分ける。1分は 砂時計か 教室の 時計で はかる
はかる
長さ・重さ・時間・温度
端末が ある場合 ものさし・はかり・時計・温度計の 目もりを 読んで、そのまま 端末の 表に 入れる
紙と えんぴつの場合 記録用紙に 書く。単位(cm・g・分・℃)を 先に 書いておくと、書きまちがいが へる
聞く
すきなもの・したこと
端末が ある場合 授業ページの 回答の 部品に、聞いた 答えを 入れる。名前は 入れない
紙と えんぴつの場合 「はい・いいえ」の 表を 作り、正の字で つける。聞く前に 断る(次の 節で 練習する)

どれを 選んでも よい。自分の 数えるものに 合うものを 1つ 選ぶ

教師用メモ

進め方(4分) 3 行を読み上げるだけ。ここで選ばせない(体験 01 のあとで選ぶ)。

端末が無くてもできる形を、必ず両方読む。学級によっては紙のほうが手が動く。どちらにするかは、その子が「1分間に何人通ったか」を紙に書けるかどうかで決めてよい。

数取りは 3 けたまで。それ以上の数になる問いは、数える長さ(1分・3分)を短くさせる。

体験 01

この 問いは、どの 集め方が 向くか

6つの 問いを 見て、向いている 集め方に 分ける。上で 印を 選び、その印を つける 問いを おす。6つ 全部に つけたら「答え合わせ」

数える = 人・回数・本数はかる = 長さ・重さ・時間・温度聞く = その人にしか 分からないこと
教師用メモ

進め方(10分) 6つを投影で読み上げる(2分)。一人で分ける(4分)。答え合わせのあと、分かれたものを 1 つ取り上げて理由を言わせる(4分)。

答えが 2 つ あるもの 「学校に来るまでにかかる時間」は、はかる(自分の時間をストップウォッチで)でも 聞く(人に何分かをたずねる)でも合っている。集め方は問いで一つに決まるとは限らないと言う。ここがこの体験の山場。

「聞く」の目印 その人の頭の中にしかないこと(すき・きらい・したこと)は、聞くしかない。外から見て数えられることは、聞くより数えるほうが正しい(「毎日ブランコで遊ぶ」と言う子が、実際は週 1 回のことがある)。

紙で行う場合 6 つを板書し、ノートに 3 列を書かせて番号を写させる。目標 01。

まとめ 01

集め方は、数えるものから 決まる

数える目で 見て かぞえられる もの(人・回数・本数)。正の字でも 数取りでも よい
はかる目もりの ある 道具で 読む もの(長さ・重さ・時間・温度)。単位を 先に 決める
聞くその人にしか 分からない もの(すき・きらい・したこと)。外から 見て 数えられることは、聞くより 数える
2つ 使っても よい「はかる」と「聞く」の どちらでも できる 問いが ある。まず 1つ 選ぶ。足りなければ 次に 足す
教師用メモ

3分で読む。「聞く」を選んだ子が何人いるかを手あげで確かめる。その子たちは次の節(断り方)が特に大事だと伝える。

その 2

人に 聞くときは、先に 断る

こちらは 知りたい。でも 相手は いそがしいかも しれない。同じ 気もちとは かぎらない

ろうかで、小学生が立ち止まった上級生に紙とえんぴつを持って声をかけ、たずねてよいかを聞いている場面
気をつけること 01

断り方の 型を、声に出して 練習する

この形で 言う | 投影を 見ながら 声に出す
「いま 1分だけ、いいですか。◯◯を 調べています。名前は 書きません」
「いいですよ」と 言われたら 聞く。終わったら「ありがとうございました」
「いそがしい」と 言われたら 「ありがとうございました」と 言って はなれる。追いかけない
断られた 回数も 記録に 入れる 「10人に 聞いて、3人に 断られた」。それも 数の うち
なぜ 先に 断るのか 自分は 知りたい。でも 相手は いま べつの ことを している。同じ 気もちとは かぎらないから、先に 聞く
校外の 人に 聞くときは 先生が 先に 相手に 連らくする。子どもだけで お店や 地いきの 人に 聞きに 行かない
教師用メモ

進め方(6分) 型を投影に出したまま、全員で 1 回そろえて声に出す(1分)。二人組で、聞く役・断る役を交代して 1 回ずつ(3分)。断る役を必ず入れる。断られる経験を先にしておくと、本番でひるまない(2分)。

[指針]G4L1(自分の望みと相手の望みは一致しない)。ここが態度の評価の場面。「ありがとうございました」まで言えているかを見る。

断られた回数を記録に入れるのは、第7回の「言えないこと」につながる。10人中 3人に断られたなら、残り 7人の答えだけで全体を言い切れない。ここでは言わず、第7回で戻る。

人を数えるときも同じ 通った人の数を数えるときは、顔を見つめない。人数だけを数え、だれが通ったかは記録しない。

気をつけること 02

危ない 所では 数えない

校外に 出ない集めるのは 学校の 中だけ。校外の 人に 聞きたいときは、先生に 言う。先生が 先に 相手に 連らくする
一人で 行かない数えに 行くときは 二人以上。どこで 数えるかを、行く前に 先生に 言う
危ない 所で 数えない道ばた・こう門の 外・階だんの 上・水の そば・工事の そばでは 数えない。立ち止まっても じゃまに ならない 所を 選ぶ
じゃまに なったら やめる通る人が よけて 歩くように なったら、その場で やめて 下がる。次の 休み時間に やり直せばよい

集める 場所が 決まらない ときは、先生に 「どこなら いいですか」と 聞く。それで よい

教師用メモ

進め方(2分) 読み上げ、集める場所を子どもに 1 つずつ言わせて、その場で可否を返す。ここで場所を確定させておくと、第5回がそのまま始められる。

[解説]第5章が、校内外の人と関わる際の配慮を求めている。「各学校で判断」で終わらせず、行ってよい場所を先生が具体的に挙げる(例: ろうかの教室側のはしに立つ/昇降口は通る人の流れから 2 歩下がる)。

まとめ 02

名前は、集めない

これは しない 名前何組数 これで よい 時こく場所数 8:00ろうか42
名前を 集めない 記録に、名前・住んでいる 所・家の こと・写真を 入れない。記録用紙に 名前の 欄を 作らない
数だけ 残す いるのは 時こく・場所・数。だれが 答えたかは、分からなくて よい
もう 書いて しまったら 消すか、その紙を 先生に わたす。おこられない。気づいて 直したことが 大事
教師用メモ

進め方(2分) 図を見せて、記録用紙に名前の欄を作らないことを確かめる。[指針]G1L1(公/共/私の階層)。

なぜ集めないのかを 一言で 「だれが答えたか」が残ると、答えた人が困ることがある。数を知りたいだけなら、名前は要らない。要らないものは、はじめから集めない。

教室コードで集まる部品も、氏名は集めず 24 時間で消える。子どもにもそう伝えてよい。

体験 02

探究カードに、集め方を 書き足す

前の 回までの 4つの 欄は そのまま 残っている。今日は 5つ目の 集め方を 書き足して、5つ そろえて 出し直す。前の 4つは 直しても よい

ふしぎ | 前のもの(直してもよい)
問い | 前のもの(直してもよい)
数えるもの | 前のもの(直してもよい)
そろえるもの | 前のもの(直してもよい)
集め方 | 数える・はかる・聞く の どれか。だれが・いつ・どこで も 書く

出したら、右の カードを 3枚 読んで、それぞれに 1つ おす。自分の カードには おせない

5欄そろったカードが右に並ぶ。「だれが いつ するか」が空いているカードを 1 枚取り上げ、全員で足す

みんなの 探究カード v3
教師用メモ

進め方(10分) 書いて出す 6分。読んで押す 3分。直した子は出し直してよい(1分)。

よくある直し 集め方が「数える」だけ → 「だれが、いつ、どこで?」と 3 つ聞いて足させる / 一人で朝も昼も数える計画 → 同じ日にできない。二人で分けるか、日を分けて曜日をそろえる / 「全校のみんなに聞く」 → 人数が多すぎて時間内に終わらない。まず自分の学年、または 20人に減らさせる / 聞く集め方なのに断り方が無い → 断り方の型の枚に戻す。

ここで先生が 無理を見つける。この単元は見積もりの枚を置いていないぶん、集め方の無理はこの回で先生が確かめる。見るのは 3 つ。①休み時間で終わるか ②二人以上で行けるか ③名前を集めていないか。

紙で行う場合 B5 のカードにもう 1 行足して書く。班で回して読み、よいところに印を付ける。回の終わりに回収して次回に返す。

教室コードは 第8回まで 同じ。書いたものは端末の中の 探究ノート にも残る。

今日のまとめ

3つの目標に、自分の カードで 答える

01
集め方 数える・はかる・聞く の 3つから、自分の 問いに 合うものを 1つ 選んだ
02
先に 断る 「いま 1分だけ、いいですか」を 声に出して 練習した。断られたら「ありがとうございました」
03
名前と 安全 記録に 名前は 書かない。二人以上で、じゃまに ならない 所で 数える

次の回は、決めた とおりに 集めて、記録する。うまく 集まらなかった ことも、記録に 書く

教師用メモ

2分で読む。次回は第5回「集めて記録する」。集める場所と時間を、この回のうちに決めておくと、次回がそのまま始められる。

自己評価

今日の目標、自分は どこまで

3つの 目標に、「できた」「だいたい」「まだ」の どれか 1つを おす。右の 帯に、教室の みんなの 答えが 集まる

今日の目標、自分は どこまで | 1つずつ おす
01自分の 問いに 合う 集め方を、1つ 選べた
02人に 聞くときの 断り方を、声に出して 言えた
03名前を 集めないこと、危ない 所で 数えないことが 分かった
できただいたいまだ
教師用メモ

1分。目標 02 に「まだ」が多いときは、第5回に出る直前にもう一度そろえて声に出させる。

ふりかえり

自分は、どこで・だれと・どうやって 集めるか

一言で よい。「どこで」「だれと」「どうやって」が 入る 形。20字まで。書いたら「送る」

みんなの 集め方
教師用メモ

3分。投影に並んだものを読み、同じ場所に何人も行く場合はここで分ける。次の回は「集めて記録する」。