相手を 決めると 言い方が 決まり、次の ふしぎが 出てくる
10〜45分準備 前の回と同じ教室コードを入れる(探究カードは第2回から同じ場所に育っている)。「教師」を押す。児童は自分のグラフを手元に出しておく。1 枚にまとめる紙(B4 か画用紙)を人数分。下の学年や地域の人に伝える場合は、先生が先に相手へ連絡しておく。
投影 枚 07 の「1枚にまとめる形」は、投影に出したまま作らせる。枚 09 の探究カードは、この単元の最後の 1 枚になる。
時間配分(45分版) 目標・扉 4分 / 体験1(相手を決める・言い方をくらべる)15分 / まとめ 7分 / 体験2(探究カード v7)14分 / 単元のふりかえり 5分 = 45分
20分版 枚 02・05・06・07・09・11・13 を使う。体験1は言い方くらべだけ、体験2はカードの下 2 欄だけ書かせる。
10分版 枚 07・09・11・13 の 4 枚。決めることは「次のふしぎを一文書く」だけ。伝える相手は、その場で口で言わせるだけでよい。
この回の評価(学習指導要領 総合的な学習の時間 [解説]第1の目標 (3)「探究的な学習に主体的・協働的に取り組む…積極的に社会に参画しようとする態度」。[指針]G4L1(自分の望みと相手の望みは一致しない)、G5L1(協力)、B4L1(記録を保存し取り出す)(小情)。単元設計は ふしぎを確かめる | 単元設計)
C の児童への手立て 探究カードを開かせ、前の回に書いた「言えること」の欄を一つだけ読み返させる。読めたら「これを、だれに 見せたい」と一つだけ聞く。相手が決まれば、言い方は型から選べる。伝える相手はとなりの席の友だち一人でよい。
この単元の終わり 8 回はここで終わる。ただし探究は終わらない。枚 10 と枚 13 で、そのことを残す。中学校でも同じ進み方でもっと先まで行く、と一言だけ言う。
同じ学年の 友だち/1年生
伝えた相手と反応/次のふしぎ
単元の ふりかえり
1分で読み上げる。「次のふしぎ」はここでは説明しない。体験のあとで名前を付ける。この単元の最後の回であることは、ここで一言だけ言う。
同じ 結果でも、だれに 言うかで 形が ちがう

| 教室の 友だち | いちばん 近い 相手。数える のを 手伝って くれた 人が いる。グラフを そのまま 見せて よい |
| 先生 | 学校の ことを 決められる 人。「だから どうしたい」まで 言うと、動くことが ある |
| 下の 学年 | まだ 習っていない ことが 多い。言葉を やさしくして、数を 少なくする |
| 地域の 人 | 学校の 中を 知らない。どこの 話かを 先に 言う。会いに 行くときは 先生が 先に 連らくする |
自分の 結果を 伝える 相手を 1つ おす。次に、その相手に いちばん 言いたいことを 一言(40字まで)書いて「送る」を おす
相手の 分かれ方が 右の 帯に 出る。同じ相手を選んだ子どうしを、あとで 4 人組にすると見せ合いが早い
進め方(6分) 表を読む 2分。相手を押して一言を送る 4分。相手は 1 つに決めさせる。「全員に」は、結局だれにも合わない言い方になる。
迷っている子には 「となりの席の友だち一人」でよいと言う。相手が決まらないと、次の枚の言い方くらべができない。
校外に出る場合 地域の人を選んだ子がいたら、先生が先に相手へ連絡する。子どもだけで店や地域の人のところへ行かせない。今日は「手紙を書く」「学校に来てもらったときに見せる」までにしておく。
[指針]G4L1(自分の望みと相手の望みは一致しない)。自分が言いたいことと、相手が知りたいことは同じではない。ここがこの枚のねらい。
自分の 結果を、同じ学年の 友だちに 言う 言い方と、1年生に 言う 言い方で、それぞれ 書く。中身は 同じ。言い方だけ 変える
2つ並んで右に出る。「何を減らしたか」「何を足したか」を聞く。数を減らす・言葉をやさしくする・絵を足す、の 3 つが出れば十分
進め方(9分) 一人で書く 5分。ペアで読み合う 2分。全体で 2 つ取り上げる 2分。
想定される直し 「42人」「17人」→「たくさん」「少し」に変わる / 「2倍より多い」→「ずっと多い」 / 「1分間に」が消える / 絵や指さしを足す。どれも正しい。相手に合わせて変えたことをほめる。
減らしすぎに気づかせる 1年生向けで数が全部消えると、「本当かどうか」が伝わらなくなる。「1つだけ数を残すなら、どれ」と聞く。ふつうは いちばん大きい数 が残る。
書けない子には、同じ学年向けの欄に前の回の「言えること」をそのまま写させる。そこから 1年生向けを作る。
| 言葉 | 相手が 知っている 言葉に 直す。「平均」「1分間に」が 分からない 相手には、「ふつうの日に」「ちょっとの あいだに」と 言いかえる |
| 見せ方 | グラフを そのまま 見せるか、大きい ほうを 指さすか、絵に するか。相手が 見て すぐ 分かる 形を えらぶ |
| 長さ | 下の 学年には 短く。先生や 地域の 人には、「だから どうしたいか」を 1つ 足す |
中身(数と、言えること)は 変えない。変えてよいのは 言い方だけ。数を 大きく 見せるために、グラフを ゆがめない
3分。最後の一文は必ず読む。第6回でグラフの目もりを扱った子には、「0 から始めないと、ちがいが大きく見える」を思い出させる。伝えたいからといって、数を変えない。
「だから どうしたいか」の例。「朝のろうかは人が多いので、走らないように放送で言ってほしい」。ここまで言うと、先生や地域の人は動ける。ただし無理に書かせない。言えることが一文あれば、この回は成り立つ。
4分。この形のまま紙に作らせる。B4 か画用紙を 1 枚。手でかいたグラフをはってよい。この 4 つ以外は入れない。かざりで時間を使わせない。
③を見せることに意味がある 「言えないこと」も一緒に見せるのは、大人の研究でも同じ。分かったことだけ見せると、受け取る人が言いすぎてしまう。子どもには「まだ分からないことも、正直に見せる」と言う。
名前を書かない 数えた相手の名前・写真は、この紙にも入れない。第4回・第5回で決めたとおり。
10分版はこの枚から この枚で形を見て、枚 09 で「次のふしぎ」を一文書き、枚 13 でふりかえる。それで 10 分は成り立つ。
探究は、1回で 終わらない

上の 2欄は 前の 回に 書いたもの(直しても よい)。今日は 下の 2欄を 書き足して、4欄 そろえて 出す。これが この 8回の 最後の カード
出したら、右の カードを 3枚 読んで、1つずつ おす。自分の カードには おせない。人の「次の ふしぎ」を 読むと、自分の ふしぎも 出てくる
4欄そろったカードが右に並ぶ。「次のふしぎ」が空のカードを見つけ、その子のところへ行く。まだ伝えていない子は「これから伝える相手」を書いてよい
進め方(14分) 4 人組で見せ合う 5分(ここが「伝えた相手と反応」になる)。カードを書いて出す 6分。互いに読んで押す 3分。
まだ伝えていない子 「伝えた相手と反応」は、その場の 4 人組でよい。友だちに見せて言われた一言をそのまま書かせる。「分かりやすかった」でもよい。
「次のふしぎ」が出ない子には 3 つのうち 1 つを聞く。①数えているときに気になったこと ②「言えなかった」ところ ③友だちのカードを読んで思ったこと。②から出たものがいちばん強い(「げた箱が近いと、こむのかな」)。
紙で行う場合 第2回から持たせている B5 の 1 枚に、線を 2 本足して下に 2 欄を作る。この回で回収せず、子どもに持たせて終わる。1 枚が 8 回で育ったことが、目に見える形で残る。
[指針]B4L1(記録を保存し取り出す)。前の回に書いたものが自動で出てくること自体を、一度言葉にする。「6 週間前に書いたものが、そのまま残っていた」。
3分。この単元で最後に残すのは、この枚。「分かったこと」ではなく「探究は 1 回で終わらない」ほうを残す。
第7回で①に戻った子がいれば、その子の名前を挙げて「もう一周した人がいる」と言う。戻ることは失敗ではない、を第1回・第7回に続いて 3 回目に言う。
中学校の話は一言だけ。くわしく言わない。「同じ進み方で、もっと先まで行く」で止める。
2分で読む。探究カードは消さずに残す。持ち帰らせるか、次の単元の最初に返す。
3つの 目標に、「できた」「だいたい」「まだ」の どれか 1つを おす。右の 帯に、教室の みんなの 答えが 集まる
1分。この単元は今日で終わるので、「まだ」が多い目標は次の単元に持っていく。とくに 03 が「まだ」に寄ったら、次の総合の時間の最初に「次のふしぎ」を 5 分だけ取る。
この 8回の はじめと おわりで、自分が 変わった ところを 一つ 書く。40字まで。書いたら「送る」
進め方(5分) 書く 3分。読み上げる 2分。この単元の最後の言葉になるので、必ず時間を残す。まとめの枚を削ってでも、ここは取る。
[解説]第1の目標 (3) の「積極的に社会に参画しようとする態度」にあたるのが、この枚。自分が変わったと言えることが、この 8 回で見たかったもの。
想定される一言 「すぐ『多い』と言わなくなった」「数えないと分からないと思った」「人に聞くとき、先に断るようになった」「自分のふしぎを人に話せるようになった」。感想(楽しかった)で止まっている子には、「どこが 前と ちがう」と一つだけ聞く。
ここに出た一言は、指導要録や通知表の所見にそのまま使える。書き留めておく。