「困った」を解ける形に変える。まず全員で書き出し、次に一人で当てはめる
50分準備 教室コードは前回と別のものにする(同じコードだと前回の回答が混ざる)。上のバーに入れて「教師」を押す。
時間配分 前回まとめ・目標 5分 / 節1 問題って何? 12分 / 節2 アイデアを出す 15分 / 節3 解決の手順 12分 / まとめ・ふりかえり 6分
教科書: 新編情報Ⅰ 02 問題解決の流れ(p.10)、03 発想法(p.12)。
この回の評価(指導要領 (1) ア(ア) イ(ア)。単元設計は 単元設計のページ)
ふりかえりの枚の自己評価(できた/だいたい/まだ)の分布を見て、「まだ」が多い目標を次回冒頭で拾い直す。
では、その情報を使って何を決めるのか
1〜2 人に「4 つの特性、自分の操作で言える?」と聞く。言えなければ前回の体験 02 の枚に戻らず、隣に聞かせる。
最後の問いで今日へつなぐ。「決める」=問題解決。
理想と現実を、全員で書き出す
1 分間ブレーンストーミング
5 ステップに自分の問題を当てはめる
「困った」と「問題」は、同じではない

「もっと成績を上げたい」
だから「いっぱい勉強する」
これで解決するだろうか。何を、どれだけ、いつまでに。決められないなら、まだ「問題」の形になっていない。
「いっぱい勉強する」で笑いが出ればよい。「じゃあ何を?」と 1 人に聞いて、答えに詰まるところを見せる。図はまだ説明しない。次の体験で自分の理想と現実を書いてから戻る。
学校生活で「こうなりたい」と「いまはこう」を、一つずつ短く。人の名前は書かず、「クラスの人」「先生」のように役割で書く
全員の「理想 → 現実」が右に並ぶ。ギャップの大きさと種類を見る
進め方(8分)
想定回答 朝余裕をもって登校したい/ぎりぎり ・ 部活で試合に出たい/ベンチ ・ スマホを見る時間を減らしたい/夜3時間。
拾いたい発言 「理想がぼんやりしてると問題もぼんやりする」。次の枚の「課題」につながる。
| 問題 | 理想と現実のギャップ。「困った」を、理想と現実に分けて書くと見えてくる |
| ダメな考え方 | 「もっと頑張る」で埋めようとする。何を、どれだけ、が決まらない |
| 課題 | 問題を深掘りして出てくる、調べたり確かめたりできるもの。「就寝時刻は?」「朝の支度に何分?」「何が 15 分を食っている?」 |
※ 問題を課題に分けられると、次にやることが決まる。ここから問題解決が始まる
「問題」と「課題」の区別が今日の要。課題は「検証できるもの」。生徒の理想→現実を 1 組選び、その場で課題を 3 つ出させる。
目標 01 はここで達成。
一人で考えるより、全員で出したほうが多くなる。本当だろうか

思いついたら短く書いて送る。人のアイデアの「便乗」を押すと、そのアイデアの続きとして書ける
進め方(10分)
ルール違反の見せ方 「それ無理でしょ」と誰かが言ったら、すぐ「今のが批判。止まった?」と聞く。
不適切なものが出たら投影を次の枚へ送る。24 時間で消える。
さっき起きたことを、4 つのルールと結びつける。それぞれをタップすると答えが開く。開く前に、隣と 1 つずつ言ってみる
ペアで 1 分、そのあと投影で開く。ルールの名前は開いてから出す。
想定回答 「人のを見て思いついた」「変なのでもよかったから」「止められなかったから」。どれも 4 ルールのどれかに対応する。
| ブレーンストーミング | 集団で量を出す。質より量 / 自由に / 批判しない / 便乗する。さっき全員でやったこと |
| KJ 法 | 1 枚のカードに 1 つ書く → 似たものをグループにする → グループに名前を付ける → 関係を整理する。さっきのアイデアを分けるならこれ |
| マインドマップ | 中心にテーマ、枝を伸ばして広げながら整理する。一人で広げるときに向く |
※ どの方法も、出す段階と、選ぶ・まとめる段階を分けている。混ぜると止まる
時間があれば、投影のアイデアを 3 つのグループに口頭で分けさせる(KJ 法の入口)。「書く」「折る」「それ以外」など、名前を付けるところまで。
目標 02 はここで達成。
思いつきで動かず、5 つのステップで進める

体験 01 で書いた自分の「理想 → 現実」を使い、5 つのステップを一文ずつ書く。書いたら、そのステップでPC やスマホを実際に使うかを右の印で答える。この画面は自分の端末にだけ残る
進め方(8分) 一人で 5 分。書けないステップがあるのが普通で、そこが次の枚のポイント(02 と 05 が空きやすい)。
そのあと隣と交換して、「情報技術を使う」のチェックがどこに付いたかを比べる(2分)。「集める・分析する」に付く人が多い。
投影側では、生徒 1〜2 人に口頭で 01〜05 を言ってもらう。
| ① 問題の発見 | 理想と現実のギャップを見つける |
| ② 問題の定義・方向性の決定 | 情報を集めて分析し、問題をはっきりさせ、ゴールを決める |
| ③ 解決方法の提案・計画の立案 | 集めた情報から方法を考え、実行の計画を立てる |
| ④ 結果の予測・計画の実行 | 情報技術を使って実行する。方法で結果が変わる |
| ⑤ 振り返り | 自分で振り返り、他の人に見てもらって改善する。次の問題が見つかる |
情報技術は、集める・分析する・実行する・共有する、のどこでも使える。ただし問題解決の道具であって、目的ではない
「PDCA」を知っている生徒がいれば対応づける(計画→実行→評価→改善)。
「情報技術に時間を取られることもある」を一言添える。前回の残存性・伝播性とも結びつく。目標 03 はここで達成。
道具の例をたどりながら、自分が書いた問題を同じ段階に当てはめる
※ この枚は提出しない。自分の手で確かめて、分かったことをノートに書く
進め方 提出させない枚。手を動かして確かめるところまで。机間指導で、止まっている生徒だけを見る。
5分。自分の例と、道具の例で、同じ段階を通ることを確かめる。
道具は外で公開されている Web アプリ。この授業のページの中で開くので、別のページへは移らない。閉じれば、そのままこの枚に戻る。ブラウザの中で動き、入力はこの授業のサーバーには送られない。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る。正直に選ぶほど、次回の授業が自分に合う
1 分。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す(分布は 24 時間残る。スクリーンショットで控える)。
一文でよい。今日の 3 つの体験のどれかに触れて書く
3 分。いくつか読み上げて終わる。体験 03 のワークシートは各自の端末に残っているので、次回冒頭で「02 と 05 を埋められたか」を聞く。