8 回分の道具箱を使って、身のまわりの情報社会の問題を一つ、自分たちで定義する
50分 | ペアでもよい準備 教室コードは第10回と同じものにする(2 回で 1 つの課題。前回までとは別)。「教師」を押す。個人でもペアでもよい。ペアなら片方の端末から提出する。
時間配分 課題の説明 6分 / 節1 問題を出し合う 12分 / 節2 理想と現実で定義する 14分 / 節3 調べる計画 12分 / 自己評価・ふりかえり 6分
位置づけ 指導要領 (1) 内容の取扱い(2)「生徒が情報社会の問題を主体的に発見し明確化し、解決策を考える活動」。解説の例: 生徒会活動の活性化、図書館を魅力的に、地域の人に SNS の使い方を教える講座、商店街の活性化。単元設計と評価課題の規準は 単元設計のページ。
この回の評価(指導要領 (1) イ(ア) イ(ウ)。評価課題の前半)
次回までの宿題: 体験03 の計画どおりに調べてくる(アンケート・インタビュー・公開データ・自分の記録)。
| 問題の範囲 | 学校か地域の、情報に関わる問題。例: 学校の連絡がアプリだけで届かない人がいる / 部活の SNS 発信で困っていること / 家族が使えないサービス / 図書館の本を探しにくい |
| 提案の中身(次回) | 問題(理想と現実)/根拠(調べたこと)/解決策を 2 つ以上出して比べ、1 つ選んだ理由 |
| よい提案の条件 | 根拠がある(自分たちの調査か公開データ)と、比較して選んでいる(選ばなかった案の結果も予想している)。全員で相互評価する |
「よい提案の条件」の 2 つが、そのまま次回の相互評価の観点。ここで読み上げて、次回も同じ言葉を使う。
ブレストで量を出し、一つ選ぶ
頑張るで埋めず、課題に分ける
根拠の取り方を決める
困っているのは、自分だけではないかもしれない

学校か地域で、情報(連絡・SNS = 投稿して人とやり取りする仕組み・機器・ネット・データ)に関わる困りごとを、思いつくだけ送る。質より量、批判しない。人のアイデアの「便乗」を押すと、その続きとして書ける
進め方(10分) 2 分ブレスト。投影で似たものをまとめて名前を付ける(KJ 法。第2回の発想法)。「連絡」「SNS」「使えない人」「機器」などのグループができる。
そのあと各自(ペア)が取り組む問題を一つ選ぶ。条件: 自分たちで調べられること。「校則を変える」のような大きすぎるものは、調べられる範囲に切る。
「困った」を解ける形に変える。第2回でやったこと

理想は「状態」で書く(「頑張る」は入れない)。現実は、いま起きていることを具体的に。最後に、この問題が関わるものを現実の末尾に【 】で添える: 【特性】【法規】【技術】【使えない人】のどれか
全員の定義が右に並ぶ。理想が「状態」になっているか、現実が「調べられる」形かを見る
進め方(12分) 5 分で書く。投影で 3〜4 組を取り上げ、「理想が『頑張る』になっていないか」「現実は数えられるか」を全員で直す。ここが第2回の「問題を課題に分ける」の実践。
拾いたい発言 「現実の『3 割』はどうやって分かる?」→ 次の節の調査計画へ。「【使えない人】はデジタルデバイドの話」→ 単元の内容と結びつく。
目標 01・02 はこの枚で見る。
根拠がない提案は、意見でしかない

次回までに根拠を取る計画。この画面は自分の端末に残る(ペアなら両方の端末に同じものを書く)
進め方(10分) 6 分で書く。隣と交換して「その方法で根拠が取れるか」を確かめる(2分)。
よくある直し 「みんなに聞く」→ 誰に何人か / 「ネットで調べる」→ どのサイト・データか / アンケートの選択肢が偏っていないか(第8回)/ 名前や個人情報を集めない(第4回)。
公開データの例: 総務省「通信利用動向調査」、内閣府「青少年のインターネット利用環境実態調査」、自治体の統計。
※ 調べるときのルール: 名前を集めない、写真は許可を取る、引用は出典を書く、選択肢で偏らせない
調べる時間が取れない場合は、次回の冒頭 10 分を「教室内アンケート」に当てる(この教室ページの投票部品を使えば、その場で集められる)。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で個別に見る(提案の前に定義を直す)。
一文で。「誰に・何を・どうやって」の形で書くと、次回そのまま根拠になる
3 分。投影を見て、調べる相手が重なっているペアがあれば、一緒に集めるよう促す。