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情報Ⅰ (1) 情報社会の問題解決 | 第10回 | 単元末の課題 2/2

解決策の提案と相互評価

根拠をもって解決策を選び、全員に見てもらい、直す。単元 (1) の仕上げ

50分 | 前回と同じ教室コード
教師用メモ

準備 教室コードは第9回と同じもの(前回の定義と今日の提案を同じ教室で見る)。「教師」を押す。

時間配分 冒頭・目標 5分 / 節1 比べて選ぶ 12分 / 節2 提案を出す 12分 / 節3 評価し合い、直す 15分 / 自己評価・ふりかえり 6分

位置づけ 単元の評価課題(パフォーマンス課題)の提出と相互評価。規準は 単元設計のページ の表。提案は教室ページの共有部品に提出され、24 時間残る。評価に使うなら当日中に投影画面を保存する(スクリーンショット)。

この回の評価(指導要領 (1) イ(ア) イ(ウ)。評価課題の後半)

  • 知識・技能 問題を理想と現実で書き、関わる特性・法規・技術を示している(提案カード) | A: 複数挙げ、解決策との関係を説明
  • 思考・判断・表現 解決策を 2 つ以上出し、根拠を示して 1 つ選んでいる | A: 選ばなかった案の結果も予想し、比較で理由を示す
  • 態度 相互評価を受けて提案を直している | A: 直した点と理由をふりかえりに書き、次に生かすことを挙げる

相互評価の観点は前回と同じ言葉: 「根拠がある」「比較して選んでいる」。

前回から

調べてきた根拠を、手元に出す

問題の定義(前回)→根拠(調べてきた)→今日 | 解決策を比べて選ぶ→提案 → 相互評価 → 直す

調べられなかった人は、いまこの教室で集める。隣の 5 人に聞くだけでも根拠になる。「根拠なし」で提案しないこと

よい提案の条件は 2 つ。根拠がある。比較して選んでいる

教師用メモ

調べてこられなかった生徒が多いクラスでは、ここで 8 分取り、教室内で聞き取りをさせる。前回の自己評価で「まだ」の多かった目標もここで拾う。

今日の目標

授業の終わりにできるようになること

01
解決策を 2 つ以上比べ、根拠を示して 1 つ選べる
02
問題・根拠・解決策・理由を 1 枚の提案にまとめて出せる
03
他の人の提案を 観点で評価し、受けた評価で自分の提案を直せる
01 | 12分
比べて選ぶ

案 A と案 B の結果を予想する

02 | 12分
提案を出す

1 枚にまとめて提出

03 | 15分
評価し合い、直す

観点で評価し、改訂版を出す

SECTION 01

比べて選ぶ

選ばなかった案は、どうなっていたか

天秤の左右に2つの案を表すカードを載せ、高校生が傾きを見ている
体験 01

案 A と案 B | やったらどうなる

前回までに出した解決策の候補から 2 つ。それぞれ「やったらどうなるか」を根拠と結びつけて予想し、選ぶ。この画面は自分の端末に残る

A
案 A
→
A の結果の予想
B
案 B
→
B の結果の予想
✓
選んだ理由
※ 「根拠あり」の印が両方に付いていると、比較の説得力が出る
教師用メモ

進め方(10分) 8 分で書く。「結果の予想」に根拠(調べた数字・聞いた言葉)が入っているかを机間で見る。目標 01。

解説の言葉: 「複数の解決策を作り科学的な根拠に基づき合理的に選択する力」「他の方法を選択していた場合の結果を予想する力」。この枚がそれ。

SECTION 02

提案を出す

1 枚に、問題・根拠・解決策・理由

高校生がタブレットから1枚のカードを教室の壁の掲示板へ送っていて、壁にはたくさんのカードが並んでいる
体験 02

提案カードを提出する

問題 | 理想 → 現実【関わるもの】
根拠 | 調べたこと(誰に・何人・結果 / 出典)
解決策 | 選んだ案と、選ばなかった案
理由 | なぜその案か

全員の提案が右に並ぶ。各カードの下に、相互評価の集計が出る(節 3 で)

みんなの提案
教師用メモ

進め方(10分) 8 分で提出。ペアは片方の端末から。4 つの欄すべてが必要(空欄だと提出できない)。目標 02。

提出後、自分の提案は青い地で表示される。他の人の提案には評価ボタンが付く(節 3 で使う。今はまだ押さない、と言う)。

SECTION 03

評価し合い、直す

観点は 2 つだけ。根拠があるか、比較して選んでいるか

壁に並んだカードを高校生たちが見て回り、それぞれのカードに小さな印を付けている
体験 03

3 つ以上の提案を、観点で評価する

右の提案を読み、それぞれに 1 つ押す。「根拠がある」「比較して選んでいる」「両方ある」「まだ」。自分の提案には押せない。3 つ以上に押す。数字に納得できないときは、隣と理由を言い合う

各カードの下に集計が出る。「まだ」が多い提案を 1 つ取り上げ、何が足りないかをクラスで言葉にする

みんなの提案と評価
教師用メモ

進め方(7分) 5 分で 3 つ以上に評価。集計を見て「まだ」の多い提案を 1 つ取り上げ、本人に「何を足せば『根拠がある』になる?」と聞く。責めない。直せる、が次の枚。

評価は匿名。誰が押したかは残らない。

体験 04

受けた評価で、直して出し直す

自分の提案の集計を見て、足りない欄を書き足し、「改訂版」として出し直す。前に書いた内容は下の欄に残っている

問題
根拠 | 足りなければ、いま隣に聞いた結果を足す
解決策 | 選ばなかった案も書く
理由 | 比較で書く

改訂版は「改訂版」と付いて上に並ぶ。元の版と見比べて、何が足されたかを見る

改訂版と元の版
教師用メモ

進め方(8分) 6 分で直して出し直す。改訂版が出たら、元の版と並べて「何が足されたか」を 1〜2 組取り上げる。目標 03。

評価に使う場合: 改訂版を提出しているか(態度 B)、直した点と理由をふりかえりに書いているか(態度 A)。投影画面を当日中に保存する。

単元のまとめ

情報は形がなく、消えず、増え、広がる | その社会で、自分は何をどう決めるのか

01
情報の特性と問題解決 第1・2回。データを解釈して情報にし、理想と現実のギャップを課題に分け、5 ステップで進める
02
法規・モラル・セキュリティ 第3〜6回。自由は他者の人権で止まる。個人情報は組み合わせで特定される。手口は心理を突く。作った人の利益を守る
03
情報技術と社会 第7・8回。時間と空間の節約。光と影。誰もが使える。偏りを見抜き、根拠をもって決める
04
自分たちで解決する 第9・10回。見つけ、定義し、調べ、比べて選び、提案し、評価を受けて直した
教師用メモ

本質的な問いを読み上げて終わる。第2単元「コミュニケーションと情報デザイン」は、今日の提案を「伝わる形にする」ところから始まる。

自己評価

今日の目標、自分はどこまで

3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る

今日の目標、自分はどこまで | 1 つずつ選ぶ
01解決策を 2 つ以上比べ、根拠を示して 1 つ選べた
02問題・根拠・解決策・理由を 1 枚の提案にまとめて出せた
03他の提案を観点で評価し、受けた評価で自分の提案を直せた
できただいたいまだ
教師用メモ

1 分。単元全体の自己評価として、分布を保存しておく。

ふりかえり

評価を受けて直した点と、その理由

「〇〇を足した。なぜなら△△」の形で。次の単元で生かすことを添えてもよい

みんなの直した点
教師用メモ

4 分。「直した点と理由」が書けていれば態度 A の根拠。投影画面を保存して単元を閉じる。