波を区切り、マスに塗る。区切りを細かくするほど本物に近づき、データは重くなる
50分準備 教室コードは新しいものにする。「教師」を押す。体験 01・02 は端末内で完結する。
時間配分 前回まとめ・目標 4分 / 節1 波を区切る 16分 / 節2 マスに塗る 14分 / 節3 何バイト 10分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 6分
教科書: 新編情報Ⅰ 15 音と画像のデジタル表現(p.44)。
この回の評価(指導要領 (2) ア(ア)。標本化・量子化・符号化、標本化の精度や量子化のレベルでファイルサイズや音質・画質が変わることを科学的に理解する。単元設計は 単元設計のページ)
ふりかえりの枚の自己評価の分布を見て、「まだ」が多い目標を次回冒頭で拾い直す。
文字は種類が決まっているから番号を振れた。音や画像は連続していて、切れ目がない。そこで、第3回の「区切る」が出てくる。今日は自分の手で区切る
連続した波を、どこで、どれくらい細かく区切るか
前回「まだ」が多かった 2 進法は、体験 01 の画面で数字が 2 進数で出るので、そこで拾える。
つまみを動かして波を階段にする
N の字が読めるマス数を探す
計算して当てる
音の正体は空気の振動。その波を、時間と高さで区切る

薄い線が元の波(アナログ)。つまみを動かすと、波が「時間で区切られ」(標本化)、「高さが段階に丸められ」(量子化)て階段になる。階段が元の波にどれだけ近いか、そのときのデータ量を見る。この画面は自分の端末だけ
進め方(12分)
言葉の対応 横の区切り = 標本化(標本化周波数、Hz)。縦の丸め = 量子化(量子化ビット数)。2 進数にする = 符号化。CD は 44,100 Hz・16 ビット。
| 標本化 | 電気信号を一定間隔の時間で区切り、波の高さを取り出す。1 秒に区切る回数が標本化周波数。多いほど元の波を忠実に再現できる |
| 量子化 | 電圧を一定間隔に区切り、取り出した高さに最も近い段階の数値を読む。段階に使うビット数が量子化ビット数。多いほど忠実 |
| 符号化 | 読み取った数値を 0 と 1(2 進法)に変換する。再生のときは逆にアナログ信号に戻してスピーカーへ |
※ 区切るとき、区切りの間は捨てられている。細かくすれば捨てる量は減るが、データは重くなる。必ず劣化はある
目標 01 の前半。MIDI(音そのものではなく、音階や長さを記録する方式)にも一言。
画像も同じ 3 手順。区切るのは時間ではなく面
マスをタップ(なぞってもよい)して黒く塗り、N の字を描く。マス数を変えて、読める最小のマス数を探す。右に、そのまま 0 と 1 の列(白 0、黒 1)とデータ量が出る
進め方(10分) 4×4 から始める。「N に見える?」→ 見えない人が多い。6×6、8×8 と上げると読める。「読めるようになった代わりに、何が増えた?」→ ビット数(データ量)。
言葉の対応 マスに区切る = 標本化(解像度)。マスの色を白か黒の 2 段階にする = 量子化(階調。今回は 1 ビット = 2 段階)。0 と 1 の列 = 符号化。
「グレーも使えたら?」→ 1 マスに 8 ビット(256 段階)。データ量は 8 倍。次の節の計算につながる。
| 画素(ピクセル) | 画像を作る点。デジタルカメラもスキャナも、画像を画素に区切って代表の値を取り出す(標本化) |
| 解像度 | 分割する細かさ。多いほど忠実だが、画素数のぶんデータが増える。8×8 で N は読めたが、写真なら数百万画素 |
| 階調 | 1 画素の色を表す段階の数(量子化)。白黒なら 1 ビット(2 段階)、グレーなら 8 ビット(256 段階)。多いほど忠実で、重い |
音の「回数 × ビット数」と、画像の「画素数 × 階調のビット数」は、同じ形。区切りの数 × 1 区切りのビット数がデータ量
目標 01 の後半。「解像度」はディスプレイでは総画素数、プリンタでは 1 インチあたりの点の数(dpi)と、場面で意味が変わる、と一言。
区切りの数 × 1 区切りのビット数

10 秒の音を、標本化周波数 10 Hz(1 秒に 10 回)、量子化ビット数 4 ビットでデジタル化した。データ量は何バイト? 式を書いてから選ぶ
答え 50 バイト。10 秒 × 10 回 × 4 ビット = 400 ビット = 50 バイト。「400」を選ぶ人は単位(ビットとバイト)を見落としている。問われた単位に注意、が要点。
続けて口頭で 1 問: 「800 × 600 のモノクロ画像(1 画素 1 ビット)は何バイト?」→ 480,000 ビット = 60,000 バイト。「フルカラー(1 画素 24 ビット)なら?」→ 24 倍。目標 03。
8 ビットで 1 バイト、1,024 バイトで 1 KB。問われた単位に直してから答える
目標 03。ハイレゾ(96 kHz・24 bit)の話は興味がある生徒向けに一言。
音は時間を刻んで数にする。画像は面を刻んで数にする。刻み方を変えて、元とのずれを見る
確かめる前に、いまの予想を 1 つ選ぶ。当たっていなくてよい。予想を置いておくと、違ったときに気づける
選んだ人数が右に出る。分かれているところを 1 つ読み上げてから次へ
予想を先に(2分) 先に道具を開くと、触って終わる。予想を置いてから確かめると、違ったところが残る。
6分。2 つの道具を続けて使う。標本化・量子化・符号化の 3 語を、操作と結ぶ。
道具は外で公開されている Web アプリ。この授業のページの中で開くので、別のページへは移らない。閉じれば、そのままこの枚に戻る。ブラウザの中で動き、入力はこの授業のサーバーには送られない。
進め方 手順のとおりに触らせる。終わったら前の枚の予想と見比べ、外れた人を 2 人読み上げる。
6分。2 つの道具を続けて使う。標本化・量子化・符号化の 3 語を、操作と結ぶ。
道具は外で公開されている Web アプリ。この授業のページの中で開くので、別のページへは移らない。閉じれば、そのままこの枚に戻る。ブラウザの中で動き、入力はこの授業のサーバーには送られない。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
1 分。計算は「まだ」が出やすい。次回の冒頭で 1 問やる。
一文でよい。「〇〇のときは軽さを選ぶ。△△のときは忠実さを選ぶ」の形
3 分。次回は色と動画。「1 画素に何ビット使えば、写真の色が出る?」を問いとして残す。