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情報Ⅰ (2) コミュニケーションと情報デザイン | 第6回

色と動画のデジタル表現

赤・緑・青の 3 つのつまみで 1,677 万色が出せ、パラパラ漫画の要領で動画になる。どちらも数の組み合わせでできている

50分
教師用メモ

準備 教室コードは新しいものにする。「教師」を押す。体験 01・03 は端末内で完結する。教室の照明を少し落とすと体験 01 の色が見やすい。

時間配分 前回まとめ・目標 4分 / 節1 3 つのつまみ 16分 / 節2 光と色の三原色 10分 / 節3 パラパラ漫画 14分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 6分

教科書: 新編情報Ⅰ 16 色と動画のデジタル表現(p.46)。

この回の評価(指導要領 (2) ア(ア)。色と動画のデジタル化の方法。単元設計は 単元設計のページ)

  • 知識・技能 光の三原色(RGB)で 1 画素 24 ビット・約 1,677 万色になる仕組みと、フレームレートで動画が作られる仕組みを説明している(体験01・03・まとめ)
  • 思考・判断・表現 R・G・B を調整して指定の色を作れる(体験01)。光と色の三原色を場面で使い分け(体験02)、動画のデータ量を見積もれる(体験03)
  • 態度 身のまわりの画面や印刷物を「何色の組み合わせか」の目で見ようとしている(ふりかえり)

ふりかえりの枚の自己評価の分布を見て、「まだ」が多い目標を次回冒頭で拾い直す。

前回のまとめ

区切りの数 × 1 区切りのビット数 = データ量

標本化→量子化→符号化|白黒は 1 画素 1 ビット

白か黒なら 1 ビットで足りた。では、写真のような色を出すには 1 画素に何ビット要るのか。答えは、画面を虫めがねで見ると分かる

ディスプレイは、何色の光でできている

教師用メモ

前回「まだ」が多かったデータ量の計算を 1 問(口頭)。

今日の目標

授業の終わりにできるようになること

01
光の三原色の強さを調整して色を作り、1 画素 24 ビットで約 1,677 万色になる理由を言える
02
光の三原色と色の三原色を、画面と印刷で使い分けて説明できる
03
フレームレートから動画の仕組みを説明し、データ量を見積もれる
01 | 16分
3 つのつまみ

お題の色を作る

02 | 10分
光と色の三原色

画面と紙で分ける

03 | 14分
パラパラ漫画

1 秒に何枚で動いて見えるか

SECTION 01

3 つのつまみ

赤・緑・青の強さで、どんな色も

虫めがねで画面を見ると赤・緑・青の小さな光の点が並んでいて、高校生が3本のつまみを動かしている
体験 01

R・G・B を動かして、お題の色を作る

3 本のつまみが赤(R)・緑(G)・青(B)の光の強さ(0〜255)。左の色が変わる。まず 3 本とも 255 にして「白」を確かめ、次にお題の色に近づける。この画面は自分の端末だけ

#1E90FF
16 進数(R・G・B を 2 桁ずつ)
00011110 10010000 11111111
2 進数 | 8 ビット × 3 = 24 ビット
お題: —
教師用メモ

進め方(12分)

  • 「3 本とも 255 → 白」「3 本とも 0 → 黒」を全員で。「赤だけ 255 → 赤」「赤と緑を 255 → 黄」。光を混ぜると明るくなる(加法混色)。
  • お題(黄・紫・オレンジ・肌色など)を 3 つ作る。「近い」と出れば合格。
  • 読み取り: 1 色 8 ビット(256 段階)× 3 色 = 24 ビット。256 × 256 × 256 = 16,777,216 通り(フルカラー)。16 進数の 6 桁は Web の色指定そのもの。

「肌色」が難しい。R を高く、G を中、B を低く。色は 3 つの数、が今日の核心。

まとめ 01

1 画素 = R・G・B の 3 つの数 = 24 ビット

R 0〜255+G 0〜255+B 0〜255=256³ = 16,777,216 色
光の三原色ディスプレイの 1 画素は赤・緑・青の 3 つの光点。それぞれの強さの組み合わせで色を作る。3 つ全部が最大で白、全部 0 で黒(加法混色)
フルカラーR・G・B をそれぞれ 8 ビット(256 階調)で表す。8 × 3 = 24 ビット。約 1,677 万色
データ量前回の式に入れる。1,920 × 1,080 のフルカラー画像は 1,920 × 1,080 × 24 ビット ≈ 6.2 MB(圧縮前)
教師用メモ

目標 01。「なぜ 3 色で足りるか」は人の目に 3 種類の色を感じる細胞があるから、と一言。

SECTION 02

光と色の三原色

画面は光り、紙は光を反射する

左に赤緑青の光が重なって白くなる懐中電灯、右にシアン・マゼンタ・イエローのインクが重なって黒くなる絵筆
体験 02

光の三原色か、色の三原色か

光を混ぜると明るくなり、白に近づく(加法混色)。インクを混ぜると暗くなり、黒に近づく(減法混色)。まず上で付ける印を選び、次にその印を付けるものを押す。全部に印を付けたら「答え合わせ」

光の三原色 = 赤・緑・青、混ぜて白色の三原色 = シアン・マゼンタ・イエロー、混ぜて黒
教師用メモ

進め方(6分) 3 分で答え合わせ。「画面で作ったポスターを印刷すると色が違う」経験を聞く。光と反射で原理が違うから。印刷は 3 色で純粋な黒が出しにくく、黒(K)を足して CMYK。目標 02。

SECTION 03

パラパラ漫画

1 秒に何枚めくれば、動いて見えるか

ノートの端に描いたパラパラ漫画を高校生が親指でめくっていて、ページの絵が少しずつ動いている
体験 03

1 秒に何枚で、なめらかに見えるか

丸が左から右へ動く。つまみで「1 秒に切り替える枚数」(フレームレート)を変える。何枚あたりから「動いている」と感じるか、自分の目で探す。1 秒あたりのデータ量も見る

4 fps
フレームレート
—
フルHD・フルカラーなら 1 秒で(圧縮前)
教師用メモ

進め方(10分) 1 から上げていく。10 あたりでカクカクが減り、24〜30 でなめらか、60 でさらに。テレビは 30 fps、映画は 24 fps、ゲームは 60 fps 以上のものも。

データ量 フルHD(1,920 × 1,080)フルカラー 1 枚 ≈ 6.2 MB。30 fps なら 1 秒で約 187 MB。「10 分の動画は?」→ 100 GB 超。だから圧縮が要る(次回)。目標 03。

まとめ 03

動画 = 静止画の連続 | フレームレートで 30 倍

1 枚(フレーム)×1 秒あたりの枚数(fps)×秒数+音声=動画のデータ量
フレーム少しずつ描き換えた 1 枚 1 枚の静止画。次々に表示すると連続して動いて見える(パラパラ漫画)
フレームレート1 秒あたりに表示するフレームの数。単位 fps。テレビ 30、映画 24、ゲーム 60 以上
データ量フルHD・フルカラー 1 枚 ≈ 6.2 MB、30 fps で 1 秒 ≈ 187 MB。短い動画でも非常に大きい。だから圧縮する

※ 4K は横 3,840 画素、8K は 7,680 画素。画素数が 4 倍、16 倍になる。フルHD の 2K は横約 2,000(1,920)から

教師用メモ

次回の圧縮につなぐ。「187 MB を数 MB に落として送っている。何を捨てている?」を問いとして残す。

予想

色の段階を減らして、先に崩れるのはどちらか

色は 3 つの数で、動画は 1 秒あたりの枚数で決まる。数を変えて見え方を確かめる

確かめる前に、いまの予想を 1 つ選ぶ。当たっていなくてよい。予想を置いておくと、違ったときに気づける

選んだ人数が右に出る。分かれているところを 1 つ読み上げてから次へ

クラスの予想
教師用メモ

予想を先に(2分) 先に道具を開くと、触って終わる。予想を置いてから確かめると、違ったところが残る。

6分。2 つの道具を続けて使う。データ量とのつり合いに触れる。

道具は外で公開されている Web アプリ。この授業のページの中で開くので、別のページへは移らない。閉じれば、そのままこの枚に戻る。ブラウザの中で動き、入力はこの授業のサーバーには送られない。

確かめる

道具で確かめて、予想と合っていたかを見る

画像や色の表現方法色を 3 つの数で表し、階調を変えて見比べる
  1. 「この枚で開く」を押す
  2. 階調を減らす
  3. 写真と、色が少ない絵で、崩れ方が違うことを見る
この授業のページの中で開く。終わったら「閉じてこの枚に戻る」で戻る
動画のデジタル表現1 秒あたりの枚数を変えて、動きの見え方を比べる
  1. 「この枚で開く」を押す
  2. 1 秒あたりの枚数を減らす
  3. 動きがぎこちなくなる境目を探す
この授業のページの中で開く。終わったら「閉じてこの枚に戻る」で戻る
確かめて分かったことを、一文で
確かめて分かったこと
教師用メモ

進め方 手順のとおりに触らせる。終わったら前の枚の予想と見比べ、外れた人を 2 人読み上げる。

6分。2 つの道具を続けて使う。データ量とのつり合いに触れる。

道具は外で公開されている Web アプリ。この授業のページの中で開くので、別のページへは移らない。閉じれば、そのままこの枚に戻る。ブラウザの中で動き、入力はこの授業のサーバーには送られない。

今日のまとめ

3つの目標に、自分の操作で答える

01
RGB(アールジービー。赤 Red・緑 Green・青 Blue の頭文字)3 つのつまみで色を作った。1 色 8 ビット × 3 = 24 ビット、256³ ≈ 1,677 万色
02
光と色 画面は赤・緑・青の光で加法混色、白へ。印刷はシアン・マゼンタ・イエローで減法混色、黒へ
03
動画 静止画を 1 秒に 24〜30 枚。フルHD 30 fps で 1 秒約 187 MB。だから圧縮が要る
自己評価

今日の目標、自分はどこまで

3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る

今日の目標、自分はどこまで | 1 つずつ選ぶ
01RGB で色を作り、24 ビットで約 1,677 万色になる理由を言える
02光の三原色と色の三原色を使い分けて説明できる
03フレームレートから動画の仕組みとデータ量を説明できる
できただいたいまだ
教師用メモ

1 分。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す。

ふりかえり

身のまわりで「3 つの数」でできている色を一つ

一文でよい。今日の体験のどれかに触れて書く

みんなの見つけた色
教師用メモ

3 分。次回は圧縮。「1 秒 187 MB をどう小さくするか」を予告。