最初の 1 行を書いて動かす。表示する、計算する、箱に入れる。今日はこの 3 つで十分
50分 | キーボードがあるとよい準備 教室コードは新しいものにする。「教師」を押す。Python はページの中で動く(初回だけ部品を読み込むのに数秒。ネットが要る)。書いたコードは端末に残る。スマホでも動くが、キーボードがある端末が望ましい。
時間配分 前回まとめ・目標 4分 / 節1 表示する 12分 / 節2 計算する 12分 / 節3 箱に入れる 16分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 6分
教科書: 新編情報Ⅰ 25 プログラムの基本構造 1(p.72)。Python。
この回の評価(指導要領 (3) ア(イ) イ(イ)。プログラミングの技能、順次構造。単元設計は 単元設計のページ)
ふりかえりの枚の自己評価の分布を見て、「まだ」が多い目標を次回冒頭で拾い直す。
前回は手順を人の言葉と図で書いた。今日から、コンピュータが読める言葉(Python)で書く。人の言葉と違って、曖昧さは一切許されない。だからこそ、書いたとおりに動く
最初の 1 行は、画面に文字を出す
前回「まだ」が多かった目標があれば 2 分拾う。今日は打つ時間が長いので、説明は最小に。
最初の 1 行を動かす
電卓にする
変数で面積を求める
書いたとおりに動き、1 字違えば動かない

※ 上の行から順に実行される(順次構造)。文字は ' で囲む。Ctrl + Enter でも実行できる
進め方(10分)
print は「組み込み関数」(あらかじめ用意された命令)。( ) の中を画面に表示する。
3 + 4 × 5 は、23 か 35 か

※ 演算子: + − * / %(余り) **(べき乗)。文字どうしの + はつなげる。'3'+'4' は 34 になる
進め方(10分) 実行前に「3+4*5 はいくつ?」と聞く。23(掛け算が先)。9%4 は余りの 1。% は次回の偶数・奇数判定で使う。
拾いたい発言 「'Hello'+'World' はくっついた」→ 文字と数は別物。'3'+'4' を試させると 34 になり、驚く。目標 02。
比較演算子(== != < >)は次回の分岐で扱う。
名前を付けた箱に値を入れ、あとで使う

| 変数 | 値を入れておく箱。名前を付ける。x、r、area、month のように、中身が分かる名前がよい |
| 代入 = | 右の値を左の箱に入れる。数学の「等しい」ではない。x = x + 5 は「今の x に 5 を足したものを x に入れ直す」 |
| 順次構造 | 上の行から順に 1 つずつ実行する。3 行のプログラムは、1 行目 → 2 行目 → 3 行目 |
「= は等しいではなく、入れる」を強調する。x = x + 5 が数学として変に見える生徒は多い。箱の絵で説明。
※ 円の面積 = x * x * 3.14。三角形 = x * h / 2。変数の値を 1 か所変えれば、計算が全部変わる。それが変数を使う理由
進め方(14分)
x=5 area=x*x*3.14 print(area)。78.5。x=6 h=4 print(x*h/2)。12.0(割り算は小数になる)。よくあるエラー: 全角のスペースや記号(日本語入力のまま打つ)、閉じ括弧忘れ、変数名の打ち間違い(NameError)。エラー文に行番号が出るので、そこを見る。目標 03。
| print( ) | ( ) の中を画面に表示する。文字は ' で囲む。数はそのまま。組み込み関数(あらかじめ用意された命令) |
| 演算子 | + − * / %(余り)。掛け算・割り算が先。文字どうしの + はつなげる。文字と数は別物 |
| 変数・代入 | 名前を付けた箱に値を入れる(=)。x = x + 5 は入れ直し。値を 1 か所変えれば全部に効く |
| 順次構造 | 上から順に実行。アルゴリズムは順次・分岐・反復の 3 つの構造の組み合わせで表せる。今日はすべて順次。次回、分岐と反復 |
※ プログラムは料理のレシピに似ている。具材の代わりにデータ。命令に従って加工して結果を出す。エラーは「レシピのこの行が読めない」という手がかり
「hello, world」が最初のプログラムの定番になった由来(C 言語の本)は雑談として。
今日書いた行を貼って「→」を押し、対応する書き方を 2 つノートに書く
※ この枚は提出しない。自分の手で確かめて、分かったことをノートに書く
進め方 提出させない枚。手を動かして確かめるところまで。机間指導で、止まっている生徒だけを見る。
5分。対応を 2〜3 個だけ確認する。全部覚えさせない。第6〜8回でも使える。
道具は外で公開されている Web アプリ。この授業のページの中で開くので、別のページへは移らない。閉じれば、そのままこの枚に戻る。ブラウザの中で動き、入力はこの授業のサーバーには送られない。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
1 分。変数は「まだ」が出やすい。次回冒頭で x=x+5 をもう一度。
一文でよい。「〇〇というエラーが出て、△△を直したら動いた」の形。詰まらなかった人は、人に教えたことを
3 分。エラーの種類(括弧・引用符・全角・変数名)を投影で分類すると、次回のデバッグの助けになる。書いたコードは端末に残っている。