身のまわりの手作業を 1 つ、プログラムに任せる。目的を決め、手順を書き、動かして、直す
50分 | キーボードがあるとよい準備 教室コードは新しいものにする。次回も同じコードを使うので板書して残す。「教師」を押す。前回のふりかえりで出た「試したいこと」を印刷して配ると入りやすい。
時間配分 目標・課題の説明 6分 / 節1 目的を決める 12分 / 節2 手順を書く 12分 / 節3 書いて動かす 16分 / 自己評価・ふりかえり 4分
この回の評価(指導要領 (3) ア(イ) イ(イ)。単元末のパフォーマンス課題の前半。評価規準と B・A の基準は 単元設計のページ)
この回は「作る」。次回が「評価して直す」。今日できたところまでで提出させ、完成を急がせない。
道具はそろった。ここからの 2 回は、自分で選んだ問題に使う。うまく動かなくてよい。動かないところを見つけて直すところまでが課題
2 分。使ってよい道具の一覧として板書に残す。「全部使う必要はない。1 つでよい」。
| 今日(第11回) | ①目的を決める ②手順を 3〜5 行の言葉で書く ③Python で書いて動かす ④提案カードを提出する |
| 次回(第12回) | ⑤ほかの人のカードを観点で評価する ⑥もらった評価をもとに直す ⑦改訂版を出す |
※ 大きなものを作らなくてよい。3 行のプログラムで、毎日の 1 分が消えるなら、それは立派な問題解決
3 つの観点は評価に使う(次回の相互評価と同じ言葉)。ここで先に見せることで、何を目指すかがはっきりする。
B の目安: 順次・分岐・反復のどれかを使ったプログラムが動く。A の目安: 関数かリストで構造を整理している。
繰り返している作業から
まず日本語で
1 行ずつ足していく
何を、どれだけ楽にするか

自分か家族か部活で、繰り返している作業を一つ。楽になる量は「1 回 〇分 × 週 〇回」のように数で書く
全員の「作業 → 楽になる量」が右に並ぶ。似たものをまとめて読み上げ、迷っている人が選べるようにする
進め方(10分) 一人で 5 分。全員分を読み上げながら、実現できそうなものに印を付ける(5分)。
出やすい例 点数の合計と平均、割り勘の計算、班分けのくじ、持ち物のチェック、単位の変換、タイムの記録から順位、部活の当番決め、おこづかいの残り計算。
大きすぎる例への声かけ 「アプリを作りたい」→ 「その中で、いちばん面倒な計算はどれ? そこだけ作る」。切り出すことを教える場面。
思いつかない生徒には、前回のふりかえりで出た「試したいこと」を見せる。目標 01。
日本語で書けないものは、プログラムにもならない

「①〜する ②〜する ③〜する」の形で、1 行に 1 つの動作。第4回でやったとおり、数・回数・条件を入れて、判断に迷わない言葉にする
全員の手順が右に並ぶ。「〜くらい」「いい感じに」など曖昧な語が残っているものを 2 つ拾い、直し方をクラスで考える
進め方(10分) 一人で 6 分。曖昧語が残っているものを 2 つ拾って直す(4分)。
見るところ ①入力(何を受け取るか) ②処理(何をするか) ③出力(何を出すか)が分かれているか。分岐や反復が要るかどうかは、この時点で見当がつく(「〜なら」があれば if、「全部について」があれば for)。
紙のフローチャートを描いてもよい。図のほうが速い生徒がいる。目標 02。
一度で動くことは、ほとんどない

※ # から後ろはコンピュータが読み飛ばす(覚え書き)。エラーが出たら、書いてある行番号のところを見る。字下げ・コロン・引用符・全角の記号が定番の原因
進め方(16分) 机間指導。手を出さずに、どこでエラーが出ているかを一緒に読む。
よくあるエラーと直し方 全角スペース・全角の括弧や引用符(見た目で気づきにくい)/字下げの不一致/コロンの抜け/リストの角括弧と丸括弧の取り違え/文字と数の足し算(int( ) が要る)。
止まっている生徒へ 「まず print だけ動かす」「1 行ずつ足す」。全部書いてから実行させない。
早く終わった生徒へ 関数に分ける(A の基準)、input で使う人に聞く、リストを長くしても動くか確かめる。
全員の提案カードが右に並ぶ。次回、この一覧に相互評価が付く。未完成のカードにも印を付けて残すよう伝える
進め方(5分) 4 欄すべて必要。「いまの状態」に「動かない」と書いてよいと明言する。次回はそこを直すのが課題だから。
教室コードを板書して残す。次回、同じコードでこの一覧を開く。
次回は、ほかの人のカードを3 つの観点で評価し、もらった評価をもとに直して改訂版を出す
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
1 分。「まだ」が多い項目は、次回の冒頭に時間を回す。
一文でよい。動いた人は「次に足したいこと」を書く
3 分。同じ詰まり方が多ければ、次回の冒頭で 5 分使って全体に説明する。教室コードを忘れずに板書。