作る前に決めることが二つある。誰に届けるのかと、その人に何をしてほしいのか
50分 | 班で行う準備(授業前) 教室コードは第1回と別の新しいものにし、板書して残す。この回のカードは第3回以降もそのまま使うので、コードは単元の終わりまでノートに控えさせる。班(3〜4 人)を作っておくか、冒頭 2 分で作る。
投影 「投影」を押して 1 枚ずつ送る。教師の端末では「教師」も押す。体験 01 のアイデアの壁と、体験 02 のカードは、投影して全員で読む場面がある。
時間配分 前回まとめ・目標 6分 / 節1 困っている人を挙げる 16分 / 節2 要求を並べて順位をつける 20分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 8分
この回の評価(指導要領 情報Ⅱ (2) ア(ア)・イ(ア)、内容の取扱い (2)「コンテンツに対する要求を整理する活動」。設計指針 B6L3。単元設計は 単元設計のページ)
[解説]は「ブレーンストーミングなどで拡散したあと、実際に制作するものについて情報を整理して設計につなげる」としている。節1 が拡散、節2 が収束。節1 で批判させないことを最初に宣言する。
前回は、二つの軸で届き方が変わることを確かめた。ただし軸は「決め方」であって、「何を決めるか」ではない。決めるためには、届ける相手が要る
その人は、何を知りたくて、何をしたいのか
2 分。前回の自己評価で「まだ」が多かった目標をここで一言拾う。メディアの特性の表は、今日は使わない(第3回で戻ってくる)。
班(3〜4 人)をここで確定し、班の名前を決めさせる。カードの提出は班ごとに 1 枚。
困っている人を、量で出す
要求を並べ、順位をつける
カードは単元の終わりまで使う
学校や地域で、知らないせいで損をしている人を、思いつくだけ

「〇〇な人が、△△を知らなくて困っている」の形で短く書いて送る。学校の中でも、地域でもよい。人の案の「便乗」を押すと、その続きとして書ける
進め方(12分) 最初の 5 分は個人で量を出す。この間は良し悪しを言わないと宣言してから始める。次の 4 分は班で、人の案に便乗して足す。最後の 3 分で読み上げ。
止まったときの手 「学校に来て最初の一週間で困ったこと」「家の人が学校のことで分からないと言ったこと」「地域の人が学校について知らないこと」の三つを順に投げる。
想定回答 新入生が部活の見学の時期を知らない ・ 保護者が行事の持ち物を知らない ・ 近所の人が文化祭に入れることを知らない ・ 転校生が購買の場所を知らない ・ 下級生が図書室の使い方を知らない。
拡げきってから絞る。ここで出た案が、班の相手になる。目標 01 の材料。
| 弱い目的 | 部活のことを知ってもらう / 学校のよさを伝える / 興味を持ってもらう |
| 行動で書いた目的 | 見学の日に体育館へ来る / 申込用紙を出す / 家の人に日程を伝える |
| なぜ行動で書くか | できたかどうかをあとで確かめられる。第11回の評価も、第12回の直しも、この一文を基準にする |
目標 01・02。「知ってもらう」で止まっている班が必ず出る。「知ったあと、その人は何をしますか」と一言聞けば直る。
この一文が単元末の評価規準になることを、はっきり言う。第11回のルーブリックはここから作る。
相手の要求を並べて、外せないものを一つ決める

全班のカードが右に並ぶ。他の班のカードには、下の 4 つのうち当てはまるものを 1 つ押して返す
進め方(16分) 要求を班で口に出して並べる 5 分 → 順位をつけて外せないものを一つ決める 4 分 → カードに書いて提出 4 分 → 他の班のカードを読んで印を返す 3 分。提出は班で 1 枚(書く人を決める)。
要求が出ないとき 「その人が最初に不安に思うことは」「知らないと動けないことは」「知らなくても動けることは」の順に聞く。三つ目が後回しにできる要求になる。
順位のつけ方 「これが答えられていなければ、行動してもらえない」が外せない要求。全部を入れようとすると、どれも伝わらなくなる。第4〜6回で作れる量は限られている、と現実的な話をしてよい。
このカードは残る 第3回で同じ教室コードを入れて開き、組合せの欄を足して出し直す。教室コードを板書して残す。目標 03、今日の評価の場面。
要求を整理するとは、並べて順位をつけ、捨てるものを決めること。全部入れたものは、たいてい何も伝わらない
※ 次回は、この要求から「文字・音声・静止画・動画のどれを、いくつ組み合わせるか」を決める
目標 03。捨てた要求を消さずに残させる。第12回の改訂で「捨てたものを一つ戻した」は、十分満足(A)の一つの形になる。
提出されたカードを 2 枚選んで投影し、要求の書き方の差を見せる。「楽しさが伝わる」のような、確かめられない要求は書き直させる。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。班ではなく、自分について答える
1 分。目標 03 に「まだ」が多ければ、次回の冒頭で外せない要求を各班に一言ずつ言わせる。
一文でよい。班で「今回は捨てる」に置いた要求を一つと、捨てた理由を書く
4 分。捨てる判断ができているかが、そのまま思考・判断・表現の評価になる。「入れたいけど捨てた」ものを言わせると、判断の跡が見える。
次回は「目的と相手に応じたメディアの組合せ」。今日のカードに、使うメディアの組合せと、選ばなかった案を書き足す。教室コードを控えたか確認する。