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情報Ⅱ (5) 情報と情報技術を活用した問題発見・解決の探究 | 第4回

中間発表

できていない所を見せる回。ここで方針を変えてよい

50分
教師用メモ

準備(授業前) 教室コードは第1回から同じもの。第2回に出した計画表が同じ画面に残っているので、開けることを確かめておく。「途中でよい」「できていない所こそ見せる」を最初に宣言する。完成を見せる場ではないと分かると、出てくるものが変わる。

投影 「教師」を押す。体験01 で中間版を出させたあと、相互評価のボタンを今日から使うと伝える。体験02 の指摘は右の壁に並ぶので、投影したまま何件か読み上げる。

時間配分 前回のまとめ・目標 6分 / 節1 中間版を出す 18分 / 節2 一つだけ直すなら 20分 / 自己評価・ふりかえり 6分

この回の評価(重点は態度。評価場面は「中間発表と、受けた指摘」)

  • 知識・技能 いまできている所を、使った手法の名前とともに説明できる(体験01) | A: うまくいかない理由を手法の性質から説明している
  • 思考・判断・表現 他の人の途中を読み、直す所を一つに絞って伝えられる(体験02) | A: 直す理由を、その人の問いに結びつけて言っている
  • 態度 受けた指摘から一つを選び、直すと決めている(ふりかえり) | A: 自分の望みと違う指摘も受け止め、なぜ受け入れるか/受け入れないかを述べている

指導要領 解説 情報編 情報Ⅱ (5)。この科目のまとめとして、情報Ⅰ・Ⅱ で身に付けた資質・能力を総合的に活用し、新たな価値の創造を目指す。内容の取扱い (5) は四つの領域からのテーマ設定と、指導の時期の分割を認めている。この回の [指針] は G3L3(集団の前でプレゼンテーションを行える)と G4L3(自分の望みと違う発言でも、相手の立場を理解する)。評価規準は 単元設計のページ。

前回のまとめ

集めたものを持って、いったん立ち止まる

第2回 | 計画表→第3回 | 材料と出どころ→今日 | 見せ合う→第5回 | 作る、分析する→第6回 | 評価して、直す

今日は方針を変えてよい回。第5回から先は作業に入るので、進む方向を変えるならここが最後の機会になる

今日見せるのは、詰まっている所

教師用メモ

「中間発表」と聞くと成果を見せようとする。ここで方針転換した生徒を、あとで肯定的に取り上げると、次の年度から空気が変わる。材料が集まらなかった生徒も、そのまま出させる。

今日の目標

授業の終わりにできるようになること

01
いまできている所と詰まっている所を、計画表の中間版として出せる
02
他の人の途中を読み、一つだけ直すならを理由付きで伝えられる
03
受けた指摘から一つを選び、直すと決められる
01 | 18分
中間版を出す

第2回の計画表を書き直す

02 | 20分
一つだけ直すなら

3 人以上に、一つずつ

今日の成果 | 中間版
指摘 3 件以上

受けて、一つ選ぶ

SECTION 01

中間版を出す

計画どおりに行かなかった所が、いちばんの情報

机の上に途中の表と紙の試作を広げ、高校生が別の生徒に手で示しながら説明している
体験 01

計画表の中間版を出す

第2回に書いた計画表が下の欄に残っている。変わった所を書き直して、中間版として出す。問いや手法を変えてよい。変えたなら、それが今日いちばん大事な報告

問い | 変わっていたら書き直す
作るか調べるか
使う手法 | 実際に使ったもの
いまできている所
詰まっている所 | 次の予定

中間版は「改訂版」と付いて上に並ぶ。第2回の版と見比べて、何が変わったかを見る

中間版と、第2回の計画表
教師用メモ

進め方(15分) 10 分で書いて出す。5 つの欄すべてが必要。第2回の内容は端末に残っているので、変わった所だけ直せばよい。残り 5 分で、問いや手法を変えた生徒を 2 人取り上げ、何があって変えたのかを話させる。

ここで 「変えた」を肯定的に扱う。[解説]の「思考力、判断力、表現力等の向上」は、うまくいかなかったときに方法を選び直せることを含む。

詰まっている所が書けない生徒には「次の 1 時間で何をするか」を聞き、答えられなければそれが詰まっている所だと伝える。目標 01 はこの枚で見る。

まとめ 01

途中を見るときの、三つの観点

問いと手法が合っているその手法で、その問いに答えが出るか。予測したいのに数を並べただけ、になっていないか
根拠か試した結果がある集めた材料に出どころがあるか。作るものなら、少しでも動かしてみた結果があるか
次に直す所が見える本人が「次に何をするか」を言えているか。言えていないなら、そこを一緒に探す

この三つは、右のカードの下にあるボタンと同じ言葉。読んだら一つ押す。押した人が誰かは残らない

※ この観点は第6回・第7回でも同じものを使う。今日と同じ言葉で、最後まで見る

教師用メモ

読み上げてから、次の枚の相互指摘に入る。「まだ」を押すのは、直せる所があるという合図だと言っておく。集計は匿名。

SECTION 02

一つだけ直すなら

たくさん言われても直せない。だから一つに絞る

教室で高校生たちが互いの画面をのぞき込み、短い付箋を一枚だけ相手の机に置いている
体験 02

3 人以上に、一つだけ届ける

前の枚に並んだ中間版を読み、相手の番号を先に書いてから、直すなら一つだけを伝える。「〇番へ | △△。なぜなら□□」の形。3 人以上に送る。良い所だけを書かない。直す所を書く

みんなの指摘 | 一つだけ直すなら
教師用メモ

進め方(17分) 前の枚に戻って中間版を読ませる(5分、ボタンも押す)。この枚で 3 件以上を送る(8分)。残り 4 分で、投影から良い指摘を 3 つ読み上げる。良い指摘とは相手の問いに結びついているもの。

言い方の型 「〇〇はできている。だから次は△△を確かめると強くなる」。責める言い方になっている指摘は、その場で言い直させる。[指針]G4L3 の場面。

自分の番号は、前の枚の自分のカードの見出しに出ている(青い地のカード)。分からない生徒には教える。

目標 02 はこの枚で見る。指摘が「がんばってください」だけの生徒には、三つの観点のどれかを選んで書き直させる。

まとめ 02

受けた指摘を、どう扱うか

01
全部は直さない 一つ選ぶ。自分の問いに一番効くものを選ぶ。残りは記録だけしておく
02
受け入れないという判断もある ただし、なぜ受け入れないかを自分の言葉で言えること
03
同じ指摘が 2 人以上から来たら、それは直す 自分では見えていない所が見えている合図

直した所が、第6回で評価される所になる

教師用メモ

指摘を受けて落ち込む生徒がいる。「途中だから指摘が来る。完成していたら誰も何も言えない」と言っておく。同じ指摘が複数から来た生徒を 1 人取り上げると分かりやすい。

今日のまとめ

次回までに決めておくこと

01
直すと決めた一つ 受けた指摘の中から。ふりかえりに書いたもの
02
次の 1 時間でやること 第5回は作業の回。教室に来てすぐ手が動く形にしておく
03
持ってくるもの データ、下書き、試作、道具。学校の端末に入れておく

※ 次回は「制作と分析」。作業の時間。詰まったら、その詰まりを教室で共有する

教師用メモ

方針を大きく変えた生徒は、第2回の計画表を書き直す時間が要る。次回の冒頭 10 分をそれに当ててよいと伝えておく。

自己評価

今日の目標、自分はどこまで

3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る

今日の目標、自分はどこまで | 1 つずつ選ぶ
01できている所と詰まっている所を、中間版として出せた
02他の人に「一つだけ直すなら」を理由付きで伝えられた
03受けた指摘から一つを選び、直すと決められた
できただいたいまだ
教師用メモ

目標 03 に「まだ」が多い場合、指摘が届いていない生徒がいる。カードの下の集計を見て、指摘が 0 件の生徒に教師から一つ伝える。

ふりかえり

直すと決めた一つと、その理由

「△△を直す。なぜなら□□」の形で一文。受け入れない指摘があるなら、その理由を書いてもよい

みんなの、直すと決めたこと
教師用メモ

4 分。この単元の態度の評価は、中間の指摘を受けて直しているかで見る(B)。受け入れる/受け入れないの理由まで書けていれば A。投影を保存する。