できた気がする、では終われない。何で測るかを自分で決めて、測って、その数字で直す
50分準備(授業前) 教室コードは第1回から同じもの。第2回に作った計画表を今日も同じ画面から開く。作るものを選んだ生徒には、前回までに試してくれる人を用意させておく。用意できていない生徒のために、教室内で試し合える時間を節1 に組み込む。前回「結果が一つも出ていない」生徒がいる場合、冒頭 15 分を作業の続きに当てる。
投影 「教師」を押す。体験01 は「測るもの | 測った結果」が右の壁に並ぶ。測るものが決まっていないカードを 3 件取り上げて全員で決める。体験02 は直した版のカードが並び、第2回・第4回の版と見比べられる。
時間配分 前回のまとめ・目標 6分 / 節1 何で測るかを決めて測る 20分 / 節2 その数字で直す 18分 / 自己評価・ふりかえり 6分
この回の評価(重点は思考・判断・表現。評価場面は「評価の結果と、直した所」)
指導要領 解説 情報編 情報Ⅱ (5)。この科目のまとめとして、情報Ⅰ 及び 情報Ⅱ で身に付けた資質・能力を総合的に活用し、新たな価値の創造を目指す。内容の取扱い (5) は四つの領域からのテーマ設定と、指導の時期の分割を認めている。この回の [指針] は K2L2(結果を評価し、必要なら反復改善を行える。高必)。この単元でこの水準を必ず通す。評価規準は 単元設計のページ。
総合的な探究の時間の評価規準とも重なる回。同じテーマで進めている生徒には、ここで測った結果をそちらでも使わせる。
前回、途中の結果が出た。ここで止めると「やってみました」で終わる。良いか悪いかを、自分の外にあるもので測るのが今日
測るものは二つ。評価指標(数で測る)か、使う人の反応(試してもらう)
前回のふりかえり「次に手をつける所」の投影を出し、それが今日できているかを確かめてから始める。結果が出ていない生徒には、冒頭の 15 分を作業に当ててよいと伝え、節1 の途中から合流させる。
測るものを決めて、実行する
直した版を計画表に出す
第7回の発表の中心になる
自分の感想は評価ではない

上に何で測るかを書き、実際に測ってから下に結果を書いて送る。数でも、人の言葉でもよい。思っていたより悪い結果でも、そのまま書く。そこが今日いちばん値打ちのある情報になる
全員の測るものと結果が右に並ぶ。測るものが自分の感想になっているカードを取り上げる
進め方(17分) 最初の 4 分で「測るもの」だけを決めさせ、投影で 3 件を全員で直す。そのあと 10 分で実際に測る(教室内で試してもらう、データを分けて確かめる)。残り 3 分で結果を送る。
領域ごとの測り方の例 データ = 予測の当たり外れ、外れた件数、別の期間で試した結果 / しくみ = 使ってもらって最後まで行けた人数、かかった時間、想定外の入力で止まった回数 / 伝える = 相手に見せて伝わった内容を言い直してもらう、要点が言えた人数 / 社会 = 立場の違う人 3 人に案を見せて、賛成・反対とその理由。
よくある直し 「うまくできたと思う」→ 誰が見ても同じ判定になる形にする / 「みんなに好評だった」→ 何人に見せて何人がどう言ったか / データの生徒が学習に使ったのと同じデータで精度を出している → 別の期間や別の人で試させる。
目標 01・02 はこの枚で見る。[指針]K2L2 の前半。
| 自分の外にある | 誰が測っても同じ判定になるか。「良さそう」は測り方ではない |
| 問いに答える | その数字が動いたら、自分の問いの答えが変わるか。関係のない数字を測らない |
| 限界が言える | この測り方では何が言えないか。5 人に試しただけなら、5 人のことしか言えない |
三つ目が大事。言えないことを分けて言えると、その結果はかえって信用される。第7回の発表でも、質問で必ず突かれる所
3 分。情報Ⅰ (4) と情報Ⅱ (3) で扱った「関係と原因は違う」「標本の大きさ」をここで結ぶ。データの生徒には特に、限界を一文で書かせておくと第7回が楽になる。
測っただけで直さなければ、測らなかったのと同じ

第2回から書いてきた計画表に、測った結果と直した所を足して出す。直すのは一か所でよい。直す時間がなければ「次に直す所」として書く。それも評価される
第2回の計画表、第4回の中間版、今日の直した版が並ぶ。三つを見比べて、変わってきた道筋を見せる
進め方(15分) 10 分で直して出す。5 つの欄すべてが必要。残り 5 分で、投影から 2 人を選び、第2回の版・第4回の版・今日の版を並べて見せ、何が変わったかを本人に言わせる。
直す時間が足りない生徒には、「直した所」の欄にどこをどう直すかを具体的に書かせる。実際の作業は次回までの宿題にする。計画だけで終わらせないため、直す所は一か所に絞らせる。
悪い結果が出た生徒を必ず一人取り上げて、肯定的に扱う。「測ったから分かった」ことを全員に見せる。隠して発表に進むと、第7回の質問で崩れる。
目標 03 はこの枚で見る。[指針]K2L2 の後半(必要なら反復改善を行える)。投影画面を当日中に保存する。
発表で伝わるのは、直した所と、その理由
この一まわりは情報Ⅰ (1) 第9・10回で一度通したもの。今回は自分で選んだ問題と道具で回した、と言って結ぶ。次回の発表は「道筋の発表」だと伝える。
※ 次回は「発表」。発表は 3 分。問い・やったこと・測った結果・直した所・誰に役立つか
次回の発表の形(時間、順番、聞き手の人数)をここで伝えておくと、準備の質が変わる。3 分・5 人の班・全員が 1 回発表、を基本にする。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
目標 02 に「まだ」が多い場合、次回の発表の前に 10 分の測定時間を取る。測っていないまま発表すると、質問で答えられなくなる。
「〇〇だと思っていたが、△△だった」の形で一文。思ったとおりだった人は、それを支えた数字を書く
4 分。ここに書かれたことが、次回の発表でいちばん人を引きつける中身になる。投影を保存し、次回の冒頭で 3 件読み上げる。