情報Ⅰ・情報Ⅱ の最後の 50 分。持った道具を並べ、答えの出なかった問いを、次へ渡す
50分準備(授業前) 教室コードは第1回から同じもの。第2回から書いてきた計画表の全部の版が同じ画面に残っている。前回のふりかえり「答えられなかった質問」の投影を用意する。生徒には端末で 探究ノート を開かせておく。この回で書いた最後の版と次の問いを、総合的な探究の時間や課題研究へ持っていける形にして終わる。
投影 「教師」を押す。体験01 は道具の名前が並ぶので、投影を出したまま進める(人の道具に便乗できる)。体験02 は最後の版が並ぶ。第2回・第4回・第6回・第7回の版と並べて、一人分の道筋を最後に見せて終わる。
時間配分 前回のまとめ・目標 6分 / 節1 使った道具を並べる 16分 / 節2 次の問いを立てる 22分 / 自己評価・ふりかえり 6分
この回の評価(重点は態度。評価場面は「最終の振り返り(探究ノートに残る)」)
指導要領 解説 情報編 情報Ⅱ (5)。この科目のまとめとして、情報Ⅰ 及び 情報Ⅱ で身に付けた資質・能力を総合的に活用し、新たな価値の創造を目指す。内容の取扱い (5) は四つの領域からのテーマ設定と、指導の時期の分割を認めている。この回の [指針] は K3L3(問題を捉え直し、次の問題として立てられる)と K4L1(自分の問題に対し記述/説明/分析/解の検討が行える。高必)。評価規準は 単元設計のページ。
前回、答えられなかった質問を書いた。それは、次に確かめることが決まったということだ。今日はそれを問いの形にして残す
探究は、終わらない。区切って、次へ渡す
前回のふりかえりの投影から 3 件読み上げてから始める。「答えられなかった」ことを肯定的に扱うと、次の問いが出てくる。
教室で一つの一覧になる
計画表の最後の版を出す
探究ノートに残して終わる
2 年分の授業のうち、自分が実際に手に取ったのはどれか

自分が実際に使った手法を、名前とどの単元のものかで送る。習っただけのものは書かない。人の道具に「便乗」を押すと、その続きにどう使ったかを書ける。全部で教室の道具一覧になる
進め方(14分) 5 分で各自が使った道具を送る(2〜3 件)。5 分で人の道具に便乗して「どう使ったか」を書く。残り 4 分で投影を見せ、教室全体でいくつの道具が使われたかを数える。一人が使えたのは 2〜3 でも、教室では 20 を超える。
拾いたい発言 「習ったけど使わなかったものが多い」→ それでよい。道具は、必要になったときに取りに行けることが大事。「人が使った道具が自分にも使えそう」→ それが次の問いの入口。
この一覧は、生徒が総合的な探究の時間や課題研究で困ったときに戻ってくる場所になる。投影画面を保存して配ってもよい。目標 01 はこの枚で見る。
| 問題を立てる | 理想と現実のギャップで書く / 課題に分ける / 確かめられる問いにする(情報Ⅰ (1)、この単元 第1・2回) |
| 伝える | 相手と目的から見せ方を決める / 情報デザイン / コンテンツを作る(情報Ⅰ (2)、情報Ⅱ (2)) |
| 手順にする | 順次・分岐・反復 / 手順に分ける / モデル化とシミュレーション(情報Ⅰ (3)) |
| 数で見る | 集める・整える / 関係を見る / 予測する / 言えないことを分ける(情報Ⅰ (4)、情報Ⅱ (3)) |
| 作って動かす | 要件を決める / 設計する / データベース / 試してもらって直す(情報Ⅱ (4)) |
| 社会を見る | 技術の進展と影響 / 立場を分けて比べる / 決まりを提案する(情報Ⅰ (1)、情報Ⅱ (1)) |
※ 全部を覚えている必要はない。困ったときに「この行だ」と引ければよい。それが 2 年間で持ったもの
2 分で読み上げる。投影に並んだ生徒の道具が、この表のどの行かを指させると、自分の使った範囲が見える。使っていない行があることを不安がらせない。次の探究で取りに来ればよい。
答えが出た所より、出なかった所の方が先へつながる

第2回から書いてきた計画表の最後の版。分かったことと、まだ分からないことを分け、次の問いまで書く。この内容を、復習の「探究へ」に写して探究ノートに残す
第2回からの全部の版が並ぶ。最後に一人分を選んで、五つの版を上から下まで見せて終わる
進め方(19分) 12 分で書いて出す。5 つの欄すべてが必要。「次の問い」が書けない生徒には、前回の投影(答えられなかった質問)から自分のものを探させる。残り 7 分で、一人を選んで第2回からの全部の版を並べて見せる。問いがどう変わり、何が足されたかを本人に言わせる。
次の問いの条件 確かめられること。第1回でやったのと同じ確かめ方(理想が状態か、現実が数えられるか)を使う。大きすぎる問いは切らせる。
この内容は探究ノートへ。 復習ページの「探究へ」に写させると、端末の中の探究ノートに残る。総合的な探究の時間や課題研究で、同じテーマを続けてよい。[指針]K3L3・K4L1 の場面。
目標 02・03 と態度はこの枚で見る。投影画面を当日中に保存する。
この単元の本質的な問い「自分が見つけた問題を、自分で選んだ道具で解く。その解き方は、誰かの役に立つ形になっているか」を読み上げる。[解説]の「新たな価値の創造を目指し」がこれにあたる。
この 8 回でやったことは、そのまま探究の進め方になる
総合的な探究の時間・課題研究の担当と、この一まわりの言葉をそろえておくと、生徒は同じ道具を両方で使える。探究ノートを開いて見せてから終える。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
1 分。単元全体の自己評価として分布を保存する。第1回からの推移を並べると、8 回での変化が見える。
情報Ⅰ・Ⅱ で持った道具のうち、次に自分が最初に手に取るものを一つ。「〇〇を使う。△△のときに」の形で
4 分。この単元の態度の A は「自分の解決が誰にどう役立つかを述べ、次に取り組むことを挙げている」。ここと体験02 の最後の欄で見る。
投影を保存して、情報Ⅰ・情報Ⅱ を閉じる。最後に、探究ノートを開いて「ここに 2 年分がある」と見せて終わる。