見たことを 言葉にすると、相手に 伝わる。でも、そのまま 伝わるとは かぎらない
45分準備(授業前) 教室コードを新しく決めて入れる。児童の端末には QR か、開いた状態で配る。「教師」を押す。紙とえんぴつを二人組に 1 組。体験 01 は紙で行い、一言だけ端末で送る。体験 02 は予想の分かれ方が投影に集まる。
投影 この単元の最初の回。体験 01 の絵は投影で見せる。かく人は投影に背を向け、端末はふせる。
時間配分 扉・目標 3分 / 体験1 15分 / 体験2 15分 / まとめ・ふりかえり 12分 = 45分
この回の評価(学習指導要領 総則 第2の2(1) 情報活用能力を学習の基盤となる資質・能力として教科等横断的に育成。国語「伝え合う」と重ねる。設計指針 A1L1「人もコンピュータも情報を作る。間違った情報もある」、A1L2「書き記して記録・表現できる」。単元設計は 単元設計のページ)
次の回へ 第2回「コンピュータは指示で動く」。今日の「言葉が足りないと伝わらない」が、コンピュータへの指示でそのまま起きる。
二人組で
予想して 確かめる
ふりかえり
目標は読み上げるだけ(1分)。「情報」という言葉の意味はここで説明しない。体験のあとで名前を付ける。
見せないで、話すだけで、同じ絵が かけるか

進め方(10分) 役決め 1分、伝える 3分、見せ合い 2分、役を交代してもう 1 回はしない(時間がない)。残りは次の枚で一言を送る(4分)。
絵の中身 家 1 けん(三角の屋根、戸は右、まどは左に 1 つ)、木 2 本(左、大きいのと小さいの)、太陽(右上)、雲 1 つ。伝える人がよく落とすのは「木の大きさのちがい」「戸とまどの位置」「太陽の位置」。
見せ合いで聞くこと 「言ったのに伝わらなかったところは?」「言わなかったところは?」。伝わらないのは、①言葉が足りない ②同じ言葉でも思いうかべる形がちがう(「木」と言っても、丸い木かとがった木か)③聞きまちがい、の 3 つに分かれる。目標 02。
気をつけること 上手・下手の話にしない。「伝える」のはむずかしい、で全員をそろえる。
二人で 話して、伝わらなかった 理由を 一言で 書く。20字まで。書いたら「送る」を おす。教室の みんなの 一言が 右に ならぶ
出そろったら「言葉が足りない」「同じ言葉でも思いうかべる形がちがう」「聞きまちがい」の 3 つに分けて読む
進め方(5分) 二人で 1 つ決めて、一人が送る(2分)。投影で読み上げ、3 つに分ける(3分)。名前は書かせない。
想定される一言 「木が 2 本あると言わなかった」「戸の場所を言わなかった」「大きいと言ったけど、どのくらいか分からなかった」「太陽をかき忘れた」。
ここで書かれた理由が、思考・判断・表現の評価にあたる。「むずかしかった」だけの一言には、「どこが」と一度聞く。
| 情報(じょうほう) | 見たこと・聞いたこと・考えたことを、言葉や 絵や 数にしたもの。言葉にすると、はなれた人にも 伝えられて、紙に 書いて 残せる |
| そのまま 伝わるとは かぎらない | ①言葉が 足りない ②同じ 言葉でも、思いうかべる 形が ちがう ③聞きまちがい。だから、伝わったかを 確かめる |
| 絵と 言葉の ちがい | 絵は 一目で 分かる。言葉は 順に 言うので 時間が かかるけれど、声や 文字で 遠くまで 送れる |
次は、コンピュータが この絵を 言葉にしたら どうなるか を 見る
ここで初めて「情報」に名前を付ける。設計指針 A1L2「文字などで書き記して記録・表現できる」。国語で「伝え合う」を学んだことと同じだと言う。目標 01。
人だけでなく、コンピュータも 情報を 作る

まず 予想を 1つ おす。次に、体験 01 の絵を 思い出して 文を 見直し、気づいたことを 一言(20字まで)書いて「送る」を おす
予想の 分かれ方が 右の 帯に 出る。全員が 送ったら、絵を もう一度 見せて 答え合わせ
進め方(12分) 文を読む 1分、予想を押す 1分、絵を投影に出して見直し 3分、一言を送る 3分、帯を見て答え合わせ 4分。答えは次の枚。
この文について 教材として用意した文で、絵を言葉にする道具が出す形に合わせてある。まちがいは木の本数(3 本 → 本当は 2 本)の 1 つだけ。「雲が 1 つ」「戸は右」は正しい。
山場 「全部 正しい」を押す子が一定数いる。コンピュータが作ったものは正しいと思いこみやすい。ここで一度うたがう体験をさせる。設計指針 A1L1「人が生み出す情報もコンピュータが生み出す情報もあり、間違った情報も存在する」。目標 03。
言わないこと AI という言葉はまだ出さない(第6回)。「コンピュータも文を作る」までにとどめる。
「全部 正しい」を押した子を責めない。「大人もよくやる」と言う。確かめ方は、元のものとくらべる。第6回「ほんとうかな」で、元のものが見られないときにどうするかへ進む。
| 情報とは | 見たこと・聞いたこと・考えたことを、言葉や 絵や 数に したもの。書いて 残せて、遠くへ 送れる |
| 伝わらないとき | 言葉が 足りない / 同じ 言葉でも 思いうかべる 形が ちがう / 聞きまちがい。伝わったかを 確かめる |
| だれが 作るか | 人も、コンピュータも 作る。どちらにも まちがいが ある。元のものと くらべて 確かめる |
次の回は、コンピュータに 言葉で 指示(しじ)すると どうなるか。今日の「言葉が 足りないと 伝わらない」が、そのまま 起きる
2 分で読む。次回は「コンピュータは指示で動く」。人間コンピュータの体験で、あいまいな指示が失敗する。
3つの 目標に、「できた」「だいたい」「まだ」の どれか 1つを おす。右の 帯に、教室の みんなの 答えが 集まる
1 分。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す。
一言で よい。「〇〇を 言う」「〇〇を 確かめる」の 形。20字まで。書いたら「送る」
3 分。いくつか読み上げて終わる。次回は「コンピュータは指示で動く」。