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小学校 5・6年 情報とコンピュータ | 第7回

表とグラフで数を見る

みんなの答えが、その場でグラフになる。そこから、言えることを一つ

45分
教師用メモ

準備(授業前) 教室コードを新しく決め、QR にして配る。「教師」を押す。体験 01 は 2 枚つづき(予想 → 答える)で、どちらも教室コードで集まる。体験 02 は端末の中だけで終わる。答えるのは「好きな教科」で、家や本人の情報は集めない。

投影 体験 01 の 2 枚目(答える)は、児童がおすたびに右のぼうが伸びる。投影に出したまま全員におさせる。これがこの回の中心の場面。

時間配分 扉・目標 3分 / 体験 01 みんなの答えがグラフになる 15分 / 体験 02 読みまちがいしにくいグラフ 15分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 12分

この回の評価(重点は 知・思。単元設計は 単元設計のページ)

  • 知識・技能 答えが数えられて表になり、表がぼうグラフになる、と言える。一番多いものを読める(体験01)
  • 思考・判断・表現 クラスのグラフから、言えることを一つ言える(「〜が一番多い」「〜と〜は同じくらい」)(体験01・ふりかえり)
  • 態度 読みまちがいしにくいグラフの作り方を一つ選び、自分でも作るときに使おうとしている(体験02・自己評価)

指導要領との対応 小学校学習指導要領 総則 第2の2(1) 情報活用能力。算数 第5・6学年「データの活用」(円グラフ・帯グラフ、代表値)と重ねて実施できる。設計指針 D3L1(表やグラフでデータを整理し特徴を検討)、B5L1(見やすく、読み間違いしにくく作る配置・配色)。指針の「D3L1は、総合的な学習の時間や算数を中心に」に合わせ、ここではぼうグラフ 1 種類だけ扱う。

中学校とのつながり 中学校 技術分野 第9回(数を根拠に決める)で、表から特徴を読んで決めることまで扱う。ここでは数えると分かる、見せ方でちがって見えるの 2 点だけ。

前回のまとめ

ほんとうかな、と確かめ方を 3 つ持った

だれが言ったほかでも言っているいつのこと+数えてみる

「みんな〇〇が好き」と、だれかが言った。ほんとうかな。確かめる方法が、もう一つある。数えること

このクラスで、一番人気の教科はどれ?
見ただけで、分かる?

教師用メモ

問いに数人に言わせる。答えが割れるのを見せてから「数えれば分かる」に進む。前回「まだ」が多かった目標があれば、ここで 1 分拾う。

今日の目標

授業の終わりにできるようになること

01
みんなの答えが表とグラフになるのを見て、一番多いものを言える
02
グラフを見て、言えることを一つ言える。「〜が一番多い」「〜と〜は同じくらい」
03
読みまちがいしにくいグラフの作り方を、一つ言える
01 | 15分
グラフになる

予想して、答えて、見る

02 | 15分
読みまちがいしにくく

2 つのグラフを比べる

03 | 12分
言えること一つ

まとめ・ふりかえり

SECTION 01

みんなの答えが、グラフになる

数えると、見える

教室の前の大きな画面でぼうグラフが伸びていくのを、手をあげて見ている小学生たち
体験 01

一番多いのは、どれだと思う?

次の枚で、クラス全員が「好きな教科」を 1 つ答える。答える前に、クラスで一番多くなる教科を予想する。予想を 1 つおして、そう思うわけを 20 字までで送る

予想 | 一番多くなるのは

クラスの予想の分かれ方が右に出る。これは「予想」のグラフ。次の枚で「ほんとう」のグラフを作って、比べる

クラスの予想
そう思うわけ
教師用メモ

進め方(5分) 予想とわけを送る(3分)。右のグラフを見せ、「予想では〇〇が一番多い」と読む(2分)。

ここが山場の入口 予想を置いてから数えると、ちがったときに残る。予想のグラフと次の枚の本物のグラフを、そのまま比べられる。

目標 01。

体験 01 | つづき

あなたが好きな教科は? おすと、ぼうが伸びる

自分がいちばん好きな教科を 1 つおす。おせるのは 1 回だけ。おすと、右のぼうが 1 人分伸びる

おすたびに右のぼうが伸びる。全員がおしたら、前の枚の「予想」と比べる。ぼうのよこの数字が、表の数字。ぼうの長さが、グラフ

クラスの答え | 数字が表、長さがグラフ
教師用メモ

進め方(10分) 全員がおす(3分)。ぼうが伸びるのを投影で見せる。前の枚に戻って、予想と比べる(3分)。「言えること」を 3 人に言わせる(4分)。

ここが山場 予想と本物がずれる。「体育だと思ったのに、図工・音楽のほうが多かった」など。見ただけの「みんな〇〇が好き」は、数えるとちがった、が前回の「ほんとうかな」とつながる。

表とグラフの言い方 右の「〇 人」という数字の並びが表。ぼうの長さで見せたものがグラフ。同じ数を、数字で見るか、長さで見るか。長さのほうが、一目で「多い・少ない」が分かる。

言えることの形 「〜が一番多い」「〜が一番少ない」「〜と〜は同じくらい」「〜は全体の半分より多い」。数字を入れて言えたらほめる(「体育は 12 人で一番多い」)。目標 01・02。

まとめ 01

数えると分かる、表は数字で、グラフは長さで

一人ひとりの答え→数える = 表→長さで見せる = グラフ
表数字がならんだもの。正しい数が分かる。「体育 12 人」
グラフ数を長さにしたもの。一目で多い・少ないが分かる。数字は書いておく
言えること「〜が一番多い」「〜が一番少ない」「〜と〜は同じくらい」「〜は半分より多い」
教師用メモ

2 分。「予想とちがった人?」と手をあげさせて締める。数えないと分からない、が要点。算数の「データの活用」と同じ言葉(表・ぼうグラフ)を使う。設計指針 D3L1。

SECTION 02

読みまちがいしにくいグラフ

同じ数でも、見せ方でちがって見える

二まいのグラフをよこにならべて、どちらが分かりやすいか指さして話している小学生二人
体験 02

同じ数なのに、どちらが「ずっと多い」ように見える?

左も右も、同じ数(算数 15 人、国語 12 人)。ちがうのは、ぼうの目もりの始まりだけ。「算数がずっと多い」ように見えるのは、左か右か。手をあげる

左 | 目もりが 0 から始まる
算数15 人
国語12 人
01020
15 と 12 のちがいが、そのままの大きさで見える
右 | 目もりが 10 から始まる
算数15 人
国語12 人
101520
算数のぼうが、国語の 2 倍以上に見える。でも数は 15 と 12
教師用メモ

進め方(5分) 手をあげさせる(ほぼ全員が「右」)。「右は、うそを書いているか?」と聞く。数字はどちらも正しい。うそではないのに、読みまちがいをさせるグラフがある、と気づかせる。

要点 ぼうグラフの目もりは 0 から始める。0 から始めないと、ちがいが大きく見える。多くの人は長さだけを見る。

設計指針 B5L1。前回の「ほんとうかな」ともつながる。数字が正しくても、見せ方で「ほんとう」がずれる。目標 03。

体験 02 | つづき

グラフの作り方 6 つ、読みやすい? 読みまちがいしやすい?

グラフを作るときの 6 つのやり方を、2 つに分ける。まず上で印を選ぶ。次に、その印をつけるものをおす。全部つけたら「答え合わせ」

読みやすい = 見た人が、正しい数のとおりに分かる読みまちがいしやすい = 数とちがう大きさに見える
教師用メモ

進め方(10分) 一人で分ける(5分)。答え合わせ(2分)。「自分が作るなら、どれを守る?」を隣と 1 つずつ言う(3分)。

迷いやすいもの 「一番言いたいぼうだけこい色」は読みやすい(見る所が決まる)。全部をちがう色にすると、どこを見ればよいか分からなくなる。「多い順にならべる」は、教科のように順番が決まっていないものなら読みやすい。月のように順番が決まっているものは、その順のまま。

目標 03。自己評価 03 で「作るときに使う」と答えられるか。

まとめ 02

正しい数でも、見せ方で「ほんとう」がずれる

目もりは 0 から0 から始めないと、ちがいが大きく見える。数字が正しくても、読みまちがいをさせる
数字を書く長さだけでなく、数字も書く。見た人が正しい数を確かめられる
色は、言いたい所だけ一番言いたいぼうだけこい色。全部をちがう色にしない
題を書く「何を」「だれに」「いつ」数えたかを書く。前回の確かめ方 3 つと同じ

グラフを見るときは、目もりの始まりを見る。グラフを作るときは、0 から始める。次回、自分の 1 まいで使う

教師用メモ

2 分。「見るとき」と「作るとき」の両方を言う。次回の単元末の課題で、数で確かめられる所があれば数を出す(単元設計の評価課題)。設計指針 B5L1。

今日のまとめ

3つの目標に、自分の操作で答えた

01
グラフになった おすたびにぼうが伸びた。数字が表、長さがグラフ。一番多い教科が分かった
02
言えること 「〜が一番多い」「〜と〜は同じくらい」。予想とちがったところがあった
03
読みまちがいしにくく 目もりは 0 から。数字を書く。色は言いたい所だけ
教師用メモ

1 分。次回は最後の回「作って伝える」。学校のだれかの「こまった」を、コンピュータで助ける 1 まいを作る。

自己評価

今日の目標、自分はどこまで

3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つおす。右の帯にクラス全体の分かれ方が出る

今日の目標、自分はどこまで | 1 つずつおす
01表とグラフのちがいを言えて、一番多いものを読める
02グラフを見て、言えることを一つ言える
03読みまちがいしにくいグラフの作り方を一つ言える
できただいたいまだ
教師用メモ

1 分。この帯も、ぼうグラフ。「今、自己評価もグラフになっている」と一言。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す。

ふりかえり

今日のグラフから、言えること一つ

「好きな教科」のグラフを見て、言えることを一つ。20 字まで。数字を入れるとよい。「〜が一番多い」「〜と〜は同じくらい」の形

みんなの、言えること
教師用メモ

4 分。数字の入ったものを 2 つ読み上げる。同じグラフから、ちがう「言えること」が出るのを見せる。次回は「作って伝える」。