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中学校 技術・家庭科 技術分野 | D 情報の技術 | 第2回

デジタル化のしくみ

コンピュータの中には 0 と 1 しかない。それだけで数も文字も絵も表せる

50分
教師用メモ

準備 教室コードは新しいものにする。「教師」を押す。体験 01・02 は端末内で完結する。

時間配分 前回まとめ・目標 4分 / 節1 スイッチで数を作る 16分 / 節2 絵を数にする 14分 / 節3 だから何ができるか 10分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 6分

この回の評価(学習指導要領 技術・家庭科 技術分野 D(1) 情報の技術の原理・法則と仕組み。設計指針 D1L2。単元設計は 単元設計のページ)

  • 知識・技能 0 と 1 の組み合わせで数を表せることを、スイッチを操作して説明している(体験01)
  • 思考・判断・表現 絵をマスに分けて数にする仕組みから、細かさとデータの量の関係を述べている(体験02)
  • 態度 デジタルにすることの良さと、失われるものの両方に目を向けようとしている(体験03・ふりかえり)

高校とのつながり 情報Ⅰ (2) 第3〜7回で、標本化・量子化・符号化と圧縮まで扱う。ここでは「0 と 1 だけで表せる」と「細かくするとデータが増える」の 2 点に絞る。

前回のまとめ

情報の技術は誰かの困りごとから生まれた

教室に 8 つ→速く・間違いが減る・できる人が増える→心配なところもある

前回見つけた技術は、どれもデータをやりとりしていた。では、そのデータはコンピュータの中でどんな形をしているのか

コンピュータの中にあるのは、0 と 1 だけ

教師用メモ

「電気が流れている・いない」の 2 つしか区別できないので、0 と 1 になる。ここは 1 分で流し、体験 01 に入る。前回「まだ」が多かった目標を 2 分拾う。

今日の目標

授業の終わりにできるようになること

01
0 と 1 の組み合わせで数を表す仕組みを、スイッチを押して説明できる
02
絵をマスに分けて数にする仕組みが分かり、細かさとデータの量の関係を言える
03
デジタルにすることの良さと、失われるものを両方挙げられる
01 | 16分
スイッチで数を作る

8 個で何通りか

02 | 14分
絵を数にする

マスを塗る

03 | 10分
だから何ができるか

良さと、失うもの

SECTION 01

スイッチで数を作る

入っているか、切れているか。その 2 つしか区別できない

8個のスイッチが並んだ板を、中学生が順に押して数字を作っている
体験 01

8 個のスイッチで、いくつまで数えられるか

スイッチを押すと 0 と 1 が入れ替わる。上に書いてある数が、そのスイッチの重み。入っているスイッチの重みを全部足すと、下の数になる。①自分の出席番号を作る ②全部入れると何になるか ③1 つ増やすと何倍になるか

0
入っているスイッチの重みの合計
00000000
0 と 1 の並び(左が大きい重み)
教師用メモ

進め方(14分) 自分の出席番号を作る(5分)。全部入れると 255(3分)。「スイッチを 1 つ増やすと?」→ 表せる数が2 倍になる(3分)。8 個で 0〜255 の 256 通り(3分)。

言葉 スイッチ 1 個分が 1 ビット。8 ビットで 1 バイト。1 バイトで 256 通りを区別できる。

文字につなぐ 文字も番号で表す。ひらがなや漢字は数が多いので、1 文字に 2〜3 バイト使う。「名前を打つと、その分のデータが作られている」。設計指針 D1L2。目標 01。

SECTION 02

絵を数にする

マスに区切って、1 マスずつ決める

方眼紙のマスを1つずつ塗りつぶして絵を作っている中学生の手元
体験 02

マスを塗って、絵を 0 と 1 にする

マスを押すと塗れる。好きな形(顔・記号など)を作る。右に、その絵を表す 0 と 1 の並びが出る。マスの数を変えると、細かさとデータの量がどう変わるかを見る

この絵を表す 0 と 1
データの量
16 ビット
教師用メモ

進め方(12分) 4×4 で顔を描く(うまく描けない)→ 8×8 →12×12(描けるようになる)。マスが増えるとデータも増える(16 → 64 → 144 ビット)。

要点 細かくすると、きれいになるが、データが増える。この釣り合いが、写真や動画の画質と容量の関係にあたる。

色を付けるなら、1 マスに白黒 1 ビットでは足りず、もっと多くのビットが要る。ここでは白黒に絞る。高校の情報Ⅰ (2) 第5・6回で色と動画まで広げる。目標 02。

SECTION 03

だから何ができるか

数にすると、コンピュータが扱えるようになる

同じ絵が何枚も並び、どれも見分けがつかない様子を中学生が見ている
体験 03

デジタルにすると、できるようになること

下の 8 個を分ける。まず上で付ける印を選び、次にその印を付けるものを押す。全部に印を付けたら「答え合わせ」

デジタルだからできるデジタルにすると失うもの
教師用メモ

進め方(8分) 一人で 4 分、答え合わせ 4 分。

要点 「まったく同じものができる」は、良さでもあり、勝手にコピーされる問題にもなる(第4回・第10回)。「機械がないと読めない」は、古い形式のデータが読めなくなる問題につながる。

大事にすること デジタルにすると良いことばかりではない。体験 02 のマスの数のように、何を残して何を捨てるかを決めている。目標 03。

まとめ

0 と 1 だけで表し、細かさとデータの量を決める

0 と 1コンピュータは「電気が流れている・いない」しか区別できない。だから 0 と 1。スイッチ 1 個分が 1 ビット、8 個で 1 バイト(256 通り)
数と文字重みを足し合わせて数を表す。文字も番号で表す。ひらがなや漢字は数が多いので 1 文字に 2〜3 バイト使う
絵マスに区切って 1 マスずつ決める。細かくするときれいになるが、データが増える
良さと失うもの同じものが作れる・送れる・探せる・直せる。一方で、決めた細かさより細かいものは消え、機械がないと読めない
教師用メモ

次回は、この 0 と 1 がどうやって遠くまで届くのか。ネットワークに進む。

今日のまとめ

3つの目標に、自分の操作で答える

01
スイッチ 8 個で 0〜255 の 256 通り。1 つ増やすと表せる数が 2 倍
02
絵を数に 4×4 では描けず、12×12 で描けた。細かくするとデータが増えた
03
良さと失うもの 同じものが作れて送れる。決めた細かさより細かいものは消える
自己評価

今日の目標、自分はどこまで

3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る

今日の目標、自分はどこまで | 1 つずつ選ぶ
010 と 1 の組み合わせで数を表す仕組みを説明できる
02細かさとデータの量の関係を言える
03デジタルの良さと、失われるものを挙げられる
できただいたいまだ
教師用メモ

1 分。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す。

ふりかえり

細かさを選んでいると気づいた場面

一文でよい。「〇〇のとき、△△を選んでいる」の形

みんなの気づいた場面
教師用メモ

3 分。次回は、この 0 と 1 が遠くまで届く仕組み。