ずっと見張って、条件に合ったら動く。繰り返しと分岐を、自分の手で組み合わせる
50分準備 教室コードは新しいものにする。「教師」を押す。体験 01・02 は端末内で完結する。教材のロボットやセンサがあれば、体験 02 のあとに移植する。
時間配分 前回まとめ・目標 4分 / 節1 ずっと見張る 14分 / 節2 2 つの条件を組む 16分 / 節3 想定外を試す 10分 / まとめ・自己評価・ふりかえり 6分
この回の評価(学習指導要領 技術・家庭科 技術分野 D(3) 計測・制御のプログラミング。設計指針 F1L2・F1L3・F3L1・F4L1。単元設計は 単元設計のページ)
AI の助けについて(設計指針 F2L2) 助けを得てよいが、動作を理解して手直しできることまで求める。「説明できないものは、まだ自分のものではない」(第5回)。
前回は、つまみを人が動かしていた。本物はずっと自分ではかり続ける。そこに要るのが、繰り返しだ
1 回だけはかるプログラムでは、なぜ足りないのか
問いに 30 秒。「暗くなるのはあとだから」が出れば十分。前回「まだ」が多かった目標を 2 分拾う。
繰り返しを入れる
暗くて、人がいるとき
こうなったらどうなる
1 回だけでは、あとで暗くなったときに気づけない

左のカードを押して並べる。「動かす」を押すと、1 日ぶんの明るさの記録を、1 時間ずつ流し込む。お題 ずっと見張って、暗くなったら点け、明るくなったら消す
進め方(12分) 正解は「ずっと繰り返す → 明るさをはかる → もし 30 より暗ければ → 点ける → そうでなければ → 消す」(7分)。
わざと外させる 「ずっと繰り返す」を外すと、1 回で終わる。朝の 1 回だけ見て、あとは何もしない(3分)。
言葉 同じことを何度も行うのが反復。計測・判断・制御を反復の中に入れることで、自動で動き続けるしくみになる。目標 01。
暗いだけでは点けず、人がいるときだけ点ける

困りごと 夜、誰もいない廊下でも電灯が点きっぱなしになる。お題 暗くて、かつ人がいるときだけ点ける。「人がいる」のカードを足して作る
進め方(14分) 正解は「ずっと繰り返す → 明るさをはかる → もし 30 より暗ければ → さらに、人がいれば → 点ける → そうでなければ → 消す」(8分)。
比べる 前の枚(条件 1 つ)では点いていた時間が長い。条件を 2 つにすると、点いている時間が減る。数で比べさせる(記録の下に出る)。
「さらに」の位置 「もし暗ければ」の外に置くと、明るくても人がいれば点いてしまう。入れ子の順番が意味を決める(4分)。
実物があれば、ここで教材のセンサに移す。カードの並びがそのまま設計図になる。目標 02。
思っていなかった場面で、どう動くか

作ったしくみを、思っていなかった場面に置く。いちばん困りそうな場面を選び、どう直すかを書く
選んだ数と直し方が右に出る。同じ場面でも直し方が違うことを見せる
進め方(8分) 一人で 4 分、読み上げ 4 分。
想定される直し方 通り過ぎる → 点いたら一定時間は消さない。動かずにいる → 人感センサは動きを見るので、別のセンサか、時間で判断。くもり → しきい値を下げるか、時刻も条件に入れる。ふさがれる → 値が変わらないことを検知して知らせる。
要点 作った人が想定しなかった場面で、必ず問題が起きる。だから使う人に試してもらう。第11回の相互評価がその場。目標 03。
| 反復 | 同じことを何度も行う。計測・判断・制御を反復の中に入れると、自動で動き続ける。反復がないと 1 回で終わる |
| 条件の組み合わせ | 「暗くて、かつ人がいる」のように 2 つ以上を組む。入れ子の順番が意味を決める。外に出すと、条件がゆるくなる |
| 想定外 | 作った人が思っていなかった場面で問題が起きる。通り過ぎる・動かない・天気・ふさがれる。使う人に試してもらう |
| 作る人の責任 | AI の助けを得てもよい。ただし動きを理解して、自分で手直しできるところまでが自分の仕事 |
次回は、動かして集めた記録を表とグラフにして、数を根拠に決める。
3 つの目標それぞれに、できた/だいたい/まだ、を 1 つ選ぶ。右の帯にクラス全体の分布が出る
1 分。「まだ」が多い目標は、次回の冒頭で拾い直す。
一文でよい。「〇〇で動かなかった。△△を直したら動いた」の形
3 分。次回は、動かして集めた記録を数として扱う。