予測モデルの作成と改善
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 目的を 1 文で決めるのが最初。何を予測するのか言えないうちは、使う列も選べない
- データは出どころを書く。欠損と表記ゆれを直し(第4回)、外した行があれば外した理由も残す
- モデルは、使った列と式(または分け方)で書く。予測する時点で手に入る列だけを使う(第11回)
- 指標は、学習用と確認用に分けて測る(第12回)。平均のずれか決定係数を、値で書く
- 改善案は、データを変える/列を変える/形を変えるの 3 つの型のどれか(第10回)。あわせて直す前と後の数を並べる
- 予備 A(公園の利用者数)では、気温だけのとき学習用 27.62/確認用 18.75。降水量を足して 23.63/13.95。土日を足して 12.28/15.70(ここで確認用が悪くなった)。行事を足して 4.39/4.52、確認用の決定係数 0.989
- 予備 B(図書館の貸出冊数)では、気温だけのとき学習用 27.19/確認用 36.61 で、気温ではほとんど説明できなかった。長期休みの列を足して初めて 5.72/4.69、決定係数 0.987 になった
- 効く列が入るまで、数はほとんど動かない。列の数を増やすことではなく、効く列を見つけることが改善になる
- 「よくなりました」は報告にならない。前 15.70 → 後 4.52 のように 2 つの数を並べて初めて言える
- カードの最後の欄は、前回の 5 つの語(信頼性・公平性・透明性・個人情報保護・責任)で書く。モデルが出すのは見積もりまでで、その先の決定を任せられるかは別の話
- 相互評価の 3 つの印は、そのまま三観点になっていた。「目的に合うデータを選び、直した所が分かる」「評価指標を根拠に改善案が出ている」「外れた点を隠さず示している」
自分たちが作ったモデルについて、「どこまでなら言ってよくて、外れたときに何を直すのか」を 3 文程度で書く。数を 1 つ以上入れる。
答えの例を見る
例: 確認用 6 行での平均のずれが 4.52 人だったので、次の日の利用者数を「およそ 5 人の幅で見積もれる」までは言ってよいが、1 人単位で当てられるとは言えない。いちばん外したのは行事のあった日で、行事の規模が大きさとして式に入っていないことが原因なので、直すならデータ側で行事の参加人数の列を足す。列をむやみに増やすと確認用が悪くなるので、足した前と後の確認用の値を必ず並べて比べる。
探究の発表でいちばん弱くなるのは、「調べました」「よくなりました」で終わる所だ。この単元で通した 5 つの欄(目的・データと出どころ・作ったもの・測った数・改善の前後)は、そのまま探究の報告の骨組みになる。数を 1 つでも入れて、前と後を並べる。
- 自分の探究で、いま「よくなった」としか言えていない所はどこか。何と何を並べれば言えるようになるか
- 探究の結論で、機械や道具の出した数をそのまま使っている所はあるか。どこまでなら言ってよいか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次の単元は 情報Ⅱ (4) 情報システムとプログラミング。この単元では、データから予測を出す側にいた。次からは、その予測を動くしくみの中に組み込んで、人に届ける側に回る。今日カードに書いた「任せられる判断・任せられない判断」は、そのしくみを設計するときにそのまま効いてくる。
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