改善と引き渡し
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 受けた指摘は 3 つに分ける。すぐ直す(第7回に決めた完成の条件を満たせなくなる)/直さない(決めた相手・範囲の外だと理由が言える)/記録に残す(直したいが残り時間で終わらない)
- 直さない判断にも、理由が要る。理由が言えるなら直さないのが正しい。言えないなら、それは面倒なだけ。「言われたから直す」も、判断していないのと同じ
- 一つ直して渡すほうが、五つ直しかけて渡せないよりよい
- 直したら、第13回のテスト一覧を開き、直す前に通っていた入力をもう一度通す。想定外への手当てを足すと、ふつうの入力が通らなくなることがある
- 直した記録は 3 つそろって記録になる。何が起きていたか(事実)→ どこを直したか → なぜその直し方にしたか
- 引き渡すのは動くものだけではない。分割図・テストの一覧・直した記録・次に使う人へのメモ
- メモに書くのは 3 つのうち少なくとも一つ。①決めごと(上限の字数、残す期間、誰が見られるか) ②まだできていないこと(記録に残した指摘) ③さわるとつられて変わる所(間で渡すものの形)
- この単元でやってきたのは、プログラムを書くことではなく一周を回すこと。調べる(第1〜4回)→ 設計する(第5〜8回)→ 作って統合する(第9〜13回)→ 運用して直す(第14〜16回)
- 作る側の責任の持ち方は、決めたことを記録に残し、次に触る人が読める形で渡すこと。作った人がいなくなっても、仕組みは動き続ける
自分の班が今日直した所について、「何が起きていたか/どこを直したか/なぜその直し方にしたか」を書く。そのうえで、直さないと決めた指摘を 1 つ挙げ、その理由を書く。
答えの例を見る
例: 起きていたのは、日付の欄に文字を入れると画面が白いまま止まること。直したのは、受け取る部分の先頭に「日付の形かどうかを見る判定」を足したところ。決める部分ではなく受け取る部分に置いたのは、形をそろえて渡すのが受け取る部分の仕事だと第8回に決めていたから。直さなかったのは「一覧を並べ替えられるように」という指摘で、完成の条件は「新しい順で読める」までであり、並べ替えを足すと届ける部分を作り直すことになって残り時間で通し直せないため。これは次に使う人へのメモに書いた。
探究も、発表して終わりではない。受けた質問や指摘のうち、直すもの・直さないもの・次の人に残すものに分けると、限られた時間でも一周を閉じられる。直さないと決めたものは、なぜ直さないかを書いておく。書いておけば、それは手抜きではなく判断になる。さらに、自分が卒業したあとに同じテーマを引き継ぐ人がいるつもりで、決めたこと・まだできていないこと・触ると変わる所を残す。この単元でやったのは、分ける・決める・確かめるの三つだった。探究で仕組みを作るときも、行き詰まるのは書き方ではなくここになる。
- 自分の探究で、今の時間では手が届かないと分かっていることは何か
- 同じテーマを次に引き継ぐ人に、何を書き残しておくか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次の単元は 情報Ⅱ (5) 情報と情報技術を活用した問題発見・解決の探究。最初の回は「テーマの決定」。この単元では題材も分け方も枠が用意されていたが、今度は自分で決める。分ける・決める・確かめるの三つは、そのまま持っていける。第7回の分担表、第8回の分割図、第13回のテストの一覧は、次の単元でも開くことになる。
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