自由記述の分析と報告
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 人が読むと、最初に読んだものと印象の強いもの、問いの文にある語に引っぱられる
- 数えると、その偏りが外れる。これがテキストマイニングの値打ち
- ただし数えただけでは意味は分からない。その語がどういう意味で使われたかは、本文に戻って読む
- 少数の意見は多い語に出てこない。1 件でも大事なものがある。数えたあと、本文を読む
- 数える前に「何を知りたいか」を一文で決める。とりあえず図を出すと、きれいな図を見て終わる
- 人の言葉を扱うので、名前や誰か分かる言い回しは、貼り付ける前に消す
- 1 枚に書く順番は四つ。確かめたいこと/使った分析/結果の数/言えないこと
- 確かめたいことには、誰の、いつの話かを入れる
- 使った分析には、選んだ理由を書く。「習ったから」ではなく「2 つのグループで、別々の人だから」
- 結果の数は p 値だけにしない。差や関係の大きさと人数を一緒に。図も一枚付ける
- 言えないことの型は五つ。原因までは言えない/この人たちの分だけ/数が少ない/時期が偏っている/測り方
- 範囲をはっきりさせると、範囲の中の主張はかえって強くなる
- 結果(数から出たこと)と解釈(自分の考え)は分けて書く
自分の結果を 1 枚にする。確かめたいこと(誰の、いつの話かを入れて)/使った分析(選んだ理由も)/結果の数(p 値と、差や関係の大きさと人数)/言えないこと(五つの型のどれか)。
答えの例を見る
例: 確かめたいこと「3 組 38 人で、この学期に、部活に入っている人と入っていない人で睡眠時間に差があるか」。使った分析「t 検定。2 つのグループで、別々の人だから」。結果の数「平均の差 0.6 時間(22 人と 16 人)、p = .04、効果量 0.48。箱ひげ図も付ける」。言えないこと「部活が原因で睡眠が短いとは言えない。朝練のある人だけが早く起きているのかもしれない。この 38 人・この学期だけの話で、ほかの学年のことは言えない。『睡眠時間』は自己申告なので、実際の時間とはずれている」。
この 5 回で身についたのは、確かめたいことの形から分析を引く道すじと、言えないことを一文で書く力だ。この二つは、自分の探究のどこでも使える。データを持っているのに何も言えない、あるいは言い過ぎて質問で崩れる。どちらも、確かめたいことを一文にしていないか、範囲を書いていないかのどちらかから起きる。言えないことを一文で書けるかどうかが、分かれ目になる。人に見せたとき、そこを書いてある人が残る。
- 自分の探究で、いま確かめたいことを一文にすると、どうなるか。誰の、いつの話か
- その一文に答えるには、差・関係・偏り・言葉のどれを見ればよいか。出た数では何が言えないか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
この単元は 5 回で終わる。手元に残るのは三つ。確かめたいことの形から分析を引く道すじ(差・関係・偏り・言葉)、二つ以上の数を見る習慣(p 値と効果量、図と数)、言えないことを一文で書く力。使う場面は、この後に来る。総合的な探究の時間の「整理と分析」の回で、自分たちが集めたデータを分析するとき、この 5 回がそのまま使える。当てる・分けることをしたくなったら、次の道具(easyDataScience)へ進む。予測や分類は、確かめるのとは別の考え方で動いている。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。