度数の偏りの検定
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 足せない列どうしにできるのは、掛け合わせて数えることだけ。それがクロス集計表
- 行と列に合計を入れる。合計が合わなければ、数え落としがある
- グループごとに人数が違うので、実数のままでは比べられない。行か列で 100% にそろえる
- 見せるときは帯グラフ。割合にそろえた帯を並べると、偏りが目で見える。人数も一緒に書く
- 期待される数は、偏りが無いとしたらこうなるはずという数。行の合計と列の合計から計算する
- カイ二乗検定は、期待される数が 5 を下回るマスがあると当てにならない
- そのときはフィッシャーの正確確率検定を使う。起こりうる並び方を数え上げて、直接確からしさを出す
- p 値だけでは大きさが言えないのは第2回と同じ。偏りの大きさ(クラメールの V)も一緒に見る
- 帯グラフで大きく違って見えても、人数が少なければ偶然でも起きる。目で見た偏りと検定は分けて書く
- 人数が少なくても、「18 人では」と書いてあれば使える材料になる
自分の表(または授業で使った 18 人分)で、二つの選択肢を掛け合わせて数えた表を書く。行と列の合計も入れる。割合にそろえた数と、使う検定も書く。
答えの例を見る
例: 行は朝食(食べる・食べない)、列は部活(運動部・文化部・入っていない)。食べる 5・3・2、食べない 2・2・4。列の合計は 7・5・6、行の合計は 10・8、全体 18。割合にそろえると、食べる人は運動部 71%、文化部 60%、入っていない 33%。期待される数が 6 マスとも 5 を下回るので、フィッシャーの正確確率検定を使う。結果は「18 人では偶然とは言い切れなかった」。
アンケートで選択肢を並べるとき、あとで掛け合わせて数えることを先に決めておくと、集め方が変わる。3 種類 × 4 種類で 12 マスに分けると、30 人集めても 1 マス 2〜3 人にしかならない。マスの数を減らすか、人数を増やすかを、集める前に決めておく。選択肢を「運動部・文化部・入っていない」の 3 つではなく「入っている・入っていない」の 2 つにするだけで、1 マスあたりの人数は倍になる。細かく聞くほどよいわけではない。
- 自分の探究で掛け合わせたい二つは何か。マスはいくつになるか
- その人数で、1 マスに何人くらい入りそうか。減らすなら、どの選択肢をまとめるか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「自由記述の分析と報告」。この単元の最後の回になる。数の列も選択肢の列も扱ったので、残っているのは自由記述。「何かあれば書いてください」の欄に集まる、いちばん読まれない所を、多い語で見る。後半はこの単元の課題として、第1〜4回で出した結果から一つ選び、言えることと言えないことを 1 枚にする。出した結果を手元に用意しておく。
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