グラフの表示
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 覚える図は 3 つで足りる。
st.bar_chart(df[col].value_counts())(棒)、st.line_chart(df[col])(折れ線)、st.metric("記録の数", len(df))(数を 1 つ) - 選ぶ手がかりは並ぶ順番に意味があるか。教科・部活・色のように並べ替えて困らないなら棒。日・月・時刻のように並べ替えると話が変わるなら折れ線
- 「ごと」という言葉だけでは決まらない。「月ごとの移り変わり」は「ごと」が入っていても、並ぶのが月なので順番に意味がある。だから折れ線
- 問いが先、図は後。図を先に決めてから問いを作ると、たいてい合わない。どれにも決まらないときは、問いがまだ一文になっていない
- 前回のコードに3 行足すだけで図が出る。列も図の種類も
st.selectboxで選ばせると、相手が自分で見方を変えられる st.line_chartは数の列でないと出ない。文字の列を選ばれると止まる。止まらないようにする手当ては第6回で扱う
自分の問いを一文で書き、それに合う図と、コードの 1 行を書く。df[col] のままにせず、自分の列の名前に直す。まだ表がない人は、これから作る表の列の名前で書く。
答えの例を見る
例: 知りたいこと: 何時に行くと、待ち時間がいちばん長いか / 合う図とその 1 行: 棒グラフ。st.bar_chart(df["時刻"].value_counts())
探究の発表で、図は必ず使う。そのとき「きれいだから」「よく見るから」で選ぶと、見る人は違う話を読み取ってしまう。並ぶ順番に意味があるかという手がかりを 1 つ持っておくと、その場で選べる。さらに、アプリの形にすると、見る人が自分で列を選び、図を切り替えられる。紙のグラフとの違いはここにある。作った側が見せたい 1 枚を見せて終わりにせず、相手が自分の関心で見方を変えられる。そのぶん、返す図が正しく読めるものかどうかの責任も増える。
- 自分の探究で出したい図は何か。並ぶ順番に意味があるか、ないか
- その図を見た人が、読みまちがえそうなところはどこか。題や説明で何を書き添えるか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「状態の保持と画面の構成」。ここまで、入れてもらった値はその場で使って、その場で捨ててきた。1 回ぶんの計算ならそれで足りるが、押した回数を数えるような、前の値が要るものは作れない。なぜ作れないのかを、まず予想して確かめる。そのあと、設定を横に寄せて画面を分ける方法も扱う。
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