ネット上の加害と被害
授業の前に 10 分。読んで、少しやって、予想を一つ選ぶ。書いたものはこの端末に残る
10分 | ひとりで、端末で知らない番号から「お荷物をお届けに上がりましたが、不在のため持ち帰りました。下記より再配達を依頼してください」と SMS が届いた。最近ネットで買い物をしたし、届く予定のものもある。リンクを開くだろうか。次に、仲のよい友達のアカウントから「スマホ壊れてログインできなくなった。認証コードが君の番号に届くから、その 6 桁を送って」と来た。アイコンも名前も文体もいつもの友達。送るだろうか。授業では、この 2 つを全員で判定する。 もう一つ。自分のパスワードは、総当たりで試されたら何秒で破られるのか。「1234」と「名前 + 誕生日」と「長くて記号の混ざったもの」では、何がどれくらい違うのか。授業では本物ではない、似た作りのものを打って、時間の目安を自分の目で見る。
- フィッシング
- 公式を装ったメールや SMS で偽サイトへ誘導し、ID・パスワード・カード情報を盗む手口
- なりすまし
- 友達や店のふりをして、認証コードや個人情報を送らせる手口
- 不正アクセス
- 安易なパスワードや、SNS に書いた誕生日などから推測して、他人のアカウントに入ること
- ソーシャルエンジニアリング
- 技術ではなく、人の心理の隙や信頼につけ込んで情報を取る手口。急がせる、信頼を使う、肩越しにのぞく
- 総当たり
- パスワードをすべての組み合わせで順に試す攻め方。長さと文字の種類で、かかる時間が桁で変わる
- 使い回し
- 同じパスワードを複数のサービスで使うこと。1 か所漏れると全部漏れる
自分のスマホに届いたメッセージや通知の中から、「知らない相手」または「会社・サービスの名前」で届いたものを 3 つ探す(迷惑メールのフォルダも見てよい)。それぞれについて次を書く。本物のパスワードや認証コードは、この予習では一切打たない。
- 差出人は、自分が知っている番号・アドレスか
- 「急いで」「今すぐ」「期限」など、急がせる言葉が入っているか
- リンクを開かずに、同じ内容を公式アプリや自分で打った URL で確かめられるか
スマホを持っていなければ、学校の端末に届く連絡や、家のパソコンのメールでよい。どれも見られなければ、前に見た覚えのあるものを思い出して書く
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。