ネット上の加害と被害
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- だます手口は 4 つ。フィッシング(偽サイトへ誘導)、なりすまし(友達や店のふり)、不正アクセス(安易なパスワードから突破)、ソーシャルエンジニアリング(心理の隙や信頼につけ込む)。攻めてくるのは技術より心理
- 対策の基本は 2 つ。リンクを開かず、公式アプリや自分で打った URL から確かめる。急かされたら止まり、別の手段で本人に確かめる。認証コードは誰にも送らない。本物の SMS でも、リンクからは開かない
- パスワードは長さと文字の種類で破られる時間が桁で変わる。誕生日・名前・辞書にある語は、総当たりの前に推測で破られる。長く(12 字以上)、種類を混ぜ、使い回さない。覚えられないなら管理アプリ
- 文字だけのやりとりは行き違う。傷つけない書き方は、本来の意図を先に書く、感情の言葉を減らす、質問の形にする、返事を急がせない。どんなときでも早く返信しなければいけない、ということはない
- 加害者にならないために。誰が見ても不適切でないか、訂正も回収もできないこと、文字は行き違うこと、炎上には反応しないこと。思いやりがあれば、ネットでも現実でも円滑に伝わる
授業の判定で使った 2 つのメッセージ(荷物の SMS と、友達からの認証コードの依頼)に共通する「だまし方」を、心理という言葉を使って 2 文で説明する。それから、自分ならどこで止まるかを 1 文添える。
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例: どちらも偽サイトや技術で突破するのではなく、「荷物を待っている」「仲のよい友達だ」という自分の心理と信頼につけ込んでいる。「急ぎ」「すぐ」と時間を奪うところも同じで、これがソーシャルエンジニアリング。自分は、認証コードやリンクを求められた時点で必ず止まり、公式アプリか電話で本人に確かめる。
探究でアンケートを配ったり、協力者に連絡を取ったりするとき、自分は「知らない相手からメッセージを送る側」になる。受け取った人が「これは本物か」と疑うのは、この回で学んだ正しい行動そのもの。だから、差出人を明らかにし、急がせず、リンクを開かなくても内容が分かるように書くことが、この回の考え方の使いどころになる。集めた回答を保存するアカウントのパスワードも、使い回していれば全部漏れる。
- 自分の探究の依頼文は、受け取った人が「怪しい」と思わずに済む書き方になっているか。差出人・目的・締め切りは明らかか
- 探究のデータを置くアカウントのパスワードは、長く、使い回していないか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「知的財産権」。今日までは自分と他人を「守る」話だった。次は「作った人を守る」話。もし著作権がなかったら何が起きるのか。そこから考えると、法律が「使ってはいけない」のためではなく、何を守っているのかが見えてくる。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。