個人情報の漏れ方
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 個人情報は、氏名・住所・顔写真・指紋のように 1 つで個人が特定できるものだけではない。学校名・部活・血液型・誕生日・最寄り駅・写真の位置情報のように、組み合わせると特定できるものも個人情報。授業の 10 個のうち「特定されない」は好きな色だけだった
- 狙われるのは氏名・生年月日・住所のほか、医療情報、指紋などの生体情報、位置情報、口座やカードの金融情報。盗まれた情報は売られ、不正送金、アカウントの乗っ取り、なりすまし詐欺に使われる
- 断片の投稿でも、言葉 + 写真の背景 + 位置情報 + 友達の投稿を組み合わせると個人に届く。授業では 3 つの投稿から、学校・地域・学年・部活まで出た
- 匿名で投稿してもアクセス記録は残る。「名前を書いていない」は守りにならない。自分は何も書いていなくても、つながっている友達の投稿と照らし合わせると分かる
- 漏れる原因の多くは、外からの攻撃ではなく人の操作(誤操作・紛失・設定ミス)。だから、写真の位置情報・公開範囲・プロフィール・過去の投稿を見直すことに意味がある。写真に写った友達の顔も、その人の肖像権
授業の 3 つの投稿(えんじ色のリボン / 県大会ベスト 8 とダブルス / 橋・鉄橋・時計台の写真)から、どうやって学校・地域・学年・部活が分かったかを、組み合わせという言葉を使って手順で 3 文以内に説明する。
答えの例を見る
例: 1 つの投稿だけでは学校も場所も決まらない。しかし、リボンの色(学校の候補)、駅から坂(地域)、4 月の「今日から高校生」(学年)、ダブルス(部活)、鉄橋と時計台(場所)を組み合わせると、候補が絞られていく。名前がなくても、断片を組み合わせると個人に届く。
探究でアンケートやインタビューをすると、回答者の個人情報を自分が持つことになる。「名前は聞いていないから大丈夫」は、この回の考え方でいえば守りにならない。学年・部活・クラス・性別を一緒に聞けば、組み合わせで誰か分かってしまう。集める項目を最小にする、結果を個人が分からない形(人数・割合)にまとめる、写真は許可を取る、が道具としての使い方になる。
- 自分の探究で集める項目のうち、組み合わせると回答者が特定できてしまうものはないか。聞かなくてよい項目はないか
- 集めた回答や写真を、どこに保存し、いつ消すか。設定ミスや紛失で漏れない置き方になっているか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「ネット上の加害と被害」。今日、漏れる原因の多くは人の操作だと確かめた。次は、その「人の操作」を狙ってくる相手の話。「荷物が届きました」の SMS は本物か。自分のパスワードは何秒で破られるか。だます側の手口を知って、だまされにくくなる。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。