シミュレーションの活用
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- コンピュータでシミュレーションを行うよさは、数値やプログラムを直すだけで条件を変えられること。部品を交換する費用も手間もかからず、何度でも試せる。偶然に左右されることも、乱数でモデルにできる
- そのためには、コンピュータで扱える形のモデルが要る。状態を表す数値と、関係を表す数式があれば、プログラムにできる
- 試行回数が少ないと、偶然のばらつきが大きい。10 回では 0.0 や 0.3 が出たが、1 万回では 0.166 前後で安定した。回数が多いほど理論値に近づく。1 回の結果で結論を出さない
- 当選確率 1% のくじを 100 回引いても、約 37% の人は 1 回も当たらない。当たるのは約 63%。確率は足し算ではない。「確率が低くても回数が多ければ起こる」し、「回数が多くても必ず起こるわけではない」
- 出た数字はそのまま答えではない。3 つの注意を言えることが大事。①どこまで正確に作るか(目的に合わせる) ②別のモデル化はないか ③モデルが適切か(実際と比べ、必要なら直す)
「1% のくじを 100 回引けば当たる」と信じている人に、授業のシミュレーションの結果を使って、2 文で説明する。「約 37%」という数を入れる。
答えの例を見る
例: 確率は足し算ではないので、1% を 100 回引いても 100% にはならない。シミュレーションで 1 万人に試させると、約 37% の人は 100 回引いても 1 回も当たらなかった。当たるほうが多いが、必ずではない。
探究で「もし〇〇したら、どうなるか」を調べたいとき、実際には試せないことが多い。人数を変える、回数を変える、条件を変える。そういうものは、モデルにしてコンピュータで何度も試せる。ただし、出た数字は「そのモデルの中での答え」でしかない。何回試したか、何を捨てたか、実際と合うかを書いてこそ、結論の根拠になる。
- 自分の探究で「実際には試せないが、数で表せば試せそうなこと」はあるか。状態を表す数と、関係を表す式は何か
- 1 回だけの調査や実験で結論を出そうとしていないか。回数を増やしたら結果は安定するか、ばらつくか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回から 2 回は単元末の課題「身のまわりの手作業を 1 つ、プログラムに任せる」。この単元で使った分岐・反復・リスト・乱数・関数のどれか 1 つでよい。今日のふりかえりで書いた「試したいこと」が、課題の候補になる。何を任せたいか、考えておく。
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