伝え方の形とメディアの特性
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- コミュニケーションの形態(誰と誰の間か、同じ時間にいるか)と、メディア(文字・音声・静止画・動画)は、別の軸である。作るときは、どちらも決める
- 文字は正確で、探して読み返せる。ただし読まれなければ何も起きない。音声は手がふさがっていても届くが、聞き逃すと戻れず、あとから探せない
- 静止画は一瞬で分かるが、順序や理由は伝わらない。動画は動きや手順や空気が伝わるが、相手の時間をいちばん多く奪う。作る手間も大きい
- 「得意だから」で選ばずに、相手がその時間を使ってくれるかで選ぶ。廊下を歩いている人に 30 秒の動画は届かない
- 同じ「文字」でも、1対1 の手紙と 1対多 の掲示では書き方も届き方も違う。掛け合わせで届き方が決まる
自分が受け取ったもので、「別の形だったら、もっと届いたのに」と思うものを一つ選ぶ。どの形で届いたか、どの形なら届いたか、その理由を、メディアの特性の言葉(受け手が使う時間、残り方、得意、苦手のどれか)を使って 2 文で書く。
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例: 部活の集合場所が長い文で届いたが、地図の写真のほうが届いた。文字は正確だが読むのに時間がかかり、場所は静止画のほうが一瞬で分かるから。
探究の成果を出すとき、まず決まっているのは中身だけで、形は決まっていない。ポスターにするか、スライドにするか、動画にするか、紙のレポートにするかで、届く相手も、届き方も変わる。今日の「受け手が使う時間」と「残り方」の二つは、そのまま選ぶ基準になる。会場を歩いて回る人が相手なら、立ち止まらせる静止画が要る。あとで読み返してほしいなら、文字が要る。
- 自分の探究を受け取る人は、それに何秒使ってくれるか。立ち止まるのか、座って読むのか
- 受け取ったあと、探して読み返される可能性はあるか。あるなら、残る形はどれか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「受け手と目的の設定」。今日は形の話だったが、次回は誰に届けるかから始める。班を作り、届ける相手を一人まで絞り、その人が知りたいことを並べて順位をつける。
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