特徴量の重要度
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 特徴量重要度は、モデルがどの列に寄りかかっているかを並べた数。取り上げたときに困る順に並ぶ
- 貸し自転車の表では、5 列とも使ったときの平均のずれは 4.37 台(見ていない 8 日で)。1 列ずつ外すと、雨か 10.29、休日か 8.42、気温 6.83、くもりか 5.31、イベント 5.20
- いちばん効いていたのは気温ではなく雨かだった。雨の日は台数が大きく落ちるので、この列がないと当たらない
- 効いた列は、原因ではない。雨の日は気温も低く、休日と重なる日もある。一緒に動いているだけの列も、上位に来る
- 原因かどうかは、その列だけを変えて試すしかない。表を見ているだけでは決まらない
- 言い方は「気温が原因だ」ではなく「このモデルは気温に寄りかかっている」にする
- 件数の少ない列は、効いていても重要度に出にくい。イベントがあった日は 24 日のうち 4 日、学習に使った 16 日では 2 日しかなかった
- でたらめな列を足すと、学習側は 3.41 → 3.04 → 2.48 → 1.79 と必ず下がる
- 同じとき、見ていない側は 4.37 → 4.79 → 5.81 → 13.58 と上がっていく。この 2 つが逆に動くのが過学習
- 起きる理由は、16 行しかないのに列を増やすと、式がその 16 行に合わせる自由度を持ち、サイコロの目のでこぼこにまで合わせにいくから。そのでこぼこは次の 8 日にはない
- 学習側だけを見ていたら、これに気づけない。第3回の分け方は、このために要る
- 重要度の表に名前が出ても、それだけでは効いていることにならない。でたらめな列でも名前は出る
「日直の出席番号を足したら、当たり方がよくなりました」と発表を聞いた。この発表のどこがおかしいのかを、今日の 2 つの数を使って 3 文程度で書く。
答えの例を見る
例: よくなったのは学習側の数だけで、それは列を増やせば必ず下がるものだから、モデルがよくなった証拠にはならない。実際、でたらめな列を 3 本足したとき、学習側は 3.41 台から 1.79 台に下がったのに、見ていない 8 日では 4.37 台から 13.58 台に上がっていた。当たり方を言うなら、学習側の数と見ていない側の数を並べて示す必要がある。
探究のデータは、たいてい行が少なく、列が多い形になる。アンケートで 30 人に 20 問聞けば、その形だ。この形は過学習がいちばん起きやすい。この回の考え方は、自分の表に入れる列を減らすための道具になる。入れるかどうか迷った列は、「なぜこの列が効くと思うのか」を一文で書いてみる。書けない列は入れない。結果を見せるときは、効いた列を「原因」と言わず「このモデルが寄りかかっている列」と言う。
- 自分の探究の表は、何行あって、何列あるか。列のほうが多くなっていないか
- 入れている列それぞれについて、「なぜ効くと思うのか」を一文で書けるか。書けない列はどれか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「画像と音の分類」。表ではなく、写真や音を機械に分けさせる。列を自分で決めることはできないが、同じことが「集め方」という形で起きる。同じ机の上だけで写真を集めると、機械は机の模様も一緒に覚える。人が写ったもの・人の声をどう扱うかも決める。この単元の最後の回で、単元のまとめの課題を出す。
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