表の読み込みと探索的分析
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 1 行目は列名だけ。タイトル・作った日・注意書きは表の外へ。単位は列名の中に入れる
- 1 行 1 件。同じ件が 2 行あれば片方を消す。途中の空行・メモ行・合計行も消す。セルの結合は使わない
- 数の列は数だけ。文字が 1 つ混ざると、その列は計算に使えなくなる
- 空いた欄は埋めない。0 で埋めると「0 と答えた人」になる。空けたまま読み込み、数える
- 数を出す前に、まず全体を見る。これを探索的データ分析(EDA)という
- EDA で見るのは四つ。件数と欠けた数/平均と中央値/散らばり/図
- 平均と中央値が大きくずれていたら、離れた値がある
- 足せる列(通学時間・睡眠時間)は平均が出せる。足せない列(部活)は数えて割合にする。順番の列(満足度 1〜5)はその中間
- どこをどう直したかは残しておく。整形は結果の一部で、直し方が変われば結果も変わる
自分の表(または授業で使った 14 行の表)を、分析できる形にするために直す所を書き出す。四つの決まり(1 行目は列名だけ/1 行 1 件/数の列は数だけ/空いた欄は埋めない)のどれに当たるかも書く。
答えの例を見る
例: ①「2 学期 生活アンケート」の行を消す(1 行目は列名だけ)。②「通学時間」を「通学時間(分)」に変え、「約25分」を 25、「1時間2分」を 62 に直す(数の列は数だけ)。③ 番号 5 の行が 2 つあるので片方を消す(1 行 1 件)。④ 空行とメモ行を消す(1 行 1 件)。⑤ 番号 4 の通学時間の空欄はそのまま残し、欠けた値が 1 件あることを記録する。直したあとは 9 行。
自分が集めたものを、数えられる形にそろえるという手順は、道具を使うときにかぎらず、アンケートでも観察でも聞き取りでも同じように要る。聞き取りのメモをそのまま持っていても、何人が同じことを言ったかは分からない。1 件を 1 行にし、同じことを言った人に同じ言葉を付ける。そこで初めて数えられる。そろえるときに自分が決めたこと(どこまでを同じとみなしたか、空欄をどうしたか)は、結果の一部として書いておく。書いておかないと、あとで自分でも説明できなくなる。
- 自分の探究で集める(集めた)ものは、1 行 1 件にできるか。1 件とは何のことか
- 空いた欄や、答えにくかった項目はどこか。それは集め方のどこから来たか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「平均の差の検定」。整った表から、いよいよ数を出す。ただし「平均の差の検定」に使う分析は一つではなく、グループが 2 つか 3 つ以上か、同じ人の前と後か、人数は足りているかの三つで変わる。今日の「足せる列」の一覧が、そのまま次回の材料になる。自分の表か、配られた練習用の表を手元に用意しておく。
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