平均の差の検定
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 差を見る分析は、三つの問いで決まる。グループはいくつか/同じ人の前と後か/人数は足りているか
- 2 つのグループ・別々の人なら t 検定。3 つ以上なら一要因分散分析
- 分散分析は「どこかに差がある」までしか言わない。どこに差があるかは、そのあとに調べる
- 同じ人の前と後なら対応のある検定。一人ひとりの変わり方が使えるので、同じ人数でも差を見つけやすい
- 人数が少ない・5 段階のような順番ならノンパラ(マン・ホイットニーの U 検定、ウィルコクソンの符号付順位検定)
- p 値は「偶然でもこれくらい起きるか」の目安。小さいほど偶然とは考えにくくなる。p 値が言えるのは、そこまで
- p が小さい=効果が大きい、ではない。人数が多いと p は小さくなりやすい。差の大きさは効果量で見る
p < .05は約束ごとで、自然の境目ではない。.06だったから無かったことにする、は誤り- 図と数は両方見る。同じ平均でも、点の並び方が全く違うことがある
- 迷ったら分析サポーターに、確かめたいことを一文で入れる。手法の名前を知らなくても引ける
自分の表(または配られた表)で、差を見たいところを一つ決めて書く。三つの問いに答え、使う分析まで書く。結果を出した人は、p 値と効果量と人数も書く。
答えの例を見る
例: 確かめたいこと「3 組 38 人で、部活に入っている人と入っていない人で睡眠時間に差があるか」。グループは 2 つ。別々の人。人数は 22 人と 16 人。使う分析は t 検定。出た数は 平均の差 0.6 時間、p = .04、効果量 0.48。読み方は「この 38 人では、部活に入っている人の方が睡眠時間が 0.6 時間短く、差の大きさは中くらい」。
「差がありそうだ」と感じたときに、三つの問いを自分にかける習慣は、そのまま探究で使える。比べるグループはいくつか。同じ人を追うのか、別々の人を比べるのか。何人集まりそうか。この三つに先に答えておくと、集める段階で失敗しなくなる。10 人ずつしか集まらないと分かっていれば、5 段階ではなく実際の分や回数を聞いておく、という判断ができる。集めたあとで「この形では確かめられない」と気づくのがいちばん痛い。
- 自分の探究で比べたいものは、2 つのグループか、3 つ以上か。同じ人の前後か
- 何人くらい集まりそうか。その人数で、差が見えたときにどこまで言えるか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「相関と散布図」。差ではなく、二つの量が一緒に動くかを見る。今日の四つ目「図と数は両方見る」を、次回は自分の目で確かめる。同じ相関係数なのに、点の並びが全く違う四つの図を見比べる。「一緒に動いている」ことと「動かしている」ことは別だ、という話にも入る。表が無い人でも、図はページの中に埋め込んであるので進められる。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。