リサーチクエスチョンの設定
授業の前に 10 分。読んで、少しやって、予想を一つ選ぶ。書いたものはこの端末に残る
10分 | ひとりで、端末で探究カードには「気になること」と「自分との関わり」が書いてある。けれど、まだ問いがない。「部活の連絡について」「食品ロスについて」は、範囲であって問いではない。範囲には答えが返ってこないので、いつ終わったのかも分からないままになる。 問いの形は「〜は〜か」だ。だが、形を変えただけでは足りない。「ごみを分別することはよいことか」は形は問いだが、調べる前から答えが出ている。「教育とは何か」も形は問いだが、どこまで調べても終わらない。答えられる問いには条件がある。授業では 12 個の問いを三つの山に分けてから、その条件を三つにまとめる。三つを通った問いをリサーチクエスチョンと呼ぶ。 そのうえで、問いの型をもう一つ決める。型は四つある。記述(どれくらいか)、関係(A と B に関係があるか)、因果(A を変えると B は変わるか)、評価(どちらがよいか)。型に上下はないが、型が違うとこの先にやることが変わる。因果の型なら、自分たちで変える側と変えない側を作らなければならない。記述の型なら、変えるものは無く、測るものだけを決める。つまり型が決まると、第5〜7回で決める変数・確かめ方・比べる相手が全部決まる。自分の問いは、どの型だろうか。
- 「〜について」
- 範囲を言っているだけの形。答えが返ってこない
- 「〜は〜か」
- 問いの形。答えの形が決まる
- 答えが決まっている問い
- 調べる前から答えが出ているもの。確かめる意味がない
- 広すぎる問い
- どこまで調べても終わらないもの。範囲を切ると動き出す
- リサーチクエスチョン
- 三つの条件を通った「〜は〜か」。この先ずっと真ん中に置く一文
- 問いの型
- 記述・関係・因果・評価の四つ。型で、測るものと比べる相手が決まる
- 対照(比べる相手)
- 因果と評価の型に必ず要るもの。変えなかった側、またはもう一方
- 鋭角性
- 高度化の一つ。問いが一つに絞れているか、絞った理由が言えるか
- 絞る前の問い
- 消さずに残しておくもの。第14回の「次の問い」で使う
自分の探究カードを開き、「気になること」の欄を読む。
- それを「〜について」の形で一度書いてみる(例: 体育館の使用時間について)
- 次に、同じことを「〜は〜か」の形で書き直してみる。うまく書けなくてよい
- 書き直したものを声に出して読み、「これに答えるには、何を数えればよいか」を一言つけ足す
- その問いが四つの型(記述・関係・因果・評価)のどれに近いかを、一つ選んで書く
探究カードがまだ手元に無ければ(前回いなかった、なくした)、いま気になっていることを一つ書いて、そこから始めてよい。カードは授業のはじめに作り直せる
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