リサーチクエスチョンの設定
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 「〜について」は範囲、「〜は〜か」が問い。答えが返ってくるのは後者だけ
- 答えられる問いの条件は三つ。答えがまだ決まっていない/確かめる方法が思いつく/範囲が切れている
- 「答えが決まっている問い」も、直せば動く。「よいことか」をやめて、「この学校で守られるのは、どの置き方のときか」にする
- 「広すぎる問い」も捨てない。自分が見に行ける一か所に切ると、答えられる問いになる
- 三つを通った「〜は〜か」をリサーチクエスチョンと呼ぶ。この先ずっと、カードの真ん中に置く一文になる
- 問いには4 つの型がある。記述(どれくらいか)/関係(A と B に関係があるか)/因果(A を変えると B は変わるか)/評価(どちらがよいか)
- 型が決まると、この先が決まる。記述は測るものとそろえるものだけ。関係は両方を測る。因果は実験で変える/変えないを作る。評価は2 つ用意して比べる
- 因果と評価には、比べる相手(対照)が必ず要る。比べる相手が無い計画は、因果の問いに答えられない
- 迷ったら記述から始めてよい。まず現状を数え、そのあとで関係や因果へ進む
- 問いは一つに絞る。一度に一つしか確かめられないから。残りは第14回の「次の問い」に回す
- 問いと型が決まると、測るものと比べる相手が決まる。第5〜7回は、この一文から作る
- 絞る前の問いは消さない。絞る前と後を比べて、絞った理由が言えることが、この 14 回で見る所の一つ
自分のリサーチクエスチョンを「〜は〜か」の形で書く。そのうえで、三つの条件を自分でかけ、通らなかったところをどう直したかを書く。最後に、問いの型を一つ決めて書く。絞る前の問いも一緒に残す。
答えの例を見る
例: 絞る前は「体育館の使い方について」。三つの条件のうち「範囲が切れている」で引っかかったので、「体育館を使う 3 つの部で、終了時刻がずれるのは、どの曜日と、どの組み合わせのときか」にした。「確かめる方法が思いつく」も通った。2 週間、終わる時刻を見て記録すればよい。型は記述。まず何曜日に何分ずれるかを数える。数えたあとで「部の組み合わせを変えるとずれは減るか」という因果の問いに進める。
「〜について」を「〜は〜か」に変える手つきは、テーマ決め以外でも使える。人に相談するとき、相手に何を答えてほしいのかが決まっていないと、話が長くなるだけで何も決まらない。問いの形にして渡すと、返ってくるものが変わる。型を決めるのも同じで、「どれくらいかを知りたいのか」「変えたら変わるかを知りたいのか」がはっきりすると、相手の答え方が変わる。
- 自分のテーマの問いは、三つの条件をすべて通るか。通らないのはどれか
- その問いはどの型か。因果や評価なら、比べる相手をどこに作れるか
- いま追いかけていない問いを、どこに書き残しておくか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「先行研究の調べ方」。自分で数える前に、人が調べたことを見る。同じことを二度やらないためと、自分の問いがどこに立っているかを知るためだ。一次と二次の違い、出どころの記録の仕方、そして三つの確かめを扱う。調べた結果「もう分かっていた」なら、今日決めたリサーチクエスチョンを変えてよい。そのときは型も決め直す。今日の問いと型を持っていく。
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