先行研究の調べ方
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 自分で集める前に、すでに分かっていることを調べる。同じことを二度やらないため、自分の問いの位置を知るため
- 一次は出した本人が見た・数えた・測ったもの。二次は誰かのものをまとめたもの。二次も、二次だと知って使う
- 出どころの記録は三つそろえる。だれが・いつ・どこで。読んだその場で書く。あとで書くとたどれなくなる
- 三つの確かめ。だれが言ったか/ほかでも言っているか/いつのことか
- 調べたことと、自分が思ったことは行を分けて書く。この区別が、第10回の「言えること・言えないこと」につながる
- 切り取りで印象は変わる。うそでなくても、グラフの縦軸や期間の取り方で見え方が変わる
- 調べて「もう分かっていた」ときは、問いを変えてよい。場所を変える/時を変える/その先へ進む。調べたから変えられた
今日調べた 1 件について、出どころを三つそろえて書き、三つの確かめの結果を書く。そのうえで、自分の問いをそのまま進めるか、変えるかを決めて書く。
答えの例を見る
例: 分かったこと「部活動の終了時刻は、施設の使用割り当てによって決まっている学校が多い」。だれが「公的機関の調査」/いつ「3 年前」/どこで「調査報告の表」。三つの確かめでは、別の資料でも同じことが言われていたが、3 年前なので古い。この学校のいまの割り当てがどうなっているかは分からなかったので、問いはそのまま進める。むしろ「この学校では」と範囲が切れていたのが効いた。
出どころを三つそろえて書く、というやり方は、探究の外でも効く。人に何かを伝えるとき、「どこで見たか」を一緒に出せると、相手が自分で確かめられる。確かめられる形で渡すことが、信用の作り方になる。逆に、出どころを書けないものは、自分の中でも保留にしておくほうがよい。
- 自分の探究で集めた情報のうち、出どころを書けていないものはどれか
- 自分が「知っている」と思っていることのうち、二次のまま使っているものはどれか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「変数の決定」。ここから 3 回が設計になる。調べても出てこなかったことが、自分で確かめるものになる。まずそれを測れる形にする。決めるのは三つ。変えるもの(自分たちで動かすもの)、測るもの(変えた結果として見るもの)、そろえるもの(変わってしまうと比べられなくなるもの)。記述の型なら、変えるものは無く、測るものとそろえるものだけでよい。「気づいた」「分かりやすい」のような言葉も、誰が数えても同じ数になる形(操作的定義)に決め直す。今日の 1 件と、まだ分かっていないこと、そして自分の問いの型を持っていく。
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