情報技術の発展と生活の変化
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 情報技術は時間を短縮し(機械的な仕事を機械が担い、考える・対話する・創造する活動に時間が回る)、空間を省略した(行かなくても届く・会える、場所に縛られず学び働く)。「人間にしかできないこと」が広がった
- ただし、情報技術に時間を取られることもある。情報技術は、あくまで問題解決の道具
- 身のまわりの新しい技術は 4 つに分けられる。画像・3D(CG、3D プリンタ)、VR・AR(仮想の教室、道案内の重ね合わせ)、電子マネー(IC カード、QR コード決済)、AI・ロボット(自動翻訳、顔認識、配膳ロボット、緊急地震速報)
- 電子マネーは早い・小銭なし・履歴が残るが、使えない場面・使いすぎ・情報が漏れる・使えない人がいる。便利さの裏に、同じ数だけ困ることがある
- ルール化された作業と大量の情報処理は AI。目的を決める、ゼロから生み出す、責任を取るのは人。技術に合わせて社会と仕事の中身が変わる
- 体への影響として VDT 症候群(姿勢・照明・休憩で防ぐ)、テクノストレス、ネット依存。利用時間を記録して自分で見る。光と影は表裏で、影を小さくするのは問題解決の考え方
「洗濯機は洗濯を楽にした。そして洗濯の回数が増えた」。この例を使って、技術が変わると社会もどう変わるかを、授業で出た時間と仕事の中身という言葉を使って 2〜3 文で説明する。
答えの例を見る
例: 洗濯機は 1 回の洗濯の時間を短縮したが、その分だけ回数が増え、清潔さの基準も上がった。技術が時間を節約すると、人はその時間を別のことに使い、社会の基準と仕事の中身が変わる。駅員が切符を切らなくなって案内や安全の仕事に移ったのも同じ。「今ある仕事が AI で行われると社会はどう変わるか」を考えるのは人間の仕事。
探究のテーマを情報技術に関わるものにするとき、「便利になった」だけで終わると、この回のまとめの半分しか見ていない。便利さの裏に、同じ数だけ困ることがある。だから「この技術は何を節約したか」「その裏で誰が困るか、体にどう響くか」の両側を書くのが、この回の考え方の使いどころ。自分のスマホの利用時間を 1 週間記録する、のような「記録して自分で見る」も、そのまま探究の調べ方になる。
- 自分の探究テーマに関わる技術は、何を節約したか。その裏で、困る場面・困る人・体への影響はないか
- 自分の生活の中で記録して分析できる数字(利用時間、回数、時刻)はないか。1 週間記録したら何が分かるか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「よりよい情報社会へ」。今日、電子マネーの困るところに「情報が漏れる」「使えない人がいる」が出た。次はその 2 つに正面から向き合う。サイバー犯罪をどう防ぐか、使えない人をどうするか。最後に、同じ数字が見せ方で 2 倍に見える話もする。受け取る側の判断を確かめる。
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