目的に応じたデジタル化
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 圧縮は、意味を保ったまま決まった手順でデータ量を減らす処理。ランレングス圧縮は同じ値が続く部分を「値と個数」にまとめる。縞や単色の面には効くが、バラバラの並びには効かず、かえって増えることもある
- 圧縮率は「圧縮後 ÷ 圧縮前 × 100%」。小さいほどよく縮んでいる。100% を超えたら、圧縮したのに増えたということ
- 可逆圧縮は完全に元へ戻せる。文章・プログラム・銀行のデータ・設計図など、1 ビットでも変わると壊れるものに使う(PNG・ZIP)。非可逆圧縮は人が気づきにくい部分(近い色・聞こえない音)を捨てて大きく縮めるが、完全には戻らない。写真・動画・音楽の配信に使う(JPEG・MP3・MP4)
- 高画質・高音質とは、標本化と量子化を細かくし、圧縮を少なくすること。そのぶん重い。画質とファイルサイズはトレードオフで、どこに置くかは目的が決める
- ラスタは画素を並べて表す。写真に向くが、拡大すると輪郭がぎざぎざになる。ベクタは形状・座標・色・大きさの情報で表す。ロゴ・地図・文字・図に向き、拡大しても劣化しない。デジタル化は必ず何かを捨てる。何を捨ててよいかを決めるのは目的
「可逆圧縮と非可逆圧縮の違い」を、それぞれ使う場面の例を 1 つずつ挙げて、戻せるという言葉を使って 2 文で説明する。
答えの例を見る
例: 可逆圧縮は繰り返しをまとめるなどの手順で縮め、展開すれば元のデータに完全に戻せるので、設計図や銀行のデータのように 1 ビットも変えられないものに使う。非可逆圧縮は近い色や聞こえない音を捨てるので元には戻せないが、大きく縮むので、動画配信やスマホの写真のように「見た目が保てればよい」ものに使う。
探究の成果物を作るとき、今日の考え方は 2 か所で使える。1 つは、写真や図を載せる場面。スライドや Web で見せるだけなら非可逆で軽くし、印刷やあとで加工するなら可逆で残す。図やロゴ、グラフはベクタで作っておけば、ポスターに引き伸ばしても崩れない。もう 1 つは、集めたデータを残す場面。アンケートの回答やプログラムは、1 文字も変わってはいけないので、可逆で保存する。「何を捨ててよいか」を決めるのは、いつも目的だ。
- 自分の探究で作る図・グラフ・写真は、それぞれラスタかベクタか。引き伸ばす予定はあるか
- 集めたデータの元ファイルを、どの形式で、どこに残すか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「情報デザイン」。ここまでは、機械の側でデータをどう表すかだった。次からは、人に伝わるようにどう見せるか。実は同じで、目的に合わせて捨てて、並べる。路線図は地図から何を捨てているか、から始める。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。