ユニバーサルデザイン
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- ユニバーサルデザインは、誰もが使えるように最初から設計すること。バリアフリーは、ある障壁を後から取り除くこと。左右どちらの手でも使えるはさみは前者、階段の横に後から付けたスロープは後者
- アクセシビリティは「使えるか」の尺度。使えない人を使える状態にする(文字の拡大・読み上げ・字幕・多言語)。ユーザビリティは「使いやすいか」の尺度。使いにくい状態を使いやすくする(ボタンの大きさ・共通の操作)。同じ工夫が両方に効くこともある(字幕)
- 赤と緑が見分けにくい人は男性の約 20 人に 1 人。色だけで区別したグラフは、見え方を切り替えると読めなくなった。色だけに頼らず、模様・形・文字・位置を足す。「色を使うな」ではなく「色に足す」
- UI(ユーザインタフェース)は利用者とコンピュータの間の入出力の手段。機器が違っても共通のルール(戻るは左上、赤は停止)があると使いやすい。UXは製品やサービスを通じて得られる体験全体で、使いやすさだけでなく使い心地や印象まで含む
- シグニファイアは行動を促す手がかり。押せそうに見える形、一部だけはみ出して続きがあると分かる表示。よい UI は説明が要らない。初めての人・使えない人が使えるかで見直す
身のまわりで「誰でも使える工夫」を 1 つ選び、それがユニバーサルデザインかバリアフリーかを区別し、どんな人がどう助かるかを入れて 2 文で書く。
答えの例を見る
例: 学校の入口の段差に後から置かれたスロープはバリアフリーで、車いすの人やベビーカーを押す人が段差を越えられる。もし建てるときから段差のないなだらかな入口にしてあれば、それはユニバーサルデザインになる。
探究の発表資料は、たいてい「自分たちが読める」ことだけを確かめて完成にしてしまう。今日の道具はそこに「誰に」を広げる問いを足す。グラフの凡例は色だけになっていないか。文字の大きさは、後ろの席や年配の人にも読めるか。専門用語や略語は、初めて聞く人に伝わるか。発表を聞く人の中に、色の見え方が違う人、目が見えにくい人、その分野を知らない人がいる前提で見直すと、資料は誰にとっても分かりやすくなる。
- 自分の探究の資料で、色だけで区別している場所はないか。あれば、模様・文字・位置のどれを足すか
- 発表を「初めて聞く人・使えない人」の立場で見直したとき、直したくなる場所はどこか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「情報デザインの流れ」。今日の「使えない人・初めての人」を、一人の具体的な人物として決める(ペルソナ)。その人の困りごとから、学校のことを 1 枚で伝える課題が始まる。「みんな」に向けたものは、誰にも届かない。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。