さまざまなデータモデル
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- データをどんな形式で持つかの決め方がデータモデル。人にも機械にも扱いやすい形にすると、探せて、間違いが混ざりにくい。階層型・ネットワーク型・関係データモデルなどがある
- 関係データベースは、データを複数の 2 次元の表の組み合わせで表す。表がテーブル、列(項目)がフィールド、行がレコード
- 1 つの表に全部書くと、同じ書名と著者名を何度も書く。いちばん深刻なのは直すとき全部直すこと。1 か所直し忘れると食い違い、検索しても出てこなくなる
- だから表を分けて、貸出の表には本の番号だけを書く。2 つの表に共通する値(本の番号)があるからつなげる。著者名を直すのは本の表の 1 か所で済む
- 出席番号や在庫数のように項目と値が決まっているものは表にしやすい。自由記述や写真、録音は表に収まりにくいが、それを扱う仕組みもある
- データベース管理システムは、同時に操作しても矛盾しないようにし、重複や不正な登録を防ぎ、アクセス権を設定して認証を行う
「なぜ表を分けるのか」を、共通する値という言葉を使って、分けたときの利点と、分けても答えが出せる理由の 2 文で説明する。
答えの例を見る
例: 表を分けると、同じ書名や著者名を何度も書かずに済み、直すときも本の表の 1 か所で済むので食い違いが起きにくい。分けても、2 つの表に本の番号という共通する値があるので、それをたどれば「誰がどの本を借りたか」のような 1 つの表では出せない答えも出せる。
探究でアンケートや観察の記録を集めると、たいてい 1 つの大きな表になる。回答者の学年や部活を毎行に書き、質問が増えるたびに列が横に伸びる。この回の考え方は、その表を「回答者の表」「質問の表」「回答の表」のように分けて、番号でつなぐ道具になる。学年の書き間違いを直すのが 1 か所で済み、あとで「学年ごとに集計」もしやすくなる。
- 自分の探究で集めるデータに、何度も同じことを書く欄はないか。それは別の表に出せないか
- 分けた表どうしを、どの番号でつなぐか。回答者に番号を振っているか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「データの形式」。ここまでは、データをためる形の話だった。次からは、たまったデータを読む側に回る。まず、表に並んだ数字がすべて同じように計算できるわけではないこと。出席番号の平均に意味はあるのか、から入る。
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