2つの事柄の関係
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 散布図は 2 つのデータを縦横にとって点を打った図。まず目で見て、形と外れた点を確かめる
- 相関係数は関係の強さを −1 から 1 で表した数。1 に近いと右上がり(片方が増えるともう片方も増える)、−1 に近いと右下がり、0 に近いと関係が見えない。おおよそ絶対値 0.7 以上で強い、0.4〜0.7 でやや強い、0.2 未満でほとんどない
- 相関係数は外れた 1 点で大きく動く。数字だけ見ると間違えるので、散布図で目で見てから数字を出す
- 一緒に動くのが相関関係、引き起こしているのが因果関係。相関があっても因果とは限らない。関係があるとき、考えられるのは 3 つ。「A が原因」「逆に B が原因」「3 つ目の要因が両方を動かしている」
- アイスと水の事故は、気温という 3 つ目の要因(交絡因子)が両方を動かしていた。見つけると、見かけの関係が説明できる
- ただし、本当に因果がある場合もある。「全部が見かけの関係」ではない。確かめる方法(条件をそろえて比べる)を考えるのが次の段階
- 目的に応じた分析の方法には、比べる・関連を見る・変化を見る・分類する、などがある。この回は「関連を見る」
「相関関係と因果関係は何が違うか」を、アイスと水の事故の例を使い、3 つ目の要因という言葉を入れて 2〜3 文で説明する。
答えの例を見る
例: 相関関係は 2 つが一緒に動く関係で、因果関係は片方がもう片方を引き起こす関係。アイスの売り上げと水の事故は一緒に増えるので相関はあるが、気温という 3 つ目の要因が両方を動かしているだけで、アイスが事故を引き起こしているわけではない。だから相関があっても因果があるとは限らない。
探究で「〇〇な人ほど△△だ」という結果が出たとき、この回の考え方は、それを結論に書く前に一度止まる道具になる。散布図を目で見て、外れた 1 点で数字が作られていないか確かめる。「〇〇が原因」と書く前に、逆向きの因果と 3 つ目の要因を思い浮かべる。それでも因果を言いたいなら、条件をそろえて比べる方法を計画に入れる。発表で「言えないこと」として書く材料にもなる。
- 自分の探究で関連を見たい 2 つの事柄は何か。その裏で両方を動かしていそうな 3 つ目の要因は何か
- 「関係がある」と「原因である」のどちらまでを、自分の結論に書くつもりか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回から 2 回は単元末の課題「データで提案する」。自分で問いを立て、データを選び、目的に合う見せ方で図を作る。この回の「言えること/言えないこと」が、そのまま評価の観点になる。確かめたいことの候補を 1 つ持っていく。
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