データで提案する
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 単元末の課題は、データを根拠に一つ提案すること。きれいな結論が出なくてよい。言えることと言えないことを分けるところまでが課題
- 問いは数で答えが出る形に直す。「多い・少ない」→ 何と比べて、どれだけ。「よい・悪い」→ 何の値が高い・低い。「〜すべきか」→ した場合としない場合の差。直したら、そのデータが実際に手に入るかを確かめる
- 目的に応じた分析の方法は大きく 4 つ。比べる(グループの間で違うか。棒グラフ・箱ひげ図)、関連を見る(2 つが一緒に動くか。散布図)、変化を見る(時間とともにどう動くか。折れ線グラフ)、分類する(どんな仲間に分かれるか。円グラフ・帯グラフ・クロス集計表)
- 図を先に選んでデータを当てはめない。問いの型 → 図の型の順に決める
- 図には注意がある。縦軸を 0 から始めないと差が大きく見える。人数の違うグループは合計ではなく平均か割合で。期間の切り取り方で印象が変わる。「その他」に何を入れたかを書く
- 提案カードは、問い・使ったデータ(何を、どこから、何件)・見せ方・言えること・言えないこと。「言えないこと」は「〇〇が原因とは言えない(△△が影響しているかもしれない)」「このデータは □□ に偏っている」の形で書く
自分が「やってみる」で書いた問い(なければ「昼休みの購買の混み方」)について、問いの型という言葉を使い、「どの型か」「だからどの図か」「言えないことは何か」を 3 文で書く。
答えの例を見る
例: 「学年ごとに購買に並ぶ時間は何分違うか」は、グループの間で違うかを見る「比べる」という問いの型。だから学年ごとの平均を棒グラフにし、散らばりも見たいなら箱ひげ図にする。言えないことは、学年が原因とは言えないこと(教室からの距離など別の要因があるかもしれない)と、測った日数が少ないこと。
この回の流れは、そのまま総合的な探究の時間や課題研究の骨組みになる。テーマが「〇〇について」で止まっているなら、数で答えが出る問いに直す。問いの型が決まれば、比べる・関連・変化・分類のどれかで図が決まる。そして発表の図の隣に、必ず「言えないこと」を置く。それがあるかどうかで、聞く人の信頼が変わる。
- 自分の探究の問いは、数で答えが出る形になっているか。そのデータは手に入るか
- 4 つの型のどれか。その図の注意(縦軸・人数の違い・期間の切り取り・その他)に引っかかっていないか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「データの図表の評価と改善」。提出した提案カードを、ほかの人が 3 つの観点で評価する。もらった評価をもとに直すところを一つ選び、改訂版を出す。「言えないこと」が書けなかった人は、次回そこを埋める。
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