10 年後の展望
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 願望は根拠がなく、誰も反論できないが誰も動かせない。予言は外れて何も残らない。展望は根拠があるので反論でき、反論されて直せる
- 展望は「これまでこう変わってきたから、この向きが続けばこうなる」という形で書く。この単元の年表は、向きを取り出すための道具だった
- 強い展望には二本の根拠が入る。技術の変化(年表の上の段)と、法・制度の変化(年表の下の段)。二本目が入ると根拠が強くなる
- 置き忘れやすいのは、その社会で使えない人・取り残される人。第3回で見た「失われたもの」と同じ視点
- 提案カードは 5 つの欄でできている。領域・根拠・10 年後・人の役割・ルール
- 「人の役割」は「気をつける」で終わらせず、誰が、何をするかまで書く。「ルール」は禁止だけにせず、何のためならどこまでよいかを書く
- 反論を取り入れて直せた提案がいちばん強い。直すのは負けではない
自分の班の提案について、いちばん出そうな反論を一つ書き、それに何と答えるかを書く。答え方は三つある。直す/直さない理由を言う/分からないので調べると言う。どれを選んでもよいので、選んだ理由まで書く。
答えの例を見る
例: 提案=生活に要る店は、現金か代わりの手段を一つ以上残すことにする。出そうな反論=小さい店には手間と費用が重すぎる。答え=直す。店の大きさで分けて、小さい店は近くの店や役所と組んで代わりの手段を一つ持てばよい形にする。反論のとおり、全部の店に同じ負担を求めると実現しないから。
探究の提案も、これと同じ形で書ける。いまこうなっている(事実)/このままだとこうなる(変化の向き)/だからこうしたい(提案)/その提案で困る人はこう手当てする(反論への答え)。事実の部分に自分で集めたデータを置けば、そのまま探究の発表になる。反論を先に書き出しておくと、調べるべきことが決まる。願望で終わる発表と、展望から始まる提案の違いはここにある。
- 自分の探究のテーマを、この 5 つの欄(領域・根拠・これから・人の役割・ルール)に入れて書けるか
- 自分の提案でいちばん困る人は誰か。その人にどう答えるか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「展望の発表と相互評価」。今日作った提案カードを、班ごとに 1 分で発表する。ほかの班から質問と反論を受け、その場で答える。そのあと、反論を取り入れて提案を直し、改訂版として出し直す。単元の最後の 1 時間になる。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。