公開先と公開の方法
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 手段は三つの列に分かれる。決めた人にだけ届く(手渡し、その場で見せる)、校内の人に届く(掲示、放送)、誰でも見られる(公開、校外の掲示)
- 紙に貼るものでも、写真に撮られれば誰でも見られる側に移る。「校内の掲示だから校内だけ」は、正確には「一次的には校内だけ」である
- 手段は、届く範囲・残る時間・取り消せるかの三つで比べる。これに第1回の「受け手が使う時間」を足す
- 相手が含まれているかで選ぶ。広ければよいというものではない。相手が校内にしかいないなら、校外に出す理由はない
- 範囲の限定には三つある。相手で限定する・中身で限定する(人が写った部分だけ外す)・期間で限定する(過ぎたら下ろす)
- いつ下ろすかも、出す前に決めておく。出しっぱなしにしない
- 出す前に、要る許しを確かめる。人が写っているなら本人、他人の作ったものなら作った人、場所を借りるならその許し
- 限定した理由を記録に残すと、あとで範囲を広げるかどうかを考え直せる
自分の班が選んだ出す手段と範囲を書き、そのうえでなぜその範囲までにしたのかを 1 文で書く。範囲を限定しなかった班は、限定しないと決めた理由を書く。
答えの例を見る
例: 学校の公開しているページに、文字と図だけを載せる。写真は入れない。地域の人にも来てほしいので校外に出すが、人が写ったものは取り消せない場所に置かないと決めたから。
探究の成果も、どこかに出さなければ終わらない。校内の発表会だけで終わることもあれば、地域の人に見てもらうこともある。今日の三つの見方が、そのまま使える。届く範囲は、自分の探究に関わる人がどこにいるかで決める。地域の課題を調べたなら、校内に留めていては当事者に届かない。残る時間は、発表の場で話すだけなら消えるが、紙や公開した形なら残る。あとから読み返してほしいなら、残る形が要る。取り消せるかも同じで、アンケートに答えてくれた人の言葉や、聞き取りをした人の話を、そのまま広い所に出してよいかは、出す前に本人に確かめることになる。範囲を限定するのは、協力してくれた人を守りながら、必要な相手に届けるための決め方である。探究の質を下げることではない。
- 自分の探究の成果は、誰に届けば意味があるか。その人はどこにいるか
- 出すと決めたとき、本人に確かめなければならない部分はどこか
- 出したあとに直したくなるかもしれない部分は、取り消せる形か
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「公開後の受け取られ方」。出す先と範囲は決まったので、次は出したあとを予想する。受け手の側に立って、こちらの意図と違う受け取り方を先に見つける。今回決めた手段と範囲は控えておく。予想の前提になる。
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