変数の絞り込み
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- データを 学習用(式を作る)と 確認用(測るだけ)に分ける。確認用は式を作るときにいっさい使わない。今回は 14 日を 8 日と 6 日に分けた
- 学習用の平均のずれは、列を足すほど必ず下がる。13.38 → 11.04 → 2.82 → 0.91 → 0.70 本
- 確認用の平均のずれは、途中から上がる。18.87 → 8.94 → 2.50 → 7.15 → 7.80 本。3 列の所がいちばん小さい
- いちばんよかったのは 気温・降水量・大会の 3 列。ここから列を足すと、確認用は悪くなった
- 来客数は売上といちばん強く関係する列(第11回で 0.94)なのに、足すと確認用が 2.50 から 7.15 に悪くなった。8 日しかないのに 4 つの列で説明しようとしたから
- これを過剰な当てはめという。式が 8 日の細かい上下にまで合わせにいってしまい、別の日には合わなくなる
- 減らせばよいわけではない。降水量を外して気温と大会だけにすると、学習用 4.41/確認用 9.44 で悪くなった。どれを減らすかで決まる
- 列を外すかどうかは、3 つの見方から決められる。数(確認用の値がどう動くか)、集める手間(毎日その値が手に入るか)、説明のしやすさ(人に 1 分で説明できるか)
- 減らして良くなったことは 3 つ。当たり方(確認用 7.80 → 2.50)、集めやすさ(手に入らない来客数が式から消えた)、説明のしやすさ(式の中の数が 6 つから 4 つに)
- 「減らした」だけでは報告にならない。減らす前と後の数を並べて初めて、良くなったと言える
「手元のデータではよく当たるのに、使えないモデル」とはどんなものか。今日の数を使って 3 文程度で説明する。
答えの例を見る
例: 学習用の 8 日では平均のずれが 0.70 本まで下がったのに、式を作るのに使っていない 6 日では 7.80 本も外したモデルがそれにあたる。8 日しかないのに 5 つの列で説明しようとしたので、式がその 8 日の細かい上下にまで合わせにいってしまったからだ。列を気温・降水量・大会の 3 つに減らすと、学習用は 2.82 本と悪くなるが、確認用は 2.50 本まで良くなり、まだ見ていない日でも当たるようになった。
探究では、集めた項目を全部使って説明したくなる。この回の考え方は、集めたデータの一部を取っておいて、そこで確かめるという手順を、自分の探究に持ち込む道具になる。行数が少ないのに項目が多いと、それらしい結論が出てしまう。
- 自分の探究で集めるデータは何行になりそうか。説明に使う項目は何個か。行数に対して多すぎないか
- 集めたデータの一部を、確かめるために取っておけるか。どの分け方にするか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「クラスタリング」。今日までは、14 日ぜんぶを 1 本の式で説明しようとしてきた。次回は、先に似た日どうしをまとめてから見る。正解のない作業をすることになるが、それでも数で比べられる。
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