クラスタリング
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- グループ分けは、予測と違って先に決まった答えがない。それでも「まとまり具合」は数にできる
- 「似ている」とは、図の上で距離が近いということ。どの列を軸にするかで、距離の意味が変わる
- 気温は 18〜33、売上は 123〜227 と単位が違うので、そのままでは距離が計算できない。先に平均 0・ばらつき 1 にそろえる
- ばらつきの合計は、各点から自分のグループの中心までの距離の二乗を全部足した数。小さいほどまとまっている。第7回の「ずれの合計」と同じ考え方
- グループの数を増やせば、この数は必ず小さくなる。14 グループにすれば 0。だから数だけではグループの数を決められない
- 機械のやり方は 2 つの操作のくり返しだけ。①それぞれの点を近いほうの中心のグループに入れる ②グループの中心を、その中身の平均に置き直す。入れ替わる点がなくなったら終わりで、今回は 4 手ほどで止まった
- 気温×売れた本数で機械が出したばらつきの合計は 4.44。グループ 1 は 1・2・3・9・10・14 日目(141 本前後)、グループ 3 は 4・5・6・11・12 日目(194 本前後)、グループ 2 は 7・8・13 日目(216 本前後)で、大会の 4 日は 3 つに散らばった
- 来客数×売れた本数に変えると 3.08。今度は大会の 4 日のうち 3 日が同じグループに集まった。同じデータでも、使う列を変えると別のグループができる
- 中心の最初の置き場所によって、行き着く先が変わることがある。1 回で決めない
- 機械はグループに名前をつけない。「グループ 1」としか言わない。それが雨の日のまとまりだと気づくのは人
「分け方に正解はないのに、比べることはできる」とはどういうことか。今日の数を使って 3 文程度で書く。
答えの例を見る
例: 14 日を 3 つに分ける正しい分け方は 1 つに決まらず、班ごとに違う分け方になった。それでも、各点から自分のグループの中心までの距離の二乗を足した「ばらつきの合計」を計算すれば、どの分け方がどれくらいまとまっているかを数で並べられる。機械の分け方は 4.44 で、班の分け方の多くも 4.4 から 6 の間に入ったので、違う分け方でも同じくらいまとまっていたと言える。
探究でアンケートを取ると、回答者を「よく使う人・あまり使わない人」のように分けたくなる。この回の考え方は、その線引きを思いつきではなく、距離という数で決める道具になる。ただし、できたまとまりに名前をつけるのは自分であり、その名前が決めつけにならないかを確かめる必要がある。
- 自分の探究で、対象をグループに分けたい場面はあるか。何と何の列で分けるか
- できたグループにつける名前は、その人たちがそう呼ばれて困らない言い方になっているか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「手書き文字の認識」。今日扱ったのは、はじめから数が並んでいる表だった。次回は、手で書いた文字のような数でないものを、機械が扱える形に変えるところからやる。機械は、書かれた文字の何を見ているのか。
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