障害と情報漏えいへの備え
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 情報Ⅰ で学んだ 3 つの要素は、裏返すと「起きたら困ること」になる。止まる(可用性)・漏れる(機密性)・書き換わる(完全性)
- 止まる手当ては、切れても続けられる手順を先に決めること、大事な部分を二重にすること、控えを別に取ること
- 漏れる手当ては、見られる人を絞ること、やりとりの中身を暗号にすること、必要な分しか集めないこと
- 書き換わる手当ては、受け取った値を確かめること、いつ誰が変えたかの記録を残すこと、二重に数えて突き合わせること
- 解説の言う「情報セキュリティを確保する方法や技術」は、技術だけを指さない。止まったときに誰が何をするかという人の手順も方法のうち
- 手当ては、別の困りごとを生む。紙に控えれば紙が残る。合言葉を増やせば書き留められる。確かめる項目を増やせば入力が遅くなる
- だから設計になる。全部は守れない。何をどこまで守るかを選び、その理由を言えることが求められる
自分が描いた図の中から 1 か所を選び、①そこで起きたら困ること ②それは止まる・漏れる・書き換わるのどれか ③作る側として用意する手当て ④その手当てが生む新しい困りごと、の 4 つを書く。
答えの例を見る
例: 場所=読み取りの処理と貸出の記録の間。困ること=通信が切れて、記録が作れない。どれか=止まる。手当て=紙の用紙に利用者の番号・本の番号・日付を控え、復旧後に担当が入力する。復旧までは貸出を止めない。新しく生まれる困りごと=控えた紙に個人の情報が残るので、漏れる危険が増える。だから、用紙は担当が保管し、入力が終わった当日中に処分すると決めておく。
探究で何かを作ったり、調査でデータを集めたりするとき、うまくいかない場合を先に書き出すと、あとで慌てずに済む。機器が動かなかったら、回答が集まらなかったら、記録が消えたら。止まる・漏れる・書き換わるの 3 つは、そのまま確かめる観点として使える。とくに、集めた人の名前や連絡先をどう扱うかは、集める前に決めておく。
- 自分の探究で、止まる・漏れる・書き換わるのどれが起きうるか。3 つそれぞれで一つ挙げられるか
- 集めるデータのうち、本当に必要な項目はどれか。名前や組は要るか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「情報システムが社会に与えた影響」。今回は仕組みの中で、安全と使いやすさが交換になることを見た。この交換は、仕組みの中だけでは終わらない。世の中に出たとき、便利になった人と困った人に分かれて現れる。作る側の責任が、そこで問われる。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
別の端末で開くと見えません。学校の端末と家の端末は別ものとして扱われます。ブラウザの履歴やサイトデータを消したときも、一緒に消えます。残しておきたいものは、下の「書いたものをコピー」で自分のノートや提出先に貼ってください。