情報システムが社会に与えた影響
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 情報システムが社会の中で果たす役割は、人が時間をかけていたことを速く・広く・安く行えるようにしたこと
- 新しい方法が広まると、それまでの方法(店員に尋ねる、窓口に並ぶ、紙で受け取る)は採算に合わなくなり、消えていく
- だから困った人が生まれる。新しい方法が使えない人ではなく、使えていた古い方法を選べなくなった人。選択肢が減ることが影響の中身
- 「使う人はこう動くはずだ」という作る側の前提が、そのまま社会の側の条件になる。前提から外れた人が、困る人になる
- 困る人が分かったとき、作る側の選択は一つではない。古い方法も残す、作り直す、手伝う人を置く、今は進める。どれにも費用と時間がかかる
- 大事なのは、どれを選んだかより、条件と、いつ見直すかを付けているか
- 作る前に問うこと。①誰が便利になるか ②誰が今の方法を失うか ③その人に残る道はあるか ④いつ見直すか
広まっているサービスを 1 つ選び、①便利になった人(立場と、できるようになったこと)②困った人(立場と、しにくくなったこと)③その人が以前使っていた方法 ④作る側なら、まず何をするか、の 4 つを書く。
答えの例を見る
例: 選んだサービス=座席のオンライン予約。便利になった人=遠くに住む人。窓口へ行かずに、営業時間の外でも席を取れる。困った人=端末を持っていない人。以前は窓口で相談しながら席を選べたが、その窓口が減った。以前の方法=窓口に並んで、係の人に希望を伝える。まずすること=窓口の受付を一定数残し、いつまで残すかを決めておく。同時に、電話での受付を残す費用を見積もり、1 年後に利用件数を見て見直すと決める。
探究で「〇〇を導入すれば解決する」という提案をするとき、便利になる人と、困る人の両方を書けているかを確かめる。提案が通ったあとで困る人が出ると、その提案は使われなくなる。困る人を挙げるときは、立場と「しにくくなること」まで書く。そのうえで、その人が今使っている方法が消えるのかどうかを確かめる。
- 自分の探究の提案で、便利になるのは誰か。困るのは誰か。立場まで書けるか
- その提案が置き換えてしまう「今のやり方」は何か。それを使っている人は誰か
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「伝わる形の設計書」。ここまでの 4 回は、動いている仕組みを外から調べてきた。ここからは、自分たちが作るものを設計する側に回る。作るのは班で、分担して作る。だから設計は、自分の頭の中にあってはいけない。人に渡せる形で書くことから始める。
このページに書いたものは、いま使っているこの端末の、このブラウザの中にだけ残ります。サーバには送られません。次に同じ端末で開けば、書いたものはそのまま出ます。
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