伝わる形の設計書
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 分担して作るには、設計を人に渡せる形で書かなければならない。頭の中の設計は分担できない
- 画面の並びの図は、使う人がどの順に何を見るかを表す。四角が画面、矢印が押した操作。矢印には操作の名前を書く
- 画面の並びには、戻る道と、うまくいかなかったときの行き先(満席、入力の誤り)を必ず入れる
- 状態の移り変わりの図は、ものが今どうなっているかを表す。丸が状態、矢印がきっかけ
- きっかけは人の操作だけではない。時間が過ぎること(10 分たっても確定されない、期限を過ぎる)もきっかけになる
- 状態の図では、行けない道を描かないことで「そこへは行けない」を表す。使用中から直接空きへは行かない
- 3 つの図(データの流れ・画面の並び・状態の移り変わり)は、表しているものが違う。3 枚そろって、他の人が作れる設計になる
- 設計が伝わるかは書いた人には分からない。図だけを渡して、作れるかを聞く。質問された所が、書けていない所
自分が選んだ仕組みで、時間とともに変わるものを 1 つ決め、状態をすべて挙げる。次に、状態から状態へ移るきっかけを、行きと戻りの両方について書く。時間が過ぎることがきっかけになる矢印を、1 つは入れる。
答えの例を見る
例: 変わるもの=図書室の本。状態=在架・貸出中・延滞・修理中。矢印=在架 →(カウンターで貸出を読み取る)→ 貸出中/貸出中 →(返却を読み取る)→ 在架/貸出中 →(返却期限を過ぎる)→ 延滞(これが時間による矢印)/延滞 →(返却を読み取る)→ 在架/在架 →(傷みが見つかる)→ 修理中/修理中 →(修理が終わる)→ 在架。「延滞」から直接「貸出中」へは行かないので、その矢印は描かない。
探究で仕組みや手順を人に説明するとき、どの図で説明するかを選ぶと伝わりやすくなる。手順そのものを見せたいならデータの流れの図、使う人の体験を見せたいなら画面の並びの図、対象が時間とともに変わることを見せたいなら状態の移り変わりの図。とくに状態の図は、植物の生育段階、資源の回収から再利用までなど、仕組み以外にも使える。
- 自分の探究で、時間とともに状態が変わるものはあるか。その状態を全部挙げられるか
- 状態が移るきっかけのうち、人の行動ではなく時間や条件によるものはどれか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「開発の工程」。設計の図が 3 枚そろっても、それだけで仕組みは動かない。設計の前には聞くことがあり、後にはテストと運用がある。プログラムを書く時間は、全体の一部でしかない。その全体を並べてみる。
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