変えるもの・はかるもの・そろえるもの
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 決めるのは 3 つ。変えるもの(自分たちで動かすもの。例=掲示の紙の色)、はかるもの(変えた結果として見るもの。例=前を通った人のうち、立ち止まった人の割合)、そろえるもの(変わってしまうと比べられなくなるもの。例=貼る場所、貼る高さ、文字、時間帯、曜日)
- 変えるものは、ふつう 1 つだけ。2 つ同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなる
- そろえるものがいちばん多い。ここが手薄なまま集めに行くと、あとで「別の理由かもしれない」と言われて答えられなくなる。そろえられないもの(天気・行事)は、そろえずに記録する
- はかるものは、誰が数えても同じ数になる言い方に直す。「にぎやか」「がんばっている」は数えられない。「1 分間に聞こえた話し声の数」「1 週間に練習に出た日数」「立ち止まった人の数」「1 分間に通った人数」は数えられる。抜けやすいのはいつ数えるか
- 合格の基準は一つ。二人が別々に数えて、同じ数になるか。書けたら次へ進む。書けないなら問いに戻って書き換える
- 記述の問い(どれくらいか)なら、変えるものはない。はかるものとそろえるものだけを決める
- この 3 つをまとめて変数(=変わる数のこと)と呼ぶ。3 つの日本語を先に使ってから、名前が付く
自分の問いについて、変えるもの・はかるもの・そろえるものを 1 つずつ書く。はかるものは、いつ・どこで・何を数えるかが分かる言い方にする。記述の問いの人は、変えるものに「なし」と書く。
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例: 変えるもの=なし(どれくらいかを数える問い)/はかるもの=昼休みの 20 分間に、図書室の入り口を入った人数/そろえるもの=数える曜日・数える人・数え方(入り口を通り抜けた人は数えない)。
自分の探究で「〜が増えた」「〜がよくなった」と書きそうになったら、その言葉を数えられる形に直せるかを先に試す。直せないなら、まだ集めに行く段階ではない。3 つの箱に分ける作業は、テーマが何であっても同じように使える。技術分野でしきい値を決めたことも、理科で条件をそろえたことも、同じ考え方だった。
- 自分の問いの中に、そのままでは数えられない言葉はいくつあるか
- そろえるものを 3 つ以上挙げられるか。挙げられないなら、何が抜けているか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「比べる相手を決める」。今回、はかるものは決まった。でも「18 人が立ち止まった」だけでは、多いのか少ないのか言えない。何と比べるのかを決める。比べない問いなら、比べないと書く。そこまでが次回。
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