数で確かめる
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 出すのは平均(合計 ÷ 件数)、割合(当てはまった数 ÷ 全体の数)、散らばり(いちばん大きい数 − いちばん小さい数)の 3 つ。出したらグラフを 2 本並べる
- 全体の数が違うものは、人数のまま比べられない。割合で比べる。割合を書くときは、分母(何人のうち)を必ず一緒に書く
- 平均は、片寄った数が 1 つあると動く。「4 人・5 人・4 人・30 人」の平均は 10.75 人だが、ふつうの日は 5 人くらい。だから散らばりも一緒に見る
- 2 本の棒がほとんど重なっているなら、差があるとは言わない。重なりが大きいほど、差があるとは言いにくい
- 答えはその数から言えることの方にある。「この廊下の 6 日間では」と範囲を付けて言うと、範囲の中の主張はかえって強くなる
- 言えないことには 4 つの型がある。理由の向き(一緒に動いても、そちらが原因とは限らない)、この人たちの分だけ、数が少ない、時期が片寄っている
- 自分の意見(「〜べきだ」「〜がよい」)は、数から出たことと行を分けて書く。混ぜると、数のほうまで信用されなくなる
自分の表から数を 1 つ出して、「〇〇では、△△だった」の形で一文を書く。〇〇には範囲(どこで・いつ・何人ぶんか)を入れる。そのあと、言えないことを 4 つの型から 1 つ選んで、一文足す。
答えの例を見る
例: この廊下の 6 日間、通った 79 人では、黄色の掲示のほうが立ち止まった人の割合が高かった(7% → 18%)。言えないこと(型は「理由の向き」): 色を変えたときに貼る場所も変わっていたので、色が理由かどうかは分からない。
「範囲を付けて言う」は、探究以外でもそのまま使える。学級で何かを決めるとき、部活動で練習の効き目を話すとき、家で何かを勧めるとき。「みんなそう言っている」ではなく「この 15 人に聞いた中では」と言えると、聞く側は判断できる。言える範囲をはっきりさせるほど、その中の話は通りやすくなる。
- 自分が最近「絶対に〜だ」と言ったことの中に、範囲を付けると言い直せるものはないか
- その範囲は、どこで・いつ・何人ぶんか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は最後の回、「作って使ってもらう」。出た数を自分のノートで終わらせず、誰か一人に実際に使ってもらう。そのときに使うのが、今まで取っておいた 4 つ目の問いの型、「どちらがよいか」。最後に、始めたもののやめ方まで決めて、次の問いを書いて終わる。
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