データの収集
授業の後に 15 分。要点を読み、5 問で確かめ、一つ書く。最後に自分の探究へつなぐ
15分 | ひとりで、端末で授業で確かめた答えと比べる
- 集めるときに守るのは二つ。聞く前に断る(何に使うか・どこまで出すか・やめてよいこと)と、名前を集めない
- 名前・住所・学校名・顔写真は記録に入れない。分析に要らないものは最初から取らない。取ってしまうと、消す手間と漏らす危険だけが残る
- 集めたら、集まった件数と集まらなかったものの両方を記録する。0 件でもそのまま書く
- 集まらなかったときの手当ては三つ。代わりの集め方/数を減らす/期間を延ばす。どれを選んでもよい
- 選んではいけないのは、集まらなかったことを書かずに進むこと。次の回で、数の裏が取れなくなる
- 数が多ければよいわけではない。100 件あっても同じ部活の人だけなら、その人たちのことしか言えない。誰に聞いたかを記録に残す
- 計画どおりに行かなかったら、計画の方を直す。直した記録は、自分で進められている証拠になる
今日集めたことを書き出す。集めた方法(アンケート・計測・聞き取り・観察のどれか)/計画では何件で、実際に何件だったか/集まらなかったものと、その理由/選んだ手当てと、いつまでに何をするか。0 件だった人も、どこで止まったかを具体に書く。
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例: 方法「同じ学年にアンケートを配り、家を出た時刻と疲れの点を書いてもらった」。件数「計画 30 件、実際 12 件」。集まらなかったもの「部活の人に聞けなかった。放課後に時間が取れなかったから」。手当て「数を減らす。12 件でそのまま分析し、『この 12 人のことしか言えない』と記録に書いておく」。
断ってから集めること、名前を取らないこと、集まらなかったものを記録すること。この三つは、この 14 回の中だけの決まりではない。人に聞いて何かを調べるとき、いつでも同じ形で要る。特に三つ目は、あとから効いてくる。集めた数だけを見せる人は多いが、取れなかったものまで書いてある記録は、そのぶん信用される。自分のテーマでも、次にやる調べものでも、同じ欄を用意しておくとよい。
- 自分のテーマで、人に聞く場面はどこか。そこで言う断りの言葉は、もう書けているか
- 集まらなかったときの手当てを、先に決めてあるか。代わりの集め方・数を減らす・期間を延ばす、のどれを使うか
ここに書いたメモは 探究ノート に集まる。総合的な探究の時間のテーマ決めや、調べ方を考えるときに開く。まだテーマが決まっていなくても書ける。いま気になっていることを一つ思い浮かべて、そこに当てはめてみる
次回は「整理と分析」。集めたものを、1 行 1 件・列に名前が付いた表にそろえてから持っていく。道具を開く前に、何を確かめたいかを一文で決める。順番を逆にすると、触れた道具の方に問いが引っぱられる。今日書いた「計画と実際の差」は、次回そのまま「言えないこと」になる。12 件しか集まらなかったなら、12 件のことしか言えない。それを負けだと思わなくてよい。範囲をはっきりさせた主張のほうが、かえって強くなる。
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